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【理系学部】大学の学部選びに困っているあなたへ!

みなさんこんにちは。

武田塾加古川校です。

最近は、まだ進路に少し迷っている段階の非受験学年の人の入塾も増えてきました。

今回は理系の学部について大まかに紹介したいと思います。

以前、文系学部についてもお話しました!気になる文系の人は少し遡って読んでみてください。

理系学部の特徴

理系学部の特徴の一つとして、就学期間が長いことがあげられます。文系学部であれば、留学や特別な事情がない限りは4年で大学を終了することが出来ます。中には、卒業後に大学院に進学する人も居ますが、文系では少数派です。

しかし、医学部や薬学部は通常で6年、理学部・工学部・農学部の人も多くの人が大学院に進学します。大学院は修士・博士があり、修士は平均2年間ほどなので、結局6年間学生をするという流れが定番です。医学部や薬学部などでは試験の結果次第では進級が出来ず6年では卒業出来なかったり、国家試験を突破することが出来ず、卒業後すぐに社会人スタートを切れない人も出てきます。要は、国家試験浪人ということです。

理系を目指す人は、学生生活が長くなることについて予め覚悟しておきましょう!

どんな学部があるの?

理系の中でもメジャーな理学部・工学部・農学部・医学部・薬学部については後程一つずつ紹介していきます。

理系分野にも色々あり、中には、全国の限られた一部の大学でしか学べない専門分野もあります。例えば、生命科学学部、園芸学部、海事科学部、畜産学部などです。歯学部は医学部と同じ医療の分野でも歯学を専門に扱う分野で、取得が必要な国家資格も異なります。獣医学部については医学部や歯学部に比べて学ぶことができる大学がやや限られます。

理学部

理学部では、さまざまな自然現象を理論的に掘り下げ、真理を解き明かす学問を中心に学んでいきます。言い換えると、高校の教科である「物理」「化学」「数学」「生物」「地学」の延長線上で高度な研究を行います。理学部はそれが実際にお金を生む技術になるのかを度外視して学問発達の基礎研究を行います。この基礎研究をしていく過程で新しい理論が生み出されていくわけです。将来理化学研究所などの研究員になりたい方には向いている学部であると言えます。

最近は、学問の高度化、多様化、学際化に伴い学ぶべき内容があまりにも増加したことから、多くの大学で大学院修士課程までの六年一貫教育を実施しています。学部では基礎的なことを中心に履修し、大学院でそれらをさらに掘り下げていきます。

理学部の就職先は情報産業をはじめ、製造業、サービス業、金融・保険など就職先は多彩であり、研究職として就職するには大学院進学が最低条件になっていることから、理学部の多くのものが大学院に進学します。

「高校で習った数学や物理、化学などをもっと深く勉強したい」という人、「将来は理化学研究所などの研究員になりたい」と思っている人は是非理学部に進んでください!

工学部

工学とは、「数学や自然科学などの知識を基礎として応用し、時には人文科学・社会科学の知見を用いて、実用的で公共の利益となるような手法や技術を構築し、製品の発明などに活かすことを研究目的とした学問の総称」と言われています。

工学部では、まず基本的な数学、物理学、化学を学びます。その後、研究対象によって分野が分かれていきます。 工学部の学科には様々な系統があり、機械工学関係・電気通信工学関係・土木建築工学関係・応用化学関係・応用理学関係・材料工学関係・生物工学関係・経営工学関係・デザイン工学関係など、他にも多彩な学科が存在します。

工学部の主な就職先は、電気通信工学関係の卒業生なら電力会社、機械工学関係なら造船会社、材料工学関係なら鉄鋼会社といったように、工学の分野に対応したメーカー・製造業が多いです。 また工学部を学部で卒業する人の中には、理工系の基本的なスキルを活かし、保険会社や金融、コンサルティング会社に就職する学生もいます。工学部では、より専門性の高い知識や技術を身につけるために大学院へ進学する方も多いです。

趣味で時計を分解したり、学校の化学実験が楽しみで仕方なかった人、ものづくりが好きな人は是非工学部に進んでみてはいかがでしょうか?

農学部

農学部では、継続的な食糧を確保するため、事業を継続していくための基礎となる分野を学びます。具体的には、品種の改良や病害虫対策などの栽培技術、農業経営、農業政策などです。大きく言えば、人と自然の共生のための方法を研究する学問と言えます。研究分野は比較的広く、メジャーなものとして「資源生物科学」「応用生命科学」などがあげられます。理学部や工学部と同様に、実験やフィールドワークといった実践を通して学ぶ機会に恵まれています。

就職先は食料品・飲料メーカーなどの製造業、卸売・小売業、農林水産省・水産庁などの公務員、学術研究から農業・林業まで多岐にわたります。大学院に進学する人も一定数居ます。

自然や環境問題、最近流行りの持続可能な取り組みに興味のある人は農学部について調べてみてください!

医学部

 医学部には医学科、看護科、保健学科やほかの医療的な学科(理学・作業療法士、検査技師、放射技師など)が含まれることもあります。医療の発展と人々の健康や福祉を担う人材を育成することを目的としています。卒業すれば医療的な国家試験を取得可能なところは他学部と異なる点だと思います。

医学科は6年制です。低学年では教養科目や基礎医学、中学年では基礎医学や臨床医学、高学年では臨床実習と国家試験に対してそれぞれ勉強していきます。解剖実習は低学年の時に行います。基礎医学では論理的に人体を学習し、臨床医学でより臨床に実践的な学習をします。 基礎医学の内容は高校生物と重なる部分もあり、生物選択者にとって最初は簡単に感じるかもしれません。

一方、学校によっては進級判定が厳しい大学もあり、CBTやOSCEなどの全国共通試験にも合格する必要があります。 卒業後、大半は臨床医(私たちが日常でお世話になるお医者さん)を目指しますが、研究医になる人もいます。 医学部は多くの大学で最難関ですが、少しでも目指したい気持ちがあるなら挑戦する価値はあります。やはり人を助ける仕事はすごくやりがいがあると思います!

薬学部

薬学部には「薬剤師の養成」と「研究者の養成」という目的があります。薬剤師になるには、6年制の薬剤師養成課程で学んだ後、薬剤師国家試験に合格する必要があります。 国家試験では、基本的な知識に加え、薬学全般にわたる一般的な理論や、医療を中心とした実践の場において必要な知識・技能・態度などが問われます。学ぶ科目としては、物理・化学・生物、衛生、薬理、薬剤、病態・薬物治療、法規・制度・倫理、実務などがあげられます。研究者になるための薬学研究分野は、いくつかの系統に分けられており、製薬学系、医療薬学系、衛生薬学系、生物薬学系などがあげられます。

薬学は新型コロナウイルスの蔓延によって注目されている分野と言えますね!理系は男性が多いイメージかもしれませんが、薬学部を目指す女性は比較的多い印象があります。ワクチンや新薬開発等に携わりたい人は是非薬学部を目指してみてください。

最後に

いかがでしたでしょうか。

近年、様々な分野への貢献が期待される理系人材の需要はますます高まっています。世界うぃ舞台に活躍している人もたくさん居ます。

理系分野に興味がある人は、自分が具体的に何を学びたいのか今一度吟味してみてください!

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