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【大学受験】ボロボロになるまで使い込むべき参考書8選

皆さん、こんにちは!
今日はちょっと変わった参考書の紹介をしたいと思います。
それは、「スルメ系参考書」と呼ばれるもので、まさにスルメのように、噛み続けるほどに味わいが深まるような書籍です。
最初に手に取った時は、「ちょっと硬すぎるかな?」と感じるかもしれません。
しかし、その内容をじっくりと噛み砕いていくうちに、「ああ、なるほど!」と新たな発見があったり、理解が深まったりしていくのです。
まるでスルメを噛むほどに味わいが増すかのように、この手の参考書はやればやるほど、新たな一面を見せてくれます。
ただし、念のために注意しておきますが、「スルメ系参考書」とはあくまで比喩的な表現です。
実際に参考書を噛んだり味わったりしないでくださいね。
私たちが話しているのは、その内容を深く掘り下げることによる「味わい」についてです。
というわけで、この記事ではそんなスルメ系参考書の魅力をお伝えするとともに、私がおすすめする一冊をご紹介したいと思います。
準備はいいですか?では、さっそくその深みのある世界に飛び込んでみましょう。

①『現代文読解力の開発講座』
『現代文読解力の開発講座』は、まさにスルメのように、繰り返し読むことでその価値が増すタイプの参考書です。
初めて手に取った時、その難易度や解法のプロセスに戸惑うかもしれません。
まるで、突然「文章を要約せよ」と言われた時のようなパニックに陥りがちですが、この参考書の真髄はそこにあります。
心を折らずに、得点や正解の有無を気にすることなく、どのようにして問題にアプローチしていくか、そのプロセスや読み解き方をじっくりと味わいながら学びを深めていくことが重要です。
実際に、武田塾の生徒たちは平均して3週読み込んでいると言われています。
最初の周では「これは何のためにやっているんだろう?」と思うかもしれませんが、2週目、3週目と読み進めるにつれ、文章の要所を捉え、内容をまとめる技術が自然と身につきます。

この参考書の魅力は、ただ問題を解くだけでなく、文章が何を伝えたいのか、その深い意味を理解することにあります。それは、単なる試験対策を超えた、真の読解力を養うためのものです。
試験対策や私立入試で「この部分はいらない」と飛ばしてしまう学生もいますが、それではこの参考書の真価を生かしきれません。
初めのうちは耐えが必要かもしれませんが、3週目には「この参考書を使ってよかった」と感じることでしょう。
そのためにも、内容を深く読み解く作業から逃げず、しっかりと各周を重ねていってほしいと思います。
この参考書は、問題を解く技術以上に、文章の核心を掴み、深い理解を得ることを目的としています。
読むことに全力を注ぐ、そんな姿勢で挑んでみてください。

②『速読英熟語』
『速読英熟語』は、英語学習者にとってまさに革命的な参考書です。
改訂版がリリースされ、さらにパワーアップして売れ行きも好調です。
この参考書の特徴は、英文を読む中で自然と重要な英熟語を身につけることができる点にあります。
つまり、1冊を通して読むだけで、英語の長文読解に必要な熟語を網羅できる設計になっています。
この参考書は、ただ熟語を暗記するだけではなく、実際の英文の中でどのように使われているかを理解することができます。
最初は、武田塾では文章をスルーして熟語だけを集中して覚えるように勧めていますが、次第に文章を読むスキルも身につき、ルールズや即実の長文がスムーズに読めるようになります。

加えて、この参考書には音声も付いており、リーディングだけでなくリスニングの練習にもなります。
音声を聞きながらの音読、いわゆるシャドーイングを行うことで、速読力やリスニング力が格段に向上します。
また、速読英熟語を読み進める過程で、自然と重要な単語の復習にもなり、英熟語の定着だけでなく、解釈力の向上にもつながります。

つまり、『速読英熟語』は、英熟語を学ぶだけではなく、英語の総合的な力を向上させるための一冊と言えます。
リスニングが苦手な方にも、この参考書の音声を活用することで学習が捗ります。
一石五、六兆を狙えるこの参考書を深く掘り下げることで、英語力の大幅な向上が期待できるでしょう。

③『数学 重要事項完全習得編』
『数学 重要事項完全習得編』、通称「赤い本」とも呼ばれるこの参考書は、文系数学を学ぶ上で欠かせない一冊として数多くの学生に利用されています。
特に、逆転合格を果たした多くの受験生がこの参考書を何度も繰り返し使ったと語るほど、その効果は折り紙付きです。
この参考書の最大の特徴は、解説の質にあります。
ただの解答ではなく、「考え方」に重点を置いた解説が充実しており、各問題に対する「必勝ポイント」が明確に示されています。

受験生には、「なぜこの問題を選んだのか」「この問題のポイントはどこか」など、問題の背後にある考え方を深く理解してほしいという願いが込められています。
数学が得意になる実感を持ち始めるのは、このような参考書をじっくりと学び、理解を深め始めた時と言われています。
例えば、武田塾の成功事例として紹介される神戸大学合格者の一人は、この参考書に収録された150問の問題に自分でタイトルをつける作業を通じて、それぞれの問題の核心を深く理解し、応用力を養うことができました。

ただ解答を見るのではなく、2回、3回と繰り返し取り組むことで、問題ごとの深い理解とその応用方法を身につける。
このアプローチこそが、数学のスキルを飛躍的に伸ばす鍵となります。
『数学 重要事項完全習得編』は、表面的な理解に留まらず、数学の本質を深く掘り下げるための、まさに数学版スルメ系参考書と言えるでしょう。

 ④『時代と流れで覚える!日本史・世界史』
『時代と流れで覚える!日本史・世界史』は、歴史学習において、繰り返し取り組むほどにその深さと面白さが増す、まさにスルメ型の参考書です。
この本の大きな特徴は、暗記だけでなく時代の流れや大きな枠組みを理解することに重点を置いている点にあります。
多くの学生が、歴史を単なる暗記科目と捉えがちですが、この参考書は左ページのまとめと右ページの空所補充問題を通じて、歴史の大局を捉える訓練を促します。
初めは多くの学生が、空所補充問題に集中しがちですが、何度も読み返すうちに、左ページのまとめの重要性に気づきます。この「気づき」は、歴史の学びにおける重要な転換点となります。

学習を深める中で、学生は自分だけの「スルメ」を作り上げることができます。
自己流のアプローチを加え、時代や出来事の理解を深めることで、歴史学習が一層豊かなものになります。
このプロセスは、歴史の事象をただ暗記するのではなく、その背後にある意味やつながりを理解することを促します。

特に、歴史学習においては、「白紙勉強法」が推奨されます。
これは、左ページのまとめを読んだ後に、本を閉じて重要なポイントを白紙に再現する学習方法です。
フランス革命の流れやアメリカ独立の詳細など、歴史の重要な流れを自分の言葉で書き出すことで、学習内容の理解が深まります。この方法は、入試で求められる歴史の理解を深めるのに非常に有効です。
『時代と流れで覚える!日本史・世界史』を通じて、学生は歴史の大きな流れを掴み、さまざまな出来事や人物がどのように繋がっているのかを理解することができます。
この深い理解こそが、歴史学習の真髄であり、スルメ型参考書の魅力です。

⑤解釈系参考書
解釈系参考書は、英文解釈の深さと魅力を存分に引き出すスルメのような存在です。
『動画で分かる英文法入門』『英文問題成功解釈 ポラリス』『ポレポレ』などは、英文解釈を学ぶ上での基本となる書籍です。
これらの参考書を繰り返し取り組むことで、読解力が格段に向上します。
初めて取り組むときは、多くの学生が表面的に内容を捉えがちですが、繰り返し学習を進めることで、読み解きの技術や解釈の深さが徐々に明らかになります。
特に、長年愛されている『ポレポレ』は、多くの成功者が実際に何度も読み返し、その解釈力を大きく伸ばしたと報告しています。
解釈系参考書の学習では、最初の数周は、重要なポイントや解説を見落とすことがあります。
しかし、それは解説が非常に緻密に組み立てられており、一度では全てを吸収することが難しいからです。
繰り返し学習することで、初めて触れるときには気づかなかった新たな発見や、腑に落ちる瞬間が訪れます。

成功するためには、1周目から全力で取り組む姿勢が大切です。
1周目に100%の努力をし、2周目、3周目とそれぞれに全力を尽くすことが重要です。
このプロセスを経ることで、読解力だけでなく、英文を解釈する力が本質的に向上します。

解釈系参考書を学ぶ上でのポイントは、ただ流し読みするのではなく、各周回ごとに新たな目標を設定し、深い理解を目指すことです。
この繰り返しの中で、英文解釈の本質的なスキルが身につき、さらに英語力全般が向上します。
解釈系参考書の学習は、時間をかけてじっくり取り組むことで、その真価を発揮します。

まとめ
スルメ系参考書について紹介してきましたが、この種の参考書は一見すると非常に手ごわい存在です。
一周目を軽くやり過ごしてしまいがちですが、その本質はそこにありません。
スルメ系参考書の真髄は、繰り返し取り組むことによって、徐々にその深い味わいと学びが開かれることにあります。

これらの参考書をただ開いて閉じるだけでは、その価値を全く引き出すことはできません。
しかし、辛抱強く、何度も繰り返し取り組むことで、あなたの学力を飛躍的に伸ばすことができます。
その過程で、自分自身の理解が深まり、学問への見方が変わっていくことでしょう。
スルメ系参考書は、学びの過程で時には挫折感を味わうかもしれませんが、その分だけ成長の機会を与えてくれます。
この参考書を通じて、学ぶ喜びと成果を実感できるはずです。
諦めずに取り組み続けることで、君の最強の味方となり、成績を大きく向上させてくれることでしょう。
今回紹介したスルメ系参考書は、各自の勉強法や学びたい分野に合わせて選び、自分のものにしてください。
挑戦を続けるあなたを、これらの参考書がしっかりとサポートしてくれるはずです。

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