福岡大学合格に近づくための化学の勉強法とおすすめの参考書

はじめに

皆さんこんにちは、武田塾春日原校の有村です！
今年も残すところ一か月半となり、共通テストに至っては、あと70日を切ってしまいました。
これからも勉強し続けて合格を勝ち取るしかありませんね。

なかなか成績が伸びずに悩んでいる人や本番までに入試問題が解けるレベルに達するか不安な人が多いと思います。

今回は福岡の私大といったら、おそらく一番に名が挙げられるであろう。福岡大学の化学の入試問題の傾向と対策方法について書いていきたいと思います。　よろしくお願いします！！

出題形式と出題内容

　出題形式

　例年、各日程とも大問4題で試験時間は70分です。解答形式は、選択式が多くを占めるが、物質名・化学式・化学反応式・構造式・数値などを書かせる記述式が併用された形式が続いています。必出の計算問題は、答えのみを記述または選択をする形式です。

　出題内容　

　出題範囲は「化学基礎・化学」です。　理論分野が中心で、有機分野と無機分野は、大問で出題されることもあるが、多くは理論分野と組み合わせての出題となっています。難問はあまり見られないが、全分野にわたって、綿密な学習が必要とされる。

　理論分野では、熱化学反応式・気体の法則・希薄溶液・電気分解・中和滴定・酸化還元反応や反応速度・化学平衡などが頻出である。いずれも標準的な問題が多いが、やや難易度の高い問題も出題されることがあり、正確な理解・知識が必要です。

　有機分野では、官能基の性質・合成反応・異性体・構造決定・分離などがよく出題されています。また、天然高分子・合成高分子も頻出です。

　無機分野では、錯イオン・陽イオン分析・工業的製法・気体の発生などがよく出題されています。

難易度について

　理論分野ではやや難しい問題が出題されることもあるが、全般的には標準レベルです。有機・無機分野も無理のない良問で、正確な理解力・知識が要求されています。断片的な知識だけでは得点は難しいため、日頃の地道な努力の積み重ねが結果に表れるでしょう。全体の時間配分を考えて、着実に解き進めたい。

対策とおすすめの参考書

１　理論

　　出題比率の高い分野である。熱化学・酸・塩基・酸化・還元・電池・電気分解・気体の法則・希薄溶液・反応速度・化学平衡などについて数多くの問題にあたり、きちんと学習しておきたい。特に思考問題として難度の高い化学平衡に関しては、徹底して問題演習をしておく必要があります。まずは、教科書レベルの基本問題を確実に解けるようにし、さらに標準的な問題まで得点出来るようにしておきたいです。煩雑な計算が含まれることもあるため、普段からきちんと計算過程を書き、計算力をつけることも必要です。

２　無機

　　比較的出題頻度は低いが、教科書レベルの内容は確実に学習しておくこと。陽イオン分析・工業的製法・気体の発生・錯イオン・沈殿の化学式や色などが大切である。過去にはやや難しい、種々の塩を推定する問題が出題されており、イオンや沈殿の色、沈殿する陽イオン・陰イオンの組み合わせなどをしっかり考える必要がありました。このように、理論や実験と組み合わせて出題される場合もあるので、単に暗記するのではなく、周期表・化学結合・酸・塩基・酸化・還元などと関連させて理解しておく必要があります。

３　有機

　　有機化合物の合成法・反応条件・名称・性質・分離法・構造式・異性体・検出などについて、官能基の特徴を含めて徹底的に学習しておくこと。元素分析から、組成式・分子式を決定し、構造式を決定する方法、異性体の中から性質や反応で化合物を見極め決定する方法、いずれにも慣れておく必要があります。さらに、天然高分子・合成高分子が出題されることもあり、中途半端な学習では得点しづらく、きちんとした理解が求められています。問題集などで、しっかり演習をしておきたい。

オススメの参考書

　化学の基本事項を抑えていて、演習には入れる人ならば、「標準問題精講」や「らくらくマスター化学」などがオススメです。繰り返し問題を解くことで、問題のパターンを頭に叩き込みましょう。

　教科書レベルも疎かな人は、「化学基礎の必修整理ノート」「化学の必修整理ノート」などがオススメです。
教科書レベルの基本事項を一から暗記するのにとても向いています。また、自分がしっかり暗記できているかのテストにも非常に有効なのでぜひ使ってみてください。

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