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【受験数学】ケアレスミスの自己傾向を知ることが大事!

みなさんこんにちは。

武田塾加古川校です。

受験勉強は順調でしょうか?早めの段階で苦手科目を克服し、総合成績の底上げに努めてください。

得意科目については伸ばせる限界まで伸ばしていきましょう!

さて、今回は数学でのケアレスミスについてお話しようと思います。

数学でのケアレスミス

数学といえば、英語と並ぶ優先して勉強しなければならない科目です。文系理系科目に関わらず、どの科目でもケアレスミスは起こるものですが、数学はひときわケアレスミスが目立つ科目と言えます。

みなさんは、数学の問題を間違えたときどんな間違い方をしているでしょうか?

解答欄を間違えた・・・。公式を忘れてしまったから解けなかった・・・。問題を読み違えた・・・。そもそも分からなくて解けなかった・・・。など、色々な間違え方があるとは思うのですが、この中でも厄介なのが所謂ケアレスミスです。

解き方は分かっていたのに、途中までは正解なのに、という得点を得られていたはずなのに失点してしまった。こんなにまでもったいない間違い方はありません!

経験がある人も多いのではないでしょうか?

実際、「ケアレスミスがなければ数学の点数が20点+だった...」と嘆いていた受験生の話を聞いたこともあります!ケアレスミスと言えど、間違いは間違いです。

では、一体どのようにケアレスミスを防げば良いのでしょうか?

ケアレスミスの自己傾向を知ろう

そうならないようにと注意していたはずでも何故か起きてしまうケアレスミス。どうして私たちは何度もケアレスミスを繰り返してしまうのでしょうか?

ずばりその答えは、どういう過程でミスをしたかを覚えていないからです!!

・ミスをした過程をきちんと理解する

・次回解く時に意識する

この2点が大事です。何故そこでそんなミスが起きたのか、復習の際にきちんと分析してください。一問くらい良いかと曖昧に片づけていると、運悪く同じような問題に出会ってしまったり、気がついたらミスが癖づいてしまうこともあります。自分だけで解決できない時は、迷わず講師を頼ってください。恐らく、自分では気が付けなかったケアレスミスの癖なども発見してくれるでしょう!

目立つケアレスミスの一例

日々受験生と接していて、数学について「このケアレスミスは多いなぁ…」というものとしては「マイナス(-)の分配法則が抜けがち」という事例が思い当たります。

具体例を挙げて紹介しますね。

「2(5x+2)-4(6x+3) を整理しましょう」という問題があるとします。

正しくは→ 10x+4-24x-12=-14x-8 です。

多いミス→ 10x+4-24x+12=-14x+16  です。

これは、多くの人が経験のあるミスかなと思いますが、このミスを「あーあ。ケアレスミスしちゃった。もったいないなー。」と嘆くだけで終わらせてしまうと、このミスはまた繰り返されてしまいます。どうしてこのミスを自分がやってしまったのか、傾向を分析していないからです。

ケアレスミスを減らすためには、些細なミスを見つけるたびに思考を働かせ、傾向を分析することが何より重要なのです!

例えば、上記の問題であれば、「今回は、-4を分配法則でかける時にマイナスを2つ目にまで意識が回っていなかった。今後はマイナスの分配法則は気を付けよう。」と分析が出来るのです。分析が出来れば、同じような計算の時に意識的に注意を払えるので、ケアレスミスがなくなります!

更なる努力家は、こういった分析に加えて類題をワークから探し出して解いて実践しています!

このような、やり直しをした後の過程も大切です。 問題を解いた当日は解けるのに、模試では解けない・同じような計算ミスをしてしまったという方はいませんか?参考書の問題のやり直しをした後は1週間ほどおいて、もう一度解けるか確認してみてください。日をあけて解けるかを確認することで、「自分がどのくらい理解できているか、ケアレスミスの分析はしっかりできていたのか」がわかります! 1週間後に解けなかった場合は、もう一度丁寧にやり直をして再度チャレンジしてください。

おまけ

簡潔に言えば、ケアレスミスを無くすために必要なことは、間違いを見つけるたびに行う分析ということです。

自分に分析力がないと不安な人!講師を頼れば良いと言いましたが、誰でも分析できるようになるコツがありますのでお伝えします。

それは、「ミスしたところに付箋を貼っておいて間違った過程を記録する」というものです。
付箋が何枚か貯まってきたら、見直してみましょう。何か自分の陥りやすい癖やミスの仕方にいくつか共通点が見えてくると思います。それを材料に分析し、その結果を頭の中に残しておいて、問題を解くときには対応すればいいんです。

また、計算ミスに関しては途中式をとばしているために起こることがほとんどです。ついつい途中式を消してしまう人も注意してください。途中式を書く・残す癖をつけるためには、ボールペン学習がオススメです。ボールペンであれば、間違えたり、自信がなくても消しゴムで消すことができません。ケアレスミスだけではなく、自分がどのように問題を勘違いしているかを発見するためにも有効な方法と言えます。

復習についてお話すると、基礎問題精講ⅠAⅡBⅢの問題を全て手を動かして解くのには途方もない時間がかかります。基本的には問題を見て方針を思い出せるのか確認するだけで大丈夫ですが、微分積分や計算ミスが多い分野、計算に自信がない人は実際に手を動かして解いてみましょう!  

さいごに

いかがでしたでしょうか?

「問題自体は理解出来ていた。ケアレスミスは単に惜しかっただけ。次回気をつければ大丈夫だろう!」

なんて軽々しく見ていたら痛い目に遭ってしまいます!入試は1点で合否の別れる世界だという事を忘れないで下さいね。そもそも、日々の大変な勉強は、1点でも多く点を取りにいくための努力のはずです。ケアレスミスを繰り返して、悔しい失点を重ねて良いはずがありませんよね!

是非この記事を参考に自分のケアレスミスについて頻繁に見直すようにしてみて下さい!頑張りましょう!

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