みなさんこんにちは!
北千住校講師のH.Fです!
今回は普段の特訓でよく生徒から質問を受ける英文法について書いていきたいと思います。
このブログを今見てくれている皆さん、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
早速ですが、以下の括弧に埋める単語はわかりますか?
① This is a hotel () I went last week.
➁ This is a hotel () I visited last week.
似たような2文を並べてみましたが、()に入れる単語の違いはわかりましたか?
生徒にこれを出題すると、場所を修飾しているからwhereと答える人が多いのですが、先行詞が場所ならばwhere、時ならばwhenと機械的に言えるとは限らないのです。
大切なのは後ろの文が完全文か不完全文かを見分けることです!
①はI went last week.で文が完結しているのに対して、➁はI visited ()last week.とvisitedの目的語が欠けていますよね。
よって➁は主語または目的語が欠けていて先行詞がモノの場合なので、()にはwhichが入ります。
逆に①は欠けているものがないので、副詞的に考える、あるいはwhere=前置詞+whichと考えて、元の文がI went to a hotel last week.だと考えるとしっくりくるのではないでしょうか。
もちろんこの時に必要になってくるのは動詞が自動詞であるか他動詞であるかなのですが、これは多くの英文に触れる過程で自然と覚えていくものでしょう。
いずれにせよ、英文を読んでいて関係代名詞、関係副詞が出てきたら完全文か不完全文かを意識しながら読むといいと思います!
答えは①がwhereで➁がwhichでした。
次の問題に移りましょう。
③He has three sons who live in America.
④He has three sons, who live in America.
さて、カンマがあるかないかだけの違いですが、この2文の違いが分かりますか??
生徒に聞いてみると、③カンマがないほうが制限用法であり後ろから修飾するように訳せばよくて、④カンマがあるほうは非制限用法であり前から訳せばよいと言われることが多いです。その理解はもちろん正しいですが、もう一歩踏み込んで考えてみましょう。
③と④で彼には何人の息子がいるでしょうか?
どっちも3人だよ!と答える人が多いと思いますが、実際はそうとも限りません。
③を訳してみると、「彼にはアメリカに住んでいる息子が3人いる」となりますよね?
ここで、「アメリカに住んでいる息子」に制限されているのがわかりますか?
彼にはアメリカに住んでいる息子が3人いるのであって、彼の息子の人数が必ずしも3人であるとは限らないのですね。これが制限用法の“制限”たる所以です。ひょっとしたら日本に住んでいる息子もいるかもしれませんよね?
では④はどうでしょうか?訳してみると、「彼には3人の息子がいて、そしてその息子たちはアメリカに住んでいる」となります。
今度は制限していないので、彼の息子は3人で確定です。
そしてその3人ともアメリカに住んでいるという追加情報がカンマ以降で書かれていることになるのです。
カンマがあるかないかの違いですが、意外と大きな意味の違いを持っているのですね。
いかがでしたか?
今回は意外と見落としやすい英文法に関する問題をいくつか紹介しました。
英文法を勉強するときは機械的に覚えることももちろん大切ですが、時には一歩踏み込んだ理解をしてみるのも楽しいですよね!ここまで読んでくれたみなさん、上記の文章をぜひ理解して覚えていってください!
それでは次回もお楽しみに!
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