こんにちは!武田塾北千住校です!
今回の内容は、「助動詞」です!
みなさん助動詞はしっかり分かっていますか?使えていますか?
助動詞にはそれぞれ複数の意味・用法があったり、似ている表現があったりとひっかかりやすい(出題者的にはひっかけやすい)部分があります!
ですから、それぞれの助動詞の用法をしっかり理解し、見分けることが重要です。
また、いわゆる定型表現のようなものはしっかり覚えておかなければなりません。
ここでは比較的狙われやすい助動詞に関連する問題を見ていきたいと思います。
もし、知識があやふやだなという方があれば、ここで確認しておきましょう。
それでは問題です。
空欄に入る最も適切な選択肢を選びなさい。
1.The authority ( ) listened to the voices of the people.
(ア)ought to (イ)should be (ウ)should have (エ)ought to have been
2.If you had not helped us, our work ( ) completed.
(ア)should be (イ)can be (ウ)has been (エ)would not have been
3.It is required that the documents ( ) within a week.
(ア)are submitted (イ)should submit (ウ)should be submitted
(エ)submit to
4.Mary is a calm person, but she ( ) a short temper.
(ア)used to be (イ)will be (ウ)was used to being (エ)be
5.When you come here, you need not ( ) them.
(ア)to bring (イ)bring (ウ)to have brought (エ)brought
解けましたか?
他にもまだ出やすい問題はありますが、とりあえずはここにあるものは分かるようにしておきましょう。
それでは正解を見ていきましょう!
1.(ウ)
これは「should have 過去分詞」で「~すべきだった(のにしなかった)」という意味の表現に関する問題です。いわゆる定型表現と言われるものですね。他にも「must have 過去分詞」というのもありますね。またこの問題は、仮にこれらの表現を知らなくても解くことが出来ます。まずlistenは自動詞ですから受動態を作ることは出来ませんね。ですから、(イ)と(エ)はあり得ません。また、ought toも助動詞ですから後ろは原形でなければいけませんので(ア)も不可能です。
2.(エ)
これはとある文法事項に気づければ、すぐに正解が分かったかと思います。それは仮定法過去完了です。選択肢にshouldやcanもあるので、一見助動詞の使い分けに関する問題に見えますが、仮定法に気づければ正解は明確ですね!
3.(ウ)
これは以前に書いた仮定法に関する記事を読んだことのある方は正解が分かったかもしれません。「要求・提案・命令を表す動詞がOとしてとるthat節内の動詞はshould原形、または原形になる」というルールがあったかと思います。本問中のrequiredはもちろん要求を表す動詞ですから、このルールを適用してあげれば正解は(ウ)だと分かりますね。なお、Itは形式主語で、that以下が真主語、かつis requiredと受動態になっていることに気をつけましょう。ちなみにthat節内の主語であるthe documentsは提出されるものですから受動態ですね。
4.(ア)
これはよくひっかけ問題として出題されやすいものです。used toとbe used toの違いですね。とてもよく似ているので、しっかり覚えていても試験本番でどっちがどっちかど忘れしてしまうということが起きるので気をつけましょう。used toは「かつては~だった」とか「昔はよく~したものだ」という意味になり、過去の習慣を表し、現在と対比するニュアンスを含んでいます。一方、be used toは後ろに名詞または動名詞をとり「~に慣れている」という意味になります。よって、正解は(ア)になります。
5.(イ)
これはneedの見分けに関する問題です。needが本動詞か助動詞かという問題です。本動詞の場合はneed to doとなりますが、助動詞の場合はneed原形となります。また本問ではneed notとなっていることから、このneedは助動詞であることが分かります。needが本動詞であった場合は、don’t needでなければなりません。よって、正解は原形の(イ)になります。
いかがでしたか?
今回は狙われやすい助動詞に関する問題をいくつか紹介しました。
他にも慣用表現も出題されやすいですし、何より助動詞はそれ単体としてというよりも、他の文法事項と絡めて出題されることが多いです。
他と合わさることで、問われていることに気づきにくくなってしまうので気をつけましょうね。
それでは次回もお楽しみに!
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