受験生のみなさんこんにちは、武田塾春日井校です。
本日は、「参考書だけで南山大学に合格する方法」というタイトルで南山大合格までの英文法の勉強法についてお伝えしていきます。
南山大学の出題傾向を知ろう
南山大学では大問1で文法/語法/語彙に関する知識を用いて短文を完成させる問題が20問出題されます。この出題形式で１６年以上出題されているので、22年度入試でも出題が予想されるでしょう。
| 【文法/語法問題】「takeを含む句動詞」 2018人文学部(キリスト教学科、人類文化学科) 外国語学部(スペイン･ラテンアメリカ、ドイツ学科) 経営学部 ( )内に入れるのに最も適当なものを、(A)~(D)のうちから一つ選びなさい。 These camping items don’t ( ) much room, so I think we only need one car. (A) take over (B) take in (C) take up (D) take on |
出題傾向から見ると2011~15年の5年間に出題された問題を出題分野別に分析したところ、次のような傾向がありました。
・文法…26％
・語法…21％
・語彙/イディオム…47％
年度や学部によって変動はありますが、語彙やイディオムに関する知識を問う問題が多く出題されることが南山英語の特徴になっています。
また、文法問題では特定の頻出分野が目立ちます。中でも完了形/助動詞/分詞/仮定法/倒置がよく出題されています。特に倒置は苦手な受験生が多いので注意が必要です。
文法に自信がない人なら何から始めていくべき？
上述した出題傾向で、暗記による勉強の部分が出てきてしまうのは確かです。がどういった暗記法をしていくべきかがとても大事です。共通テストのような長文を読解していくのに必要な知識もありますし、以前のセンター試験や今日話題に取り上げている南山大学の出題傾向は正確な知識を問題の中で問われていますので、それには正確に答える必要があります。
そこで、こういった文法の勉強をこれまでしっかりと行ってきた経験がない人は、何からどういった勉強をしていくべきかという点で提案します。
自分自身の英文法の知識に自信がない人は、１冊目として「辻井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」をお勧めします。
この本の著者はスタディサプリの辻井学先生です。この本の特徴としては、ページの左側に文法の丁寧な説明が載っています。その説明を読んで理解して、右側にある問題を解き進めていくという形式です。
中学英語の復習から始まり、仮定法、関係詞、比較といった重要文法事項についても基本的な内容は勉強できることになっていますので、１冊目の文法書としてかなり読みやすくなっていると思います。
また、ある程度文法知識がある人ならば、解説を読んでみて、新たなものを加えるところがないと判断できる事項は読み飛ばすことも可能です。
文法事項ですから正確な知識が求められます。既習事項には時間を掛けずに、自信のない文法事項のページから勉強し始めることもあり得ます。
今の状況を判断して、必要な知識を獲得していきましょう。
南山大の英文法問題を解けるようになるには？
１冊目として「辻井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」をお伝えしました。この１冊目の内容は十分に理解できているという人には、次の問題集をお勧めします。
１．NextStage
２．Vintage
３．Scramble
これらお勧めしている問題集はもしかしたら、高校で採用されているかもしれません。ただ、できればですが、上述した問題集を単体ではなく、次に載せる「総合英語」参考書と一緒に使用して欲しいと思います。
１．「総合英語 Evergreen」
２．「ジーニアス総合英語」
３．「総合英語 be」
など、その他にも高校で勧められたものでもいいです。Nextstageなどの実際の使用法についてですが、例えば、１章分をノートに解いたとします。採点をしてみると、自分の出した答えが３つにわかれることになります。
１．正解になっていて、且つ正解の理由もわかっている場合。
２．正解にはなっていたが、当てずっぽうで理由が分かっていない場合。
３．不正解になってしまった。理由が全く分かっていない場合。
解答が２、３に当てはまる場合には、次回には類似問題で正解を導きだすためにも復習が必要です。その際に、Nextstageなどの問題集の右側には解説が載っています。その解説を読んで、読みづらいと感じて答えの理由がしっくりと来ない場合にはEvergreenなど「総合英語」の参考書の解説を使って欲しいと思います。
こういった「総合英語」の特徴は、ことばでのていねいな説明や学習しやすいレイアウトはもちろん、イラストや概念図をふんだんに取り入れ、英文法を多角的に理解できるよう、「わかりやすさ」を徹底追求しているところにあります。
英文法の勉強時間は？
上の質問もよくある質問です。
人よって習熟度の違いが出てしまいますが、１冊目の「辻井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」に１か月程度を目途に取り組んでください。
それを終えたら２冊目の問題集「Nextstage」などに取り組んでください。
初期段階では80％の完成度を目安にを終え、２度目は、基礎的な「長文問題」の仕上げの時期と並行して、今度は90％の完成度で終えられるような計画で進んでいけると早いうちに過去問に取り組める時間確保もできるようになってきます。
まとめ
今日は、「参考書だけで南山大学に合格する方法」というタイトルで南山大合格までの英文法の勉強法についてお伝えしてきました。基本はまだ正確な知識が無いところから始めるべきですので、焦って先をいそがないことです。
本日の話があなたの南山大学への合格にお役立ちできることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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