こんにちは、大学受験予備校の武田塾小牧校です。
夏休みが終わってほとんどの小牧市内の学校が始まりました。
夏休みと違うのが自習時間が取れるのが放課後のみになるので時間が厳しくなってきます。
少ない勉強時間でどれだけ効果を出せるのかは自己分析による調整能力の差になります。
勉強量ではない部分の紹介をします。
目次
1 自己分析で差がつく大学受験
9月に基礎が固まってきて、みんな当たり前に勉強をしている状態になります。
覚えることが終れば次は演習によるアウトプットに移行していきます。
過去問を解いたあとに自己採点をして、落とした問題についてどう振り返れば次に解けるようにできるのかを考えられる人は9月以降も成績は止まることなく伸びます。
解いている時にどうしたら解ける可能性があったのか、どうしたら次は確実に解けるのかを考えることができるようにしなければ、少ない自習時間を最大に活かすことはできません。
解き方を教えてもらったり、参考書や問題集で勉強をするだけでは伸びなくなってきます。
わからなかった所を理解するだけでなく、もう一度解く自分をイメージしてなんとか気づけなかったかを振り返るようにしてみましょう。
2 過去問で大事なのは取れなかった問題
過去問を入試直前に解くという謎の考え方がありますが過去問は解けるレベルに達したらできるだけ早く解きましょう。
過去問は実際に入試で使われた問題なのでこれが解けるようにならないと本番の時に話になりません。
第１志望の過去問であれば５年から１０年分を解いてください。
平均点をだして、落としている問題が何点分くらいあるのかをはっきりさせましょう。
落としている問題のうちどれくらい取れるようになればその年の合格最低点に届くのかを考えてください。
本番までに落としている割合の高い分野の対策を順番にしていく必要があります。
大事なのは間違えて取れなかった問題を、どれくらい対策をすれば取れるようにできるのかという事になります。
3 大問ごとの対策は２週間のサイクルで行う
過去問に入る時点で各科目全範囲の勉強は終えている前提です。
過去問で出されて解けない問題が多い分野を２週間の期間を使って対策をしていきます。
覚えなおしが必要な物は覚えなおす、問題演習が必要であれば問題演習をして聞かれ方答え方を勉強をし直す。
２週間かけて勉強をしましょう。
９月からであればあと５カ月はあります。苦手な分野を１０個は対策できます。
入試問題は１科目で１０個も大問はないので実際のところ３カ月近くあれば対策はできます。
全体的にではなく、期間を決めて大問ごとにつぶしていきましょう。
4 過去問を解いて苦手な問題を把握していく
入試問題は１００点を取る問題ではないのでレベルに応じて解けない問題は混ざっています。
自分にとって解けない問題がどの分野の問題に多いのかを把握していきましょう。
入試で必要な事は合格最低点を上回ることであり１００点を取ることではないので、正解するのが難しいと感じる問題を避ける必要があります。
過去問を通して問題の傾向を探ると同時に正解率の低い問題に関してはどこまで悩むのかも考えましょう。
苦手な問題に関しては類題をストックしておくことと、解き方・悩み方を準備しておく必要があります。
対策の勉強をしているときは理解して自力で溶ける必要がありますが、模試や本番ではどれだけ抵抗をして諦めて次問題に行くのかをきっちり判断できる必要があります。
そのために過去問を利用して自己分析をしておきましょう。
5 9月まとめ
何をすればいいのかわからないと言っている人は偏差値５５以上のところに合格するのはかなり厳しいです。
過去問を数年分を解いて、正解率を確認して、合格最低点までどの科目でどれだけ取れるようにしなければいけないのかを早く把握しましょう。
国公立志望の受験生は9月から11月の3カ月の間で受験レベルの問題にたいしてどれだけ対策ができるのかが勝負です。
12月以降は共通テストに集中しなけばいけないのでどうしても2次対策は止まります。
私大志望の受験生はここからはずっと過去問対策です。
過去問を解くことによって何ができれば合格に届くのか、何ができなくても合格に届くのかを意識して過去問対策に取り組みましょう。
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