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【共テ編】現役合格者が語る!名古屋市立大学人文社会学部の入試対策

【共テ編】現役合格者が語る!名古屋市立大学人文社会学部の入試対策

みなさん、こんにちは!

大学受験対策塾・予備校の武田塾春日井校です。

武田塾春日井校は、勝川駅から徒歩2分の大学受験対策塾・予備校です。武田塾春日井校は受験生を全力で応援しています!

 

今回は、武田塾春日井校で講師を務める筆者が自身の経験をもとに名古屋市立大学人文社会学部の入試対策(共通テスト対策)についてお話ししていきたいと思います。

 

本題に入る前に、軽く私の自己紹介をさせていただきます。

・学年...2003年生まれ(現在大学1年生、23年4月から大学2年生)

・在学中の大学...名古屋市立大学人文社会学部心理教育学科

・合格した大学...南山大学(人文・法)、中京大学(心理・法)、愛知大学(法)、名城大学(法)

・経歴...高校3年生の秋頃まで武田塾チャンネルなどの情報を見ながら参考書による独学で受験勉強に取り組む。12月頃に武田塾春日井校に入塾。現在、武田塾春日井校で講師としてアルバイト中。

・共通テスト教科選択...日本史B、化学基礎、生物基礎

・受験生時の得意教科...国語・英語

・受験生時の苦手教科...数学・理科

 

名古屋市立大学人文社会学部の入試概要

名古屋市立大学には心理教育学科、現代社会学科、国際文化学科の3つの学科があります。

それぞれの学科間に大きな受験科目の差はありません。

共通テスト、二次試験の受験科目は以下の通りです。

 

※2024年3月28日追記:下記の情報は令和6年度入試以前の内容になります。令和7年度入試より、「地歴・公民」の名称が変更され、また新たに「情報」が追加されます。「情報」の扱いについては学科毎に異なるため、詳しくは大学の公式ホームページをご覧ください(入学者選抜の変更点について | 入試情報 | 名古屋市立大学 (nagoya-cu.ac.jp))。内容は今後変更になる可能性があるため、最新の情報を確認するようにしてください。

 

共通テスト

【必須】国語(100)、数学Ⅰ・A*1(100)、外国語〈英・独・仏・中・韓〉(100[20])※(リーディング[リスニング])

【選択】地歴〈世B・日B・地理B〉(100)、公民〈現社・倫政〉(100)、理科*2〈物基・化基・生基・地基・物・化・生・地〉(100)の中から2科目*3

*1...国際文化学科のみ、「数Ⅰ」も選択可。

*2...理科の基礎科目は2科目で1科目とみなす。

*3...地公から1科目必須。

二次試験

国語(200)、英語(200)

*二次試験配点比率...44%

 

※上記の情報は全て前期日程のものです。

 

 

名古屋市立大学は国公立大学のため、共通テストと二次試験の2つの試験を受けることが必要になります。

二次試験配点比率が44%ということは共通テストの配点比率が56%を占めるということなので、若干ではありますが共通テストの配点のほうが高いということになります。

とはいえ、共通テストが4~5教科で計500点満点、二次試験が2教科で計400点満点と考えると二次試験も決して侮れませんし、二次試験での逆転も十分可能だと言えるでしょう。

実際、私は共通テスト終了時点での判定(河合塾バンザイシステムなど)はほとんどがC判定でしたが、二次試験で微量ではありますが巻き返し、無事合格することができました。

「二次試験編」でも述べますが、名古屋市立大学の二次試験の問題はかなり難易度が高いため、共通テスト対策をしていく中でも二次試験に必要な国語と英語に関してはより高いレベルで完成させることが必要になってきます。

 

名古屋市立大学人文社会学部の入試対策【共通テスト編】

ここからは具体的な共通テスト戦略についてお話ししていきます。

各科目の具体的な対策についてはまた別記事等で触れるので、ここでは名古屋市立大学人文社会学部に合格することに特化した戦略をお話しできればと思います。

常に「換算得点」を意識する!

「入試概要」で述べた共通テストの受験科目についてもう少し詳しくみていきましょう。

模試などの素点と比較して、

国語...200→100

リーディング...100→80

リスニング...100→20

となっています。

国語は1問8点など元から配点の高い問題が多いのでこの換算は妥当だと思いますが、注目すべきは外国語です。名古屋市立大学のリーディング:リスニングの比率は4:1であるため、リーディングは80点満点、リスニングは20点満点になります。

極端な話ですが、

素点でリーディング50点・リスニング100点の人は換算得点では100点満点中60点、

素点でリーディング100点・リスニング50点の人は換算得点では100点満点中90点

ということになります。リーディングとリスニング、どちらを重点的に対策すべきかは明白です。

 

これらの換算を踏まえた上で、名古屋市立大学人文社会学部の共通テストは500点満点となっています。共通テストの素点は900点満点ですが、常に意識すべきは換算得点のほうということになります。実際、私も模試やパック問題を解く度に換算得点を算出して、どの科目があと何点上げられるかということを考えていました。

選択科目選びは慎重に!

続いては選択科目に関するお話です。名古屋市立大学人文社会学部では地歴、公民、理科から2科目選択を行うことになっています(地公から1科目必須、理科基礎は2科目で1科目扱い)。この選択科目について私はいくつか失敗をしました。皆さんには同じ失敗をしてほしくないので、その失敗についてお話しします。

理系教科が苦手なら無理をして理科基礎を選ばない

題にある通りです。理系教科が苦手なら、無理して理科基礎を選択する必要はありません。

私は高校3年生時の時間割に化学基礎と生物基礎があった(両方とも1・2年生で履修済み、3年生では復習や問題演習などを行う)ので、授業をそのまま受験対策に用いることができると思い化学基礎・生物基礎を選択しました。しかし、私は理系教科が大の苦手であり、計算問題などを克服できないまま受験に挑んだ結果、化学基礎+生物基礎の点数よりも未対策だった倫理・政治経済の点数のほうが高く、受験本番にはそちらの点数が採用されるという事態になりました。今思えば、なぜ最初から倫理・政治経済(もしくは現代社会)の勉強をしなかったのだろうという気持ちです。

学校で習った教科のみに執着しない

また、学校で習った教科のみに執着する必要もありません。

私の高校では、物理基礎と生物基礎を1年生、化学基礎を2年生で履修するというカリキュラムでした。言い換えれば、地学基礎は開講されていませんでした。しかし、人によっては地学基礎は理科基礎4科目の中で最も取り組みやすく、早期に完成しやすいと言われています。また、公民教科の現代社会も地学基礎と同様のことが言われたりします。武田塾で使用しているような参考書を上手く利用すれば、学校で習っていない教科でも受験レベルまで完成させることは可能です。ですから、学校の授業よりも自分の得意不得意を考えて選択科目を決めたほうが良いと思います(もっとも、推薦狙い等で高校3年生の内申点が重要になる場合はその限りではありませんが)。

他の国公立大学を第二志望に考える際、その大学の共通テスト教科が足かせにならないか注意

これも今振り返れば非効率的だったと反省するポイントのひとつです。

私は高校3年生の秋頃まで、第二志望の大学として静岡大学人文社会科学部を考えていました。静岡大学では数学Ⅰ・Aのほかに数学Ⅱ・Bが必須、理科基礎が選択ではなく必須であるなど、名古屋市立大学と異なる点がいくつかありました。この第二志望案のために私は直前まで数学Ⅱ・Bを捨てられず、また選択科目として理科基礎を選ばざるを得なくなっていたのです。

少し話は変わりますが、仮に進学する際の選択肢として、下宿が必要な国公立大学の静岡大学と、家から通える私立大学の南山大学があった場合、私は南山大学に進学したと思います。高3時の私は「国公立大学」というだけで静岡大学を候補にしていましたが、実際的な問題として見知らぬ土地で一人暮らしをする気があるのか、と聞かれると答えはNOでした。言い方は悪いですが、結局行く気がない大学の入試対策のために第一志望の大学への対策が疎かになるくらいなら、早く切り捨てたほうが良いと私は思います。

 

名古屋市立大学人文社会学部の対策まとめ(共通テスト編)

今回は名古屋市立大学人文社会学部の共通テスト対策(戦略)についてお話ししていきました。内容は、大きく分けて2つです。

換算得点を意識すること

選択科目選びは慎重に行うこと

非常にターゲット層を狭めた話になってしまいましたが、上記の内容は他の国公立大学を目指す際にも参考になることがあるかと思います。

次回は「二次試験編」と題して、名古屋市立大学人文社会学部の二次試験対策(国語、英語)について詳しくお話しようと思います。名古屋市立大学人文社会学部志望の方はぜひそちらもご覧ください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

校舎長より

 

いかがだったでしょうか、今回は武田塾春日井校の元生徒で、名古屋市立大学に逆転合格を果たした、O先生の書いた記事を読んでいただきました。

次回の「二次試験編」も楽しみにしていただければと思います。

名古屋市立大学の対策方法について直接聞きたい方はこちらから

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