こんにちは!
武田塾上越校、講師の稲葉です。
今回は、来年度から始まる「大学入学共通テスト」の国語の特徴を分析していこうかと思います!
共通テストで国語はこう変わる!!
より思考力、判断力を求める問題へ
大きく変化している点としては、「現代文に記述式の問題がある」ということです!
従来のマーク式とは異なり、自分自身の力で根拠に基づいた文章を綴らなければならないので、しっかりと対策をしておく必要性があります。
日頃から文章には線を引く事や内容の要約をする事を心掛けておきましょう。
また、資料・データの読み取りや、比較して読むことの要素もふんだんに盛り込まれています。
なので、必要な情報を自分で吟味する思考力、拾い上げた情報をどう使うかという判断力が肝要になります。
すぐに身につく力ではありませんので、早いうちから訓練を行う必要があります。
対策としては、
「とにかく沢山の問題と対峙すること」
「新聞を毎日読むこと」
の二つが挙げられます。
前者は、センター試験や私立大学の試験でも同じように問題を解きながら慣れていくことが高得点を取るためには重要なポイントになります。受験生の皆さんも意識していることと思われますので今回は割愛します。
しかしながら、後者に対しては「なぜ?」と思うのではないでしょうか。
なぜ新聞を読む必要が?
「新聞なんて、大人が読むものじゃん。学生である自分には必要ないよ」と思っているそこのあなた。
そんなことはありません、新しい現代文を解く上で必要なスキルをしっかりと培う事が出来ます!まず、新聞は「情報の集合体」です。それを読み込むことによって、我々は知識や情報を獲得するわけです。
つまり、必要な情報を抜き取る能力を培う事ができます。
そして、その情報を必要に応じて使いこなしたり、他の情報と繋げたりできるようにもなります。
これって、記述だけではなく、現代文の読解に必要不可欠の力だと思いませんか?
また、新聞の記事は、文章を書くプロである記者が膨大な出来事をぎゅっと要約したものです。
故に、新聞記事のような簡潔明瞭な文を自身も問題で書けたら完全勝利ですよね。
そのような文は、やはり急に書くことはできません。
いくつものモデルを抑える必要が出来ます。
ですので、新聞を読むだけでもその練習が出来ます。
また、新聞の要約を字数を決めて書いてみることによって、文を書く力も養う事が出来ます。
これは、現代文でけでなく、二次試験の小論対策にもそのまま活きてきます。
新聞を読むという一つの手立てだけで、こんなにも沢山のメリットがあるのです。
そもそも、今回の共通テストへの変更のコンセプトは、
「受験を勝ち抜くためでなく、現代社会で生き抜いてゆくための能力や資質を確認する」というものです。
そこから逆算すれば、現代社会を実際に生き抜いている大人の何を模倣できるかを考えることになるわけです。受験生諸君、新聞を読みましょう。
古文、漢文について
これについては、見かけの変化は勿論ありますが、従来通りの勉強法で事足りるように思えました。
本質的な変化はありませんでした。
しかしながら、一つだけ留意点があります。
従来のセンターは、「良くも悪くも、フィーリングで何とかなってしまう」というものでしたが(故に対策を軽んじ、点数が安定しない受験者が大勢いた)、今回からは「必要な知識をしっかりと落とし込まなければ、点が取れない」というフィーリングでは太刀打ちしがたいものとなっています。
これはまじめにこつこつ対策している人にとっては、なんら問題のない事です。
むしろ、やればやるだけ点が取れるので、ラッキーだと思います!
まとめ
全体的に、「こつこつ対策しているかどうか」、「思考力、判断力はどうか」を確認するようなテストとなっています。
「国語は読んだら分かるから」と後回しにすると、本当に痛い目を見るような作りです。しっかりと対策していきましょう!
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