ブログ

その1冊(教科書・問題集・参考書)を完璧にする方法

受験生のみなさんこんにちは、武田塾春日井校です。

みなさんの受験勉強は進んできているでしょうか。

まだ本当に勉強が進んでいないで困っている。そんな受験生の方に、うってつけの勉強法をお伝えします。

今お持ちの教科書(問題集、参考書)を10回読むといった単純な勉強法です。

 

ダウンロード

実はこの方法、東大生もよくやってきた方法だと伝えられています。

早速具体的に見ていきましょう。

 

なぜ1冊を10回も読むのか?

img

図にあるように人間というのは忘れことが当たり前なので、ではそんな忘れることを前提した勉強はあるのかというと、あります。

人間の脳は繰り返し獲得しようする情報が大事なものだと認識し、それを何度も読んでいるうちに覚えてくれるそうです。

コツは自分の脳が覚えるまでです。当然個人差があると思いますが、それは回数によってカバーすればいいのです。

また、大学入試の傾向は知識偏重型から思考型へと変わってきていますので、必要な知識というのは教科書に載っているものだけで十分なのです。

教科書に載っている基礎知識をつかって作られた問題が出題されるので、教科書が一番の参考書・問題集なのです。

1冊を10回は東大生もやっている

実はこの方法、東大を受験している人も良くやっている方法のようです。東大に合格した受験生が教科書だけで勉強していたなどとよく話題にのぼることがあります。

ダウンロード (1)

下は、斎藤孝氏の著書からの引用になります。その本を10回読むことについて深くまで掘り下げていらっしゃいます。

著者が指摘するように、然るべき本を繰り返し読んでいる人は、何かが違うものです。その何かははっきりしたものではありませんが、にじみ出てくるものです。
言葉として捉えられるものというよりは、感覚的に捉えられるものです。このにじみ出る何ものかを得るためには、年季が必要です。そのため、若い人からこのにじみ出る何ものかが放出されることはありません。やはり、それなりの年齢になって出てくるものです。しかし、年寄りになっても何も出てこない人がほとんどでしょう。

images

考えてみれば、然るべき書を十回読むというのは、意外と難しい。まず、然るべき書を見つけるのが困難です。また、然るべき書が見つかっても、二回、三回読むのが精一杯といったところでしょう。五回も読むということすら、ほとんど考えられないといってもいいかもしれません。十回となると、然るべき書と読者とが一体化した段階に至っているといえるでしょう。

「しっかりした人の本を何回も読む。そうすると、それが柱になる。一回、二回読むのと、五回、十回読むのとでは、吸収量が全くちがう。暗記すればもっと強い」(同書 84頁)
著者は、「暗記」の次元にまで言及されています。
然るべき書を暗記するぐらい読み込むことにより、然るべき書を使いこなし、活用できる次元にもっていくことが理想とされています。

ダウンロード (2)

 単なる読書では、情報として知識を得ることができても、自分自身の人生、生活において、その情報なり知識なりを使いこなし、活用できているかといえば、ほとんどできていないというのが実情です。

情報、知識は多いが、実生活で使えない、では話にならないでしょう。情報、知識が少なくても、実生活で使えるという状態であれば、価値のある豊かな人生、生活となり得ます。

ただし、十回読む書は、十回読んでも飽きのこない豊潤な内容を持っていなければなりません。
「何度も反復することでそこに書かれているメンタリティを吸収して、自分の骨格にしてしまいたい。そういう心地よさがあるからこそ十回もくりかえすのだ」(同書 84頁)

images (3)
十回読むことは努力でどうにかなりますが、自分自身の骨格にまでしたいと思わせる然るべき書との出会いがあるかどうかは、もう、運としかいいようがありません。

運がなければ、努力もできないというのが現実ではないでしょうか。
然るべき書を探す努力はしなければなりませんが、必ず出会えるという保証はありません。然るべき書との出会いがあった場合は、十回以上も読むという努力をすればよいだけです。

努力は重要であり、努力がなければなりませんが、それ以上に、その人の持っている運というものが大きな影響力を持っていることを認識しなければなりません。

その点、著者は、然るべき書を持っている人ですから、運のある人といえます。著者と同様に然るべき書を持つ人間になりたいものですね。

出典:「貧乏のススメ」斉藤孝

 

1冊を10回読む方法

では、ここからは10回読みの実践方法についてお伝えしていきます。

1~3回目は「流し読み」

スピード感を重視しながら、理解できなくてもいいからなんとなく読み流していきます。流れがある程度わかればいいと割り切った上で読み進めてください。書いてある言葉をぼんやりと見るという感覚でどんどん前に進んでいきまししょう。

ダウンロード (3)

4~6回目は「しっかり読む」

一行一行を丁寧に読んでいってください。一行に時間をかけて、理解できないところや疑問があれば迷わず拾っていってください。書いてある内容を観察する気持ちで臨んでください。

ダウンロード (5)

7~10回目は「全体を読む」

全体年の構成を把握して、歴史であれば流れをもう一度イチから理解するようにしましょう。「しっかり読み」で部分の理解はもう可能になっているので、今度は全体に光を当てて、「全体と一部」をいったり来たりするするイメージで読んでいってください。

さらに余裕があるようであれば、章ごとに、または全体を通して「要約」を試みてみると理解がより確実なものになると思います。

 

まとめ

1冊を10回読む勉強は、東大生も取り入れている勉強法として紹介されてきました。本日は、その具体的的な実践法をご紹介してきました。

もう一度お伝えしておきます。

1.1~3回目は「流し読み」

2.4~6回目は「しっかり読み」

3.7~10回目「全体読み」

になります。まだ、具体的な受験勉強の実践法が決まっていない方にオススメします。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

*********************************

武田塾春日井校では一対一の完全個別指導で、生徒一人一人に合った科目毎の志望校別個別カリキュラムにより逆転合格を可能にします。

武田塾春日井校では大学受験を控える皆様からのお悩みを伺い、一緒に解決していく「無料受験相談」を実施しております。各科目の勉強方法から志望校対策までお気軽にご相談下さい!

受験相談について気になる方はこちら↓の記事をご覧になってみてください!

武田塾の受験相談ってなにするの...!?【春日井校】

 

下のバナーから受験相談の申込を行ってください。申込お待ちしております。

無料受験相談

武田塾春日井校での無料受験相談のご予約はからお願いします!!

お電話でのご予約も可能です!

春日井市の塾、予備校なら
[逆転合格専門]日本初!”授業をしない”
武田塾春日井校
〒486-0825
愛知県春日井市中央通1丁目8-1
トーワビルド8-2階(JR春日井駅北口より徒歩2分)
TEL : 0568-37-2982
MAIL : kasugai@takeda.tv

【春日井市 塾・予備校-武田塾春日井校】

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる