勉強はインプット重視でやるべき!?それともアウトプット重視でやるべき!?

一宮近郊で塾・予備校を探しているみなさん！
武田塾一宮校でございます。

本日は、武田塾一宮校の中でも指導の熱心さに定評のあるI講師が記事を書いてくれました。

受験生の皆さんは学校や塾で一生懸命勉強をされていると思いますが、具体的にどんなふうに勉強をしていますか？
知識を頭に入れる「インプット系」の勉強を多く取り入れた勉強をしていますか？それとも覚えたことを再現する「アウトプット系」の勉強を重視していますか？
「インプット」と「アウトプット」のどちらの勉強を重視すべきなのかについて書いてくれました！

アウトプットの重要性

「学びを結果に変えるアウトプット大全」（著者　樺沢紫苑、サンクチュアリ出版）という本は、アウトプットが人生に与える影響から具体的なアウトプット法まで細かく書かれています。

ビジネス書ではありますが、受験勉強にも通じるところもあるのでいくつか紹介したいと思います。

１、自己成長はアウトプットの量に比例する

皆さんは勉強をしようと思ったらまずは参考書を読むと思います。これはインプットです。

しかし、インプットしただけの参考書の内容を皆さんは説明できますか？約9割の人は読書をしたり、講義を受けたりしても、「分かったつもり」になっているだけで実際は知識として記憶に定着していません。

アウトプットは「書く」「話す」といった「運動」のことです。「運動」を伴った記憶は「運動性記憶」とよばれますが、この記憶は一度覚えたら忘れにくいという特徴を持っています。

ですから、記憶を定着させようと思ったら書いたり、話したりすればいいわけです。英単語も紙に書いたり実際に声に出して覚えると格段に覚えやすくなります。

２、2週間に3回使った情報は、長期記憶される

情報をインプットすると脳の「海馬」と呼ばれる場所に保管されます。ところがこの「海馬」は保存期間が2~4週間ほどしかありません。

長期的な記憶にしようと思ったら脳の「側頭葉」という場所に情報を移す必要があります。

そのために重要なことは短期間に何度もその情報を使うことです。目安としては2週間で3回以上アウトプットするとよいです。

武田塾の「4日進んで2日戻る」というペースは6日で3回のアウトプットをすることができます。特訓のテストの日を含めれば、7日で4回のアウトプットをすることになります。これだけしっかりとアウトプットできればかなり記憶として定着できると思います。

３、インプットとアウトプットの黄金比は3:7

大学生を対象とした実験で勉強時間のうち、「インプット」と「アウトプット」にかける時間の割合を調べたところインプット対アウトプットの平均的な比率は７：３でした。一般的にはインプットを中心で学んでいるひとが圧倒的に多いのです。

一方、コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の実験ではインプット３に対してアウトプット７という比率が暗記において最も成果を上げられることを示しました。

ですから、参考書の1テーマを読むのにかける時間に対して倍以上の時間を問題を解くことにあてましょう。

以上の点を心掛けてどんどんアウトプットして日頃の勉強をやっていきましょう。

校舎長から

今日の記事は、受験生だけでなく多くの中学生や高校生にとって大変参考になる記事だったのではないかと思います。

学校の授業も受け身の姿勢で聞いているだけでは知識の記憶なんてできるようにはならないわけです。授業中にも何度もアウトプットした方がいいのです。授業が終わったら絶対に復習をする。具体的には授業の内容を思い出す、問題集や参考書の問題を解く、これをできるまでやる！必ず復習の日を入れる！ここまでやらないと知識の定着を図ることができません。

武田塾は予備校の授業をたくさん受けるよりも、もっともっと効率的な学習方法があると考えています。それは参考書を使った自学自習をすることです。参考書をどんなふうに使ったらよいのか？どんなふうに繰り返したら（復習したら）よいのか？を1冊1冊丁寧にアドバイスを送ります。そして自学自習のサポートをしていきます。志望校の合格に向けて今日何をしてよいか分からないという日を1日も作らせません！

記事にもあるように、武田塾の勉強法は科学的にもかなり有用です。ぜひ一緒に武田塾で志望校合格に向けて頑張ってみませんか？