こんにちは！武田塾北千住校です！
今回の内容は、「受動態Part1」です！
受動態は学校の授業でもわりと始めの方に習う単元だと思います。
でも、意外と苦手な人が多い部分でもあります。
さらには、自分が苦手だと気づいていない人が多いところでもあるのです！
ですから、分かっているつもりでいざ問題に取り組むと間違える人が続出するのです！
しかし、受動態は基本的な作り方を押さえておけば解ける単元なので、ぜひここで確認しておきましょう。
☆受動態の原則
受動態を作りえるのは他動詞のみ、つまり第三・四・五文型の時だけ！
～受動態の作り方～
①能動態の文のO（目的語）をS（主語）にすえる
②Vは、主語と時制に合わせたbe動詞＋動詞の過去分詞に書き換える
③残りの要素は基本的にそのまま引き継ぐ
上の原則と作り方をまずは頭に入れておきましょう！
例えば、The flag was risen by him.なんて文は存在しないのです！
risenは自動詞riseの過去分詞ですから、本来SVという形で使う動詞で、元からOが存在しないので受動態は作りようがありません！
上の例文の正しい形は、The flag was raised by him.です！
この文を能動態に戻してみると、He raised the flag.となりますね。
これはSVOの第三文型ですから、受動態を作ることが出来ます。
受動態で分からなくなったときは、一度能動態に戻してみると考えやすくなりますよ！
それでは問題を見てみましょう！
以下の文を可能であれば受動態に書き換えなさい。
1．He wrote this book in 2000.
2．Taylor became a teacher after graduation from university.
3．He gave her this book.（２通りに）
4．John wanted Mary to help with his assignment.
書き換えられたでしょうか？
元の文型を正確に把握していれば、あとはルールに従うだけで簡単に作ることが出来ますよ！
1．This book was written by him in 2000.
この文は第三文型ですから、OのThis bookを主語に据え、Vは三人称単数なのでwas writtenにします。
次に、能動態の主語、つまり動作主を「by＋動作主」とおいてあげます。
前置詞句in 2000はwroteを修飾する副詞句なのでそのまま引き継いであげれば完成です。
※前置詞句〈by him〉と〈in 2000〉の位置が入れ替わっていても問題ありません。
2．書き換え不可
この文は第二文型でOがありませんので、受動態を作ることは出来ませんよ！
3．（パターン①）She was given this book by him.
（パターン②）This book was given (to) her by him.
まずこの文は第四文型です。
herとthis bookは共にOですから、どちらをSにするかで二通り作ることが出来ます！
パターン①ではherをSにおき、それに合わせて動詞を三人称単数過去形でwas givenに書き換えます。
もう一つのOのthis bookはそのまま引き継いで、最後にby＋動作主をつければ完成です。
パターン②はthis bookをSにおいたものです。
①と同様に、基本ルールに沿えば作ることが出来ます。
ただ、もとの文自体がHe gave this book to her.と第三文型に書き換えることが出来るので、受動態にしたときにherの前にtoを入れても構いませんよ。
4．Mary was wanted to help with his assignment by John.
この文は第五文型で、OのMaryをSにして受動態を作ることが出来ます。
後ろに続く不定詞句（to～assignment）はルールにならって、そのまま引き継げば大丈夫です！
いつも通りby＋動作主で完成です。
いかかでしたか？
今回は受動態の基本的なルールを確認していきました！
とくに受動態の原則を忘れてしまっている方も多いようですので、しっかりとこの基本は覚えておきましょう！
次回の文法上の基礎・注意点について書いていく予定ですのでお楽しみに！
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