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大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 勝田台校」です!!
本日のテーマは、
~文系ver~ 選択科目の選び方! です!
大学入試の選択科目にはさまざまな種類があります。
それぞれ特徴が異なり利用できる大学や大学ごとの難易度も変わっていきます。
選択科目選びで失敗しないようにこの記事を参考にして決めていきましょう!
科目ごとの詳細
地歴
日本史
日本史の特徴として文化史の出題率が世界史に比べて1割ほど高い傾向にあります。
日本史を選ぶメリットとして、すでに小中学校で基礎知識を学んでいることが挙げられます。そのため知識がすんなりと入ってきやすいです。さらに、暗記する範囲も世界史と比べて狭いです。
デメリットは深い知識を求められることです。暗記する量が少ない分、掘り下げた知識が必要になってきます。
さらに、日本史は大学のレベルによってどれだけ掘り下げた知識が必要になるかが変化するため、難易度が変わりやすいです。偏差値が60よりも低い大学や共通テストの場合、世界史よりも難易度が低いことがあります。
偏差値が60よりも低い大学を受験する人や国公立志望で共通テストを受験する人などは日本史を選択することをおススメします。
世界史
世界史を選ぶメリットは、日本史に比べて一つ一つの知識が浅いため一度覚えてしまえば点が取りやすいです。ですが覚えることが日本史に比べて1.3倍ほどあるので、覚えるまでが大変です。
世界史は大学のレベルが変化してもあまり深く掘り下げられることはないので、難易度が変わりにくいです。ですので、偏差値が60よりも上の大学に行きたいという場合、世界史の方が有利になる可能性が高いです。
また、国際系の学部学科の場合世界史のみ受験可能としている場合があるので注意が必要です。
地理
まず、地理は受験できる大学が日本史、世界史に比べて圧倒的に少ないです。
例えば早慶の場合、早稲田大学の教育学部、慶應大学の商学部しか受験できません。(早稲田大学の政治経済学部、国際教養学部は一般入試が共通テストを使用するため地理利用可。)
MARCHの場合も合計で10学部程度しかありません。
ですので、私立文系に進む方には地理はオススメできません。
ですが、国公立志望の方には一押しの科目です。
主な理由として、
・暗記量が日本史、世界史に比べて圧倒的に少ない
・二次試験でも利用できる からです。
公民
政治経済、現代社会、倫理、倫理・政経の4つを総称して公民と呼ばれます。基本的に公民は歴史系科目に比べて覚えることが少ないため比較的早く勉強を終えることが出来ます。その分受けることができる大学も歴史系科目に比べて少ないため注意が必要です。
主に政治経済は私立と国公立の両方、現代社会と倫理、倫理・政経は国公立を志望する方が2科目目に選択するという形になります。
政治・経済
政治経済と現代社会の大きな違いは、現代社会には倫理の範囲が少し入っていることです。そのため、政治経済は現代社会に比べて範囲は狭いですが、深い知識が必要になってきます。地歴でいう日本史に近い感覚です。
しっかりと勉強すれば満点が取れる科目であり一通り覚えるまでにかかる時間も歴史系に比べても短いので、歴史が苦手な人や英語に時間を割きたい人におススメです。
筆者としても私立文系に進みたいという方に一押しの科目です。
現代社会
現代社会の特徴として、前述した通り政治経済とは違い、少し倫理の内容も含まれます。そのため、範囲は広いのですがその分浅い内容となっています。地歴でいう世界史に近い感覚です。さらに、少しの時間である程度の点数を取れるという点で優れています。
この科目は少しの勉強で高得点を狙いやすいですが、その分満点を取りにくい科目となっています。なぜなら、必ずと言っていいほど対策しづらい時事問題が出題されるからです。
ですのでどうしても現代社会じゃなきゃダメ!という方や社会2科目にかける時間がないという方でなければ無難に地理や倫理政経を選ぶことをおススメします。
倫理
倫理は政治経済と現代社会とは異なり、ただ文章を読み用語を覚えるのではなく、それらについての論理的な思考力が問われる科目です。
ですので、論理的な考え方をするのが好きな人におススメします。
また、倫理・政治経済という科目も存在します。倫理・政治経済は単純に倫理と政治経済が組み合わさったものと考えて大丈夫です。難関国立大学を志望する人は基本的に歴史2科目か歴史1科目+倫理・政治経済(地理)を選択することになります。
国公立志望だけど行きたい大学が明確に決まっていないという方は、倫理政経又は地理を選択しておくといいでしょう。
数学
文系の選択科目と言ったら地歴・公民と思う方も多いと思いますが、実は数学でも受験できます。
ただ、大学によっては数学で受験できないところもあるので注意が必要です。
数学を選択するメリットとして、まず高得点を取りやすいです。数学は公式をしっかりと覚え使いこなせることができれば、どんな問題が来てもある程度対処できます。また、学部によっては大学の講義で関数や微分を使うところもあるので、入学後の数学でつまずかなくなります。(経済・経営・商学部など)
しかし、その分デメリットも多いです。例えば数学は勉強する範囲が広い(文系の場合数Ⅰ・Ⅱが必要)ので、英語や国語などの科目に時間を割きにくくなってしまいます。さらに問題によっては大問ごと落としてしまうこともあり、低得点も出やすくなってしまいます。
経済・経営・商学部などを希望する方や数学に苦手意識を持っていない人は、ぜひ数学選択も考慮してみてください。
選択科目の選び方
以上のことを踏まえて、これから選択科目を決めるという方には、
・行きたい大学が明確にあり、その大学の受験科目に政経がある場合は政経がオススメ。
・行きたい大学が決まっていない場合や政経を受験科目にできない大学を受験したい場合、そして国公立大学を志望する人は、目安として、
偏差値60以上の大学に行きたいなら世界史、
偏差値60以下の大学に行きたいなら日本史がオススメです。
・行きたい学部が経営学部や経済学部など統計学のような数学を学ぶことがある学部の場合は、入学後の学業のことを考えると数学がオススメ。
・国公立に進学したい方で社会2科目受験する場合、一つ目に日本史か世界史、二つ目に倫理政経か地理がオススメ。
となります。
まとめ
今回は文系の選択科目の選び方についてお伝えしました。
科目に迷われている方は、上記のことを参考に選択科目を選んでいただけたらなと思います。
ですが、あくまで参考程度に収めていただけたらなと思います。
一番大事なことは本当に行きたい大学が指定する選択科目を勉強することです。
選択肢が多すぎて決められない、と感じたらもう一度この記事を読み返してみてください。
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