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【受験英語】解釈の参考書はどう学習するのが良い?

みなさんこんにちは。

武田塾加古川校です。

高3になったばかりの人はいよいよ受験生ですが、どのような気持ちで過ごしていますか?

とりあえずは一層気を引き締めて受験勉強に取り組みましょう。後期試験まで受ける可能性を考えると、今から一年弱の戦いになりますからメンタル面の維持、最後までスタミナ切れにならぬよう努めることも大事です!

さて、今回は受験英語対策には欠かせない解釈の参考書の学習方法についてお話したいと思います。

解釈の参考書とは?

簡単に言えば、解釈の参考書は文の構造を理解し、日本語に訳す(=意味を捉える)練習をするための参考書です。英文法や語彙力を鍛えているにも関わらず長文を読む力がまだまだの人は、長文の問題集や過去問に手を出す前に、解釈の参考書を挟みましょう!

特に国公立志望の人は、和訳問題や英作問題を解けるようにならないといけないため、解釈の参考書は非常に重要です!単語の意味が全て分かっていても、文構造を掴めていないまま和訳をすると、全体的に意味不明な言葉の羅列になってしまいます。出題されている和訳問題には出題側にも何らかの意図がある場合がほとんどで、重要な文法事項や複雑な文構造が織り交ざったものが多く、見慣れていないと意味を捉えることが非常に難しいです。ただし、問題をたくさん解いてコツを掴んでいけば、ある程度スムーズに読めるようになっていくので安心してください。

時折生徒から「解釈の参考書をどう勉強すれば良いか分からない」という質問を受けることがあります。英単語や英文法とは少し異なるアプローチの参考書なので、初めて使うときは少し戸惑うのかもしれませんね。以下で、効果的な使い方について詳しく解説していきます。

解釈の参考書の使い方

※第一に、解釈の参考書の問題はノートに解いてください。

①問題例文をノートに書く

解釈の問題を解くときは、文の要素である「S,V,O,C」を把握するため、問題文に線を引いたり、〇で囲ったりしなければなりません。直接参考書に書き込んで、日本語訳だけをノートに書く人も居るかもしれませんが、そうすると復習の際にヒントが見えてしまう状況となります。後日真っ新な状態で解くことができるのかどうか確かめて欲しいので、問題文もノートに書くことをお勧めします。

②解説を読む前に自力で解いてみる

これはかなり重要なポイントです!まず自力で解いてみることで、自分がどう勘違いしているのか、何が分かっていないのかを明白に知ることが出来ます。難しいと解く気が失せ時間もかかるので、早々と解説を見たくなる気持ちも分かるのですが、自分の解答が模範解答とどう違っているかを身を持って体験して欲しいと思います。解釈の参考書に出てくる重要構文は既にみなさんが英文法として習得しているものがほとんどです。自力で解くことで、しっかりとした学び直しができます。

③解説を読んで理解する

模範解答はどれも自然で綺麗な日本語で書いてあり、格好よく意訳してあるものが大多数です。なので、自分の解答がかなり違っているからといって不正解と決めつけてしまうのは間違いです。解説を参考に、文の構造が掴めているかを重視して、必要であれば修正をしましょう。文の構造さえ掴めていれば、多少ぎこちない直訳であっても構いません。ただし、これから使えそうだなと思う表現はどんどん吸収してください。知らない単語・熟語が出てきた場合も同様です!先ほど、問題例文については直接参考書に書きこまないようにと言いましたが、もちろん解説には線を引いたり書き込んだりして復習の際に目に留まりやすいようにしましょう。

④演習問題を解く

例題で自分の間違いを見つけ、それを正した後は、演習問題で実際に習得できたかを確かめてみましょう。初見で例題を解いたときと同じ間違え方をしている時は特に注意が必要です。間違った解釈が癖づいてしまっている可能性があるので、しっかり正してください。

⑤復習

例題を挟んだにも関わらず演習問題で答えがふるわなかったものは、苦手な構文の可能性があります。付箋を貼っておくなどして、適時復習してみましょう。色々な問題を解いていると、習ったことが抜けていってしまうのが当たり前です。復習の積み重ねで確実な力をつけていきましょう。

学習の注意点

解釈の勉強は時間がかかると嘆いている人が多い一方で、「苦ではない」「面白みがある」と言ってくれる生徒さんも多いです。一度丁寧に取り組んでおくと、復習の時にはすごく時間が削減できます。そして、一冊やり終えた時には長文を読むための力がぐんと伸びていると思います。

解釈の勉強で一番やってはいけないことは、模範解答を暗記してしまうことです。

「文の構造を理解していて内容が掴めている=完璧で綺麗な和訳が書けている」ではありません。

英文法の学習でも同じことが言えますが、理解≠暗記です。第一優先事項は、あくまでも文の要素である「S,V,O,C」を見極め、文の構造を掴むことです。暗記をしてしまうと、構文は同じでも違う問題になった途端に対応することができません。英語の特訓中でも、確認テストにて模範解答と瓜二つの答えを書いている生徒には口頭諮問を行い、暗記なのかしっかり知識が身についているのかを確認しています。

最後に

いかがでしたでしょうか?

解釈の勉強は長文読解を克服するうえで本当に役に立ちます。参考書を終えたころには、英文の読みやすさがかなり違ってくるはずです。問題を通してかなり語彙力も身につくため、解釈の参考書は武田塾でも多くの受験生に「好きな参考書トップ3」に選ばれています。なので、国公立志望、私立志望に関係なく「長文読解」を伸ばしたい人は、是非とも解釈の参考書を勉強してください!

今まで何度も言ってきましたが、勉強は量より質です。どうせ一冊参考書を解くなら、正しい解き方で勉強の効率化を図りましょう!

英語はどうしても伸びを実感するのに時間がかかりますが、コツコツと努力すれば必ず実る時は来ます。

行きたい大学があるのに、難易度が高いからと既に諦めモードの受験生は居ませんか?

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