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古文が驚くほどわかるようになる勉強法4選

今回は、古文を勉強したけどそれでも読めない人向けへのメッセージです。

春から古文の勉強を続けていても、マーク模試などを受けて、「古文が全く読めなくて成長している感じがしない」感じる人が多いと思います。

僕自身も受験生時代、今の時期に古文は全く読めませんでした。

このように、古文の成績が伸び悩んでいる人向けに注意するべき古文学習のポイントを4つ紹介します!

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①とりあえず3周読んでみる

古文には文章があり、その後に問題がありますが、いきなり問題を1周目から解いていませんか?

それは絶対にできないです!

古文が得意な人でも1周目での理解は困難で、英語とは異なる勉強法が必要になります。

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古文の上級者は、まずは1周サラッと2~3分で読みます。

そして大体の内容を把握しますが、この段階では細かい内容は全然わかりません。

理想は2周目から読みながら解いていく形になります。

苦手な人は2周目も少し不明な部分があると思うので、2周目もまた読んで、3周目から解き始めていくくらいでいいと思います。

模試などでは時間の関係であまり活用できませんが、普段の勉強ではまず3周読んでから解いていくことをオススメします!

また、学校の定期テストや模試で、文章の途中で少しでもわからない単語が出てきたり、文脈が追えなくなったりすると「あぁもう無理!」と言って諦めた経験がある人もいるのではないでしょうか。

古文が嫌いな人は途中で諦めてしまうことが多々あります。

「選択肢を適当に解いてやる」みたいな感じになって永遠に成績が伸びないことはあるあるです。

もちろん、こういったことは英語にもあります。

わからない単語が出てきたり難しい構文が出ることもあるからです。

そこを多少飛ばしながらでも、文脈を取れればよいというのは英語独特の勉強法です。

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古文は、全体を読まないと内容が理解できないです。

例えば、問題文の終盤まで読んでやっと全体像が理解できることがあります。

「オチ」から逆算することで、冒頭のあいまいだった部分の意味がつかめることもあります。

なので、古文が苦手な人はとりあえず3周は黙って堪えて読んで、わかる部分だけつなげていけば

「もしかしてこの文章はこんなストーリーなのか?」

と内容がつかめてくるかもしれません。

どうしても1周目で無理に問題を解くと挫折しがちです。まずは3周読んで理解度を高めていきましょう!

 

②人物関係図を作ろう

当たり前ですが、古文には登場人物がいて、小説やアニメ、漫画などに共通する一つのストーリーです。

古文が苦手な人は人物に注目できていない可能性があります。

前書きなどに重要な情報が書かれていてもサラッと読んでしまってしませんか。

苦手な人は登場人物の情報を軽視している傾向にあります。問題を解く前に登場人物について把握しましょう。

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登場人物の様々な情報を理解しておくだけで古文の問題の解きやすさが大きく変わってきます。

「この人は何者なんだろう?」

「この人とこの人が結婚しているのか!」

などが分かるだけでもストーリーが頭に入ってきやすくなります。

まずは、人物が出てきたら一回立ち止まりましょう。

注意書きにヒントがあったり、文章中に説明がついていることもあります。

それを整理しながら解いていきましょう。

そのために、人物が出てくるたびに人物関係図を空きスペースに書いていくことをオススメします!

そしてその関係図を振り返ればさらに理解度が深まるでしょう。

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全体の流れは、

人物が出てきたら立ち止まる→人物関係図を書く→また読み始める→2回目に出てきたときに人物関係図を確認する

これを繰り返していきましょう。

古文の登場人物はMAXでも4~5人です。

この4~5人を抑える作業が必要です。

また、古文はアニメや映画と違い、文章なので、読んでいるときに頭の中で情景が浮かぶことが理想です。

1周目は難しくても2周目は必ず想像しましょう。

 

③ストーリーを語れるようにする

皆さんは点数が悪かったとき、「問題の解き方をどうしよう…」という点ばかり見てしまいがちです。

なので、問題の解説ばかり見ているけれど、そもそも文章が読めていないケースが多いです。

ストーリーが理解できれば、文法問題以外は正答できるはずです。

古文で復習するべきなのは、問題の解き方やアプローチではなく、文章の内容やストーリーが理解できていたかを復習するべきです。

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そのためには②で説明したように人物関係図を作って整理したり、ストーリーを映像化することが重要になります。

古文では文章の正確な理解と復習が重要です。文章のストーリーが語れるレベルを目指しましょう。

ここで余談ですが、平安貴族の町の風景や京都の町のイメージ、お坊さんやお寺のイメージが脳内にないと映像化が行いにくいです。

そのため、「あさきゆめみし」という源氏物語を漫画化した本があるので、高1、高2生でイメージが全く浮かばない人は読んで見るのも一つの手です。

また、「富井の古文読解をはじめからていねいに」で古文常識のパートがあるので、そこを読むとイメージが浮かびやすくなるかもしれません。

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そういった古文常識は押さえておきましょう。

 

④省略を補う読み方を身につけよう

「富井の古文読解をはじめからていねいに」や「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」、「とってもやさしい古文」でも書かれていることですが、古文は省略が多い文章で、その省略を補う必要があります。

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古文の世界でなぜ主語が省略されているかというと、「状況的に明らかにわかる主語は省略する」傾向があるからです。

古文では文章から推測を立てることで省略を補いながら読解することが重要です。

例えば、「敬語が使われているからこの人は身分が高い人だな」といった推測ができます。

古文は苦手な人ほど同じスピードで読んでいきますが、そうするのではなく、主語が分からなくなれば一度立ち止まるべきです!

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「ここで急に主語が抜けている!」、「これは誰が行った?」

となれば一度考える必要があります。

「次はセリフが始まったな」→「このセリフは誰が誰に言った?」→「状況的に〇〇が△△に言ったセリフだな」

という様に一個ずつ立ち止まりながら読んでいくと古文の文章は読めるはずです。

それを考えずに単にすらすら読むだけでは古文を読めるようにはなりません。

省略が多いので古文は目の前の情報だけでは完成しません。不足している情報を考えて読み進めましょう!

基本的には古文単語や古典文法もありますが、日本語が多いので読み方さえ気を付けるとそれだけで読める文章も出てきます。

現代文でも具体と抽象が行ったり来たりするという流れで、抽象で重要な部分は少し丁寧に読んだほうが良くて、具体でそこまで大した話をしていない場合はスピーディーに読んだほうが良いといった、全体をとらえる上での読み方は古文と似ています。

古文の書く文章のストーリーを正確に把握し、誰のどんな物語かを語れるようにしましょう!

 

最後に

文章を理解せずに解説を読んでも意味がないです。古文の勉強の進め方自体を見直してみましょう。

文章のストーリーが言えていないのに、問題の解説を読んでもあまり効果はありません。

ストーリーを理解することを重要視して勉強してみてください。

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その点、武田塾の古文の参考書ルートはその部分の勉強が行いやすいです。

「富井の古文読解をはじめからていねいに」、「とってもやさしい古文」、「岡本梨奈の1冊読むだけで古文の読み方&解き方が面白いほど身につく本」などはそのような理由で選んでいて、「岡本梨奈の古文ポラリス1」も解説が詳しく、内容の部分まで踏み込んだ解説になっている点が良いので、参考書ルートはこれらをもとに組まれています。

 

ここまでできれば古文が得意になれる!

今回紹介したことを意識して、古文読解を得意にしましょう!

受験生の皆さん、勉強頑張ってください!

 

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