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【農学部】農業をするの?具体的になにをするの?学科別に解説!

【農学部】なにをするの?学科別に解説!

【農学部】農業をするの?具体的になにをするの?

京都市西京区、阪急京都線桂駅西口から徒歩1分のところにある

学習塾・予備校である武田塾桂校です。

 

今回は、農学部では何をするのか、

どのような学科があるのか紹介していきます!

 

・農学部では何をしているのか知りたい人

・理系に進んだはいいけど、学部を決めきれていない人

にオススメできる記事になっています!

 

 

農学部ってどういう学部?

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農学と聞くと、

農業をすることだと考える人も多いのではないでしょうか。

 

たしかに、農業に関わる研究も多くあります。

しかし、それだけではありません!

 

農学は

あらゆる生き物を対象にし、

生命・食・環境などに関わることを学ぶ

幅広い分野にまたがる学問です。

 

農学部では、

農業や林業、畜産業に関することや、

それを取り巻く環境、流通、

また生き物そのものについてなど

さまざまな分野を学ぶことができます。

 

近年では、最先端の分野である

バイオテクノロジーを取り扱っていることから、

注目度の高い学部でもあります。

 

遺伝子組み換えというワードはほとんどの人が

耳にしたことがあるのではないでしょうか。

それもバイオテクノロジーの1つです。

 

 

しかし、農学部で幅広い分野を学べるとはいっても、

実際は受験の時点で学科を選ぶ必要があるため、

全てを学ぶことはできません、、

そのため、学科選びは今後の大学生活での学びにおいて

とても重要になります。

 

 

農学部にある学科

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農学部にはどのような学科があるのか、

国立大学10校を参考に

分類し、まとめてみました。

 

生命科学系

 

生物学と化学の両面から

さまざまな生命現象を分子レベルで解明し、

その機能の利用と技術開発を学びます。

そして、研究を通じて

食と健康などの人類が直面する諸問題の解決を目指します。

 

近年では、

生物の持つ能力や機能を利用して

人間の生活に役立とものを作る

バイオテクノロジーが注目されていますが、

生命科学系の学科では

その専門知識や技術を学ぶことができます。

 

資源生物系

 

生物やその能力は資源として捉えることができます。

資源生物系の学科では、

資源生物とそれらの相互関係、取り巻く環境などを

遺伝子から生態系レベルまで幅広い視点から学びます。

そして、生産性の向上、資源生物の利用・開発・保護、

生育環境の保全などを目指します。

 

大学によれば、

動物資源と植物資源で学科が分かれているところもあります。

また、海洋生物を研究対象としているかどうかも

大学によって異なります。

 

森林科学系

 

多様な森林資源の持続的生産や

循環的利用、保全について学びます。

また、

森林が提供するさまざまな資源、環境についても学び、

木材由来の生物材料や温室効果ガスの排出抑制、

人間との共生関係についての研究も進めます。

 

森林だけでなく、

農村生産環境の改善や整備、緑地環境の保全や創造

といったことについて学ぶ大学もあります。

 

食品科学系

 

食品の栄養価や味覚・食感、機能性食品などについて学びます。

※機能性食品

・・・科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品

 

人々の健康増進や疾病予防に役立つ

食習慣や食品・医薬品の研究につなげます。

 

食品に特化した学科がある大学はそれほど多くありません。

 

農業経済学系

 

農業、農村、環境に関する社会経済的諸問題を学び、

その解決につなげます。

環境と調和した持続的農業生産・農村社会システムの構築を

目指した学びができます。

 

環境工学系

 

水資源、土地資源の利用と保全について学びます。

また、作物の生産管理・加工・収穫・貯蔵・流通

に関する機械、システムの設計などを学ぶとともに、

バイオマス・エネルギー開発などのあり方や技術

についても学びます。

環境工学系の学科では

対象となる生物資源について学んだうえで

工業的な手法による、環境と調和した食料生産を目指します。

 

農学部に向いている人

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農学部は、食や環境に興味がある人に向いている

学部になります。

・食を通して社会に貢献したい

・自然、生き物が好きだ

・最新のバイオテクノロジーに興味がある

といった方は農学部で楽しく学べると思います。

 

筆者の周りでは、

食品系の方向に進みたいという理由から

農学部に決めたという人が多いように感じます。

 

また、農学部では、生物の勉強が

大部分を占めます。

高校で習ったことをさらに深堀りした内容を学ぶので、

生物や化学が好きだ、興味があるといった方に

向いているでしょう。

 

実際、筆者は高校生の時、物理・化学選択で、

生物の知識がほとんどない状態で入学しました。

授業は高校生物の知識がある前提で進められていくので

絶賛苦戦中です、、

 

農学部に進むと決めた方には

理科は生物を選択することをおすすめします!

そんなこといわれても、もう物理選択で進んでしまったという方は、

入学が決まった後に基本的な生物の知識は

学んでおくことをおすすめします。

 

まとめ

 

最後に、

農学部にはどのような学科があるのかまとめておきます。

 

・生命科学系:

生命現象を分子レベルで解明し、

その機能の利用と技術開発を学ぶ。

 

・資源生物系:

資源生物を遺伝子から生態系レベルまでの幅広い視点から学び、

資源生物の利用・保護などにつなげる。

 

・森林科学系:

森林資源の生産や利用、保全について学ぶとともに、

森林が提供する資源、環境について学ぶ。

 

・食品科学系:

食品の栄養価や味覚・食感、機能性食品などについて学び、

健康食品・医薬品の研究につなげる。

 

・農業経済系:

農業に関する社会経済的諸問題を学び、

農業生産・農村社会システムの構築を目指す。

 

・環境工学系:

水資源、土地資源の利用と保全について学ぶとともに、

工業的な手法による、環境と調和した食料生産を目指す。

 

今回紹介した分類は、

筆者が調べたものと、

農学部に属している人間としての経験から

作成されたものになっています。

紹介した学科は

そこからさらに分かれている場合や

組み合わさっている場合もあります。

詳しいことは、各大学のホームページに

のっているので、ぜひ自分で調べてみてください。

 

この記事を機に

農学部に興味を持ってもらえたり、

自分が進みたい方向が見えてきたりしてもらえれば

嬉しく思います。

 

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