こんにちは(^^)
西武池袋線入間市駅(南口)徒歩1分!
大学受験専門個別指導塾・武田塾入間校です。
今回も複雑化する大学入試についてレクチャーしていきたいと思います!
第2弾は、「共通テストからの国公立大入試について」です。
一般選抜の仕組み・国公立大学編
国公立大学は定員の約80%を一般選抜で募集!
大学入試を大きく分けると、一般選抜(一般入試)、学校推薦型選抜(推薦入試)、総合型選抜(AO入試)があります。
近年、総合型選抜(AO入試)や学校推薦型選抜(推薦入試)といった特別入試の募集人員枠が大きくなっていますが、
依然として一般選抜の募集人員枠が全体の約8割を占めています。
国公立大学志望者は、まず一般選抜での受験を考えて受験勉強をスタートさせるべきでしょう
国公立大学の一般選抜
国公立大学の一般選抜は、1次試験的役割を果たす「共通テスト」の得点と、
大学別に実施される「2次試験(個別学力検査)」の得点の合計で合否を判定するケースが一般的です。
国公立大学志望者は、1月中旬に実施される「共通テスト」を原則受験しなければなりません。
自己採点を行った後、志望する大学に願書を提出します。注意したいのが国公立大学の出願期間です。
国公立大学の出願期間は、共通テストの約1週間後からスタートし、約10日間となっています。
思うように得点できなかった場合は、当初考えていた出願校を変更しなければならなくなることもありえます。
出願時になって慌てないよう事前に複数の候補を挙げておくことが必要でしょう。
※2021年度は1月30日・31日で追試験があるため、出願期間がどうなるか不明です。
分離・分割方式と2段階選抜について
各大学で実施される2次試験は2月下旬から行われます。
2次試験は「前期日程」「後期日程」の2つの日程に募集人員を振り分けて選抜する「分離・分割方式」という制度で実施されます。
受験生は「前期日程」と「後期日程」にそれぞれ1校ずつ出願できます。
同じ大学・学部を2回受験することも可能ですし、別々の大学・学部を受験することもできます。
また、一部の公立大では「中期日程」を設定する大学もあるため、
これらをあわせると国公立大学は最大3校の受験が可能です。
そして、2段階選抜!
これは共通テストの成績を用いて2次試験の受験者を事前に選抜した上で、
2次試験を実施する制度です。選抜が2段階に分かれていることから2段階選抜とよばれています。
2段階選抜の実施の有無は大学によります。
多くの大学では「志願者が募集人員の◯倍を上回った場合、第1段階選抜を実施する」としており、
志願者数の状況によって第1段階選抜の有無が決まります。
そのため、実際に2段階選抜が実施されるのは、志願者が集まる難関大学や医学科が多くなっています。
2段階選抜の実施を予定している大学では、共通テストの成績次第で2次試験を受けることなく
不合格となる場合もあるわけです。
国公立大学志望者は、まず共通テストでしっかりと得点できる力をつけることが大事といえるでしょう。
第一志望は前期日程で受験しよう!その理由は?
第1志望校は「前期日程」で受験するのがセオリ―です。
理由は、1つに前期日程と後期日程の募集人員の割合は8:2と圧倒的に
「前期日程」の割合が高くなっており、「分離・分割方式」は複数回の受験機会があるとはいえ、
実質的には「前期日程」を中心とした仕組みとなっています。
理由の2つめは、「前期日程」で合格して入学の手続きを行うと
「中期日程」「後期日程」を受験していても、合格の権利を失ってしまうということです。
つまり、「前期日程」の合格者は「中期日程」「後期日程」の合否を確認することなく
「前期日程」で受験した大学への入学の判断を迫られることとなります。
以上の事から、国公立大学志望の方は前期に第一志望を受験することが望ましいのです。
共通テストは7科目以上の受験が基本です。
入試科目は共通テスト・2次試験(個別学力検査)とも大学により異なります。
2020年度入試では、多くの国公立大学がセンター試験で7科目を課していました。
共通テストに変わる2021年度入試からも、この傾向は変わりません。
そのうえ、共通テストへの移行にともない、これまで少数科目を課していた大学が教科・科目数を増やすケースもみられます。
詳しくは各大学の入試要項で確認しましょう!!
学部系統別に教科パターンをみていくと、文系学部では地歴公民2科目が必須の文型、
理系学部では理科2科目が必須の理型が一般的となっています。
国公立大学でも少数派ながら少ない教科・科目数で受験できる大学はあります。
しかし、受験科目を絞れば負担が減るかわりに、志望校の選択幅がぐっと狭まります。
国公大学志望者は5教科7科目に対応した学習を基本と考えたいものです。
2次試験は各大学・日程によって傾向と対策が異なります!
2次試験の入試科目も共通テスト同様に大学によって異なります。
また、同じ学科でも日程により異なるケースがほとんどです。
前期日程の入試科目は、一般的には文系学部で「外国語、数学、国語、地歴・公民」から2~3教科、
理系学部では「外国語、数学、理科」から2~3教科が課されます。
ただし、東京大学、一橋大学、名古屋大学、京都大学、九州大学など一部の難関大学では4教科を課す学部・学科もあります。
一方、後期日程では前期日程に比べ教科数を1~2教科に減らすケースや、
総合問題、小論文や面接などを課すところも多くなっています。
なかには、2次試験を行わず共通テストの得点のみで合否を決定する大学もあります。
配点についても共通テスト、2次試験ともに大学ごとに設定されています。
よくみられるのは専攻する学問に関連する教科の配点を高くするパターンで、例えば理系学部で
数学や理科の配点が高くなっているケースが目立ちます。
また、共通テストと2次試験の配点比率も大学によってかなりの差があるので注意が必要です。
国公立志望者は7科目以上の勉強をしなければならないだけでも大変なのに、
共通テスト模試の結果を振り返っても、センター試験よりも難しくなったという声が
たくさん出ています。。
つまり、共通テストはセンター試験程簡単ではないということですね。
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