受験に向けた「古文」の学習法 ―全体像をつかむ
こんにちは。
武田塾春日原校の宮田です。
本日は、
『受験に向けた「古文」の学習法 ―全体像をつかむ』というテーマでお話をさせていただきます。
・4月から高3になるけれど、古文に苦手意識がある。
・どのように学習していけばよいか全体像がつかめない。
そのような方々にお読みいただければ幸いです(^^)
受験における古文学習のプロセス
古文を苦手としている方は非常に多いようです。
「そもそも内容に関心が持てない」
「古文の知識は自分の人生に必要であると思えない」
そうした声も耳にします。
とくに理系の方は苦手意識を抱いている方も少なくないのではないでしょうか。
理系であっても国公立を受験される方は、共通テストで古文が必要ですし、文系であれば国立、私立を問わず、古文の重要度はより高くなります。
4月から高校3年生になられるみなさんは、これまで中学、高校と古文を学んできたことだと思います。
しかし、学校の授業をとおして、ある程度単語や助動詞、敬語の知識などが身に付いていても、実際に入試レベルの文章を読解できるかどうかはまた別問題です。
大学受験の古文学習をどのように進めてゆけばよいのか。
今回はその全体像についてお伝えできればと思います。
ステップ① 暗記事項の学習を前もっておこなう(単語・助動詞・敬語・助詞など)
これは、英語と同様なのですが、まずは基本的な単語や文法の素養がなければ古文の文章を読むことはむずかしいと言えます。
「古文」は、「現代文」や「漢文」とともに、「国語」という科目にカテゴライズされていますから、私たち日本人にとって、英語やその他の言語に比べると、親しみのあるものです。
しかし、受験における古文は、基本的に「外国語」と思って接していただく方がよいかと思います。
日本人が英語を学ぶさい、まずは単語や文法の知識の習得からはじめます。それは日本語と英語は言語のシステムが異なるため、英語のシステムを学ぶ必要があるためです。
同じく、古文にも独自の語彙と文法のシステムがあります。もちろん、現代日本語と共通する部分は多いのですが、異なる点も見られます。
その相違する部分については、新たに学び直しをしなければなりません。
それが、古文単語や助動詞、敬語、助詞などの文法知識になります。
いきなりすべてを覚える必要はありませんので、あらかた学び終えたら、のちに説明する③の問題演習をつうじて、またこちらの項目の暗記の精度を高めていっていただければと思います。
② 古文解釈力を身につける(=品詞分解ができるようになる)
つぎのステップとして、「古文解釈力」を身につけていきましょう。
古文解釈とは、古文単語や古文文法の知識を駆使して、その文が意味している内容を正しくくみとることです。
ここでは、古文解釈=品詞分解と考えていただくとよいかと思います。
たとえばつぎの一節です。
霞める空
この一節を品詞分解してみると・・・
霞め / る / 空
となります。詳しくは以下のとおりです。
① 霞め:マ行四段活用動詞「霞む」の已然形
② る:存続の助動詞「り」の連体形
③ 空:名詞
品詞分解し、それぞれの語句の意味を明らかにしたら、それに沿った現代語訳をおこなってみます。
「霞んでいる空」
となります。
このくらいの短い節であれば、さほどむずかしくはないかもしれません。
①と③に関しては問題ない方も多いかと思いますが、②「る」が、存続の助動詞「り」の連体形であることを特定できない方もいらっしゃったのではないでしょうか。
文法の知識が不足している場合、「る」が助動詞であるということに気づかない可能性もあります。
この一節では、「る」が助動詞であることや、「存続」の意味を持っていることは、文章を読むうえでそれほど問題にはならないかもしれません。
しかし、こうした細かな文法知識の積み重ねが文章全体の流れをつかむためには欠かせません。
この品詞分解の練習をおこないつつ、つぎのステップである「長文演習」に取り組んでいかれることをおすすめいたします。
③ 問題集や過去問で問題演習をおこなう
ある程度、単語や助動詞の知識、品詞分解ができるようになったら、実際の問題にあたってみましょう。
文章が長くなり、読む気力が失せてくるかもしれませんが、①②で取り組んできたことが基盤になります。
とはいえ、文章読解となると、①②ではあまりふれてこなかった部分の知識が新たに必要となります。
・ 主語の転換の判別
古文では主語が明示されないことが多いため自分でその判断をしなければなりません
・ 敬意の方向
敬語が多用されると、誰から誰に対しての敬意なのか、尊敬なのか謙譲なのか・・・など考慮するべきことがいくつかあります
文章をたくさん読むなかで、自分の弱点などがしだいに分かってくるかと思います。
単語の知識が足りていないと感じたら、単語学習にもどる。
品詞分解が苦手だと感じたら、品詞分解の練習をするかたわら助動詞や敬語の復習をする。
古文にかぎらず、すべての科目において、こうした暗記事項と問題演習の往還的な学習が大切となります。
④ 古文常識や古文文学史の知識を学ぶ(余裕がある人)
先に、古文は「外国語」であるとお話をしました。
言語が異なれば、文化も異なるわけです。
現代に生きるわたしたちとは語彙や文法システムにはじまり、思考様式や文化そのものが異なります。
ですから、当時(平安や鎌倉時代など)の文化について学ぶことも、古文の文章を読み解くうえで大きな手がかりとなります。
こうした知識があると、受験古文で頻出の「和歌」を解読することも比較的容易になります。
古文常識に関する参考書もありますので、余裕のある方はぜひ学んでおかれることをおすすめいたします(単語帳や文法書の付録にもついている場合もあります)。
さいごに
『受験に向けた「古文」の学習法 ―全体像をつかむ』についてご紹介させていただきました。
文系理系問わず、多くの方が苦手とする古文。
受験生のみなさまが、すこしでも古文を学ぶことに楽しみを見出していただければ幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました(^O^)
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