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古典作品を楽しんでみよう!~武田塾神戸板宿校講師より~

こんにちは!

武田塾神戸板宿校講師の岡田です。

今回は少し趣向を変えて、古典作品についてお話しようと思います!

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そもそも古文の勉強は好きですか?

「読んでも意味が分からない」
「誰が何しているのかわからない」

こんな声をよく聞きます。

しかし私は、何を隠そう大の古典好きです。

今後は古典を大学で研究しようかなと考えています。

古典が苦手な方に今回は、私の好きな古典作品を紹介しようと思います。

古典嫌いが少しでも克服されますように!

私の大好きな作品は、「落窪物語」です!

知っている人はそんなにいないのではないかな、と思っています。

この物語は、落窪姫と呼ばれる姫が主人公です。
この姫はたいそう美しく、教養もある、その時代なら間違いなくモテモテの姫なのですが、年頃になっても契りを交わした人はいません。

それはなぜか?

なんとこの姫、継母である北の方に疎まれ、年頃であるというのに部屋のひとつも与えられておらず、床のくぼんだ所に住まわされているのです。

なので名前が「落窪姫」。

そんな姫が、唯一自分に尽くしてくれる阿漕という女と共に幸せを手に入れるまでのお話です。

この話、実は日本版のシンデレラとして有名なんです。
シンデレラらしく、屋敷の皆で参拝に行く際に一人取り残されるというエピソードもあります。

そして王子さまは右近の少将。とても顔立ちが良く、将来も有望なので、それをいいことに女遊びがかなり激しい男です。

しかし落窪姫を見初めてからは、ぱったりと女遊びをやめてしまう一途なところもあります。

意地悪な北の方のせいで外にも出してもらえない落窪姫と右近の少将が出会い、幾多の困難を乗り越えて結ばれるまでの物語です。

個人的に好きな場面は、従者である阿漕が右近の少将に「落窪姫と結婚するなら女遊びをやめ、生涯落窪姫だけを愛せ」と詰め寄る場面です。

この時代、一夫多妻制は当たり前であり、ステータスのひとつですらあった時代です。

阿漕は落窪姫を思うあまり、無理な注文をつけます。
阿漕の思いやりと右近の少将の男気が見える、素敵な場面です。

今回は、大好きな古典作品について話をしました。

勉強だと思うと古文が嫌になるかもしれませんが、作品として純粋に読むと、とても面白いものばかりです。

ぜひ一度、読書として古典作品を読んでみてください。

苦手が得意に変わるかもしれませんよ!

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