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【現役医学部生の声】医学部での6年間の過ごし方ー医学部受験は武田塾医進館大阪校

こんにちは!
阪急大阪梅田駅から徒歩

[医歯薬獣医]医系専門
武田塾医進館大阪校です。

医進館大阪校では、現役の大学生の講師による特訓を実施しています。

また、講師の9割は医学部生であることも大きな特徴です。

今回はそんな講師の中でも現在6年生で国家試験も無事に終えた先生に、6年間の大学生活について教えていただきます。

医学部に入った後にどんな学生生活が待ち受けているのか、気持ちを引き締めるためにもぜひ読んでみてください!

 

 

合格~入学までの過ごし方

私は、家から近い大学を選択して受験したので、実家から通う事に受験前から決めていました。そのため合格発表後は暇を持て余してしまい、遊べていなかった地元の友達と毎日のように遊んでいました。

そうは言っても、合格発表後数日間は、今まで毎日勉強していた生活習慣が抜けなかったです。勉強しないと、ソワソワしてしまい、習慣って恐ろしいなと思った記憶があります。もちろん、せっかく身についた習慣を壊してしまうのは勿体ないと思う人もいると思います。「物理選択者は生物をやっておいた方がいいのでは」と思う真面目な方がいるかもしれません。

しかし、大学に進学すると高校の同級生や地元の友達、塾の友達とは意外と会いたくても意外と会えなかったりします。もちろん、入学前に勉強しておくのは素晴らしいことですが、何でもできる自由な時間を満喫するのも、とても有意義な選択だと思います。徹夜でゲームをするのもイイですし、1日中海外ドラマを鑑賞するのもイイでしょう。自分が後悔しないような過ごし方をして欲しいです。

 

入学してからの6年間-学んだこと・体験したこと

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1年生

主に教養課程の勉強でした。解析学や線形代数や、物理学、英語など他大学の基礎課程と変わらないと思います。

私は、数学と物理が好きだったので大学の講義以外でも勉強をしていました。

受験という壁が無かったので、数学や物理を純粋な学問として楽しめたので、とても貴重な時間だったと思います。

大学や科目にもよると思いますが、出席点がある科目はなるべく休まないようにしていました。もし、欠席が多すぎると試験が受けれなくなりますので、その辺の情報収集は怠らないようにすべきです。

部活に入って先輩に情報や過去問をもらったりするのもいいですし、友達にもらうのもいいと思います。孤立してしまうと提出物の出し忘れなども生じやすいので、注意して欲しいです。

 

2年生

2年生の後期から、「基礎医学」がスタートしました。

基礎医学は、解剖や生化学、薬理学などの医学を学習する上での基本事項を学習することになっています。この辺からテストに追われて、1年生の頃に比べると忙しかったです。こんなに暗記して何の意味があるんだ?と思いながら、過去問を暗記して、授業のレジュメを暗記して、暗記三昧でした。考えて理解して暗記する時間もなく次のテストがやってくるので、結構大変でした。

皆さんも苦労すると思います。「なんで物理選択にしたんやろ」と言っている友人が何人もいました。ただ、ここで暗記したことは、意外と国試の勉強にも役立ったので、もう少しちゃんと理解に努める時間を増やしておけば良かったと今となっては後悔しています。

とにかくテストで忙しかったので、その反動で春休みは旅行に行ったり、遊びに行ったりで満喫しました。

 

3年生

基礎医学の続きと、「臨床医学」を学習し始めました。臨床医学は、循環器や呼吸器などの勉強です。

基礎医学よりはテストも簡単で、私の学校では特に強制的に出席をさせられることもなかったので、学校に行かずに遊びに行ったり、趣味に興じるなど、比較的自由に過ごしていました。

今思い出しても、楽しい時間だったなぁと思います。

4年生

CBTとOSCE(オスキー)という試験があるので、みんな勉強し始めます。

CBTは、臨床実習を行う前に身に付けておくべき最低限の医学知識があるかをチェックされる試験です。基礎医学と臨床医学の問題をパソコンで解かされます。みんな違う問題が出題されるので、「あの問題どうだった?」という会話が無かったのが印象的でした。

OSCEは、身体診察の試験で実際に模擬患者さんに対し模擬診察を行い、それを医師に採点される試験です。皆さんが受ける頃には、英語での身体診察も試験に盛り込まれたそうです。大変ですね...。

私が1年生の頃は、4年生の先輩が「1ヶ月前から勉強しても間に合ったわ!」と豪語していました。しかし、臨床実習において医学生が医行為を行える(指導医が認めた場合)ことが医師法に定められましたので、合格基準や問題の難易度が変わっていくと思います。後輩達を見ていると、3年生から予備校の映像授業を買って、CBTの勉強をしている人が多い様子です。

CBTの勉強は、国試に直結するのでしっかり頑張ることをオススメします。CBTの得点率と国試の合格率には、有意な相関関係が認められたデータも出ていました。

CBTをきちんと頑張ると、臨床実習も有意義な時間になります。CBTの得点率が低い人は、臨床実習で指導医に詰められる(「え、そんなんも知らんの?」etc)こともあるので、気を付けて下さい。

 

5年生

臨床実習がありました。1年間くらい同じ班員で附属病院で各科をローテーションします。そのため、班のメンバーがとても重要で、平和的に実習が終わらない班もあります。班の決め方は大学にもよりますが、大体は成績を加味して大学側が決めたり、ランダムに決められたりするので、仲が良くない人と一緒にならないように皆が祈っています。

班員で課題に取り組んだり、レポートを仕上げたり、カンファレンス(医者の会議みたいな感じ)で発表したりと、皆で協力する場面が多いので、集団行動が苦手な人には辛い1年間かもしれません...。

個人的にしんどかったのは、2週間や1週間単位で、新しい科に回らないといけないことです。上級医が変わり、課題の提出方法が変わったりで、その科に慣れた頃には、次の科に行かなければならず学生の動き方が全然違うのに慣れるのが大変でした。

なお、6年生になって国試の勉強を焦ってスタートしたくなかったので、私は5年生の段階で国試対策を始めました。国試勉強をしながらのローテーションで、色々な科を回っていると、1年間はあっという間に終わっていました。

6年生

残すはマッチング(就活)、卒業試験、国家試験の3大イベントのみです。

振り返れば長かったようで短い医学部生活でした。6年生は、ほとんど学校に行かずに家で勉強してました。5年生のときに国試の勉強をスタートしてたので、毎日6時間くらいをコンスタントに継続していた感じです。

 

臨床実習について

とても勉強になりましたし、何より臨床実習で上級医がサラッと教えてくれたコトや、何気ない診察中の手技などが国家試験に出題されたりしました

皆さんが、国試を受ける頃には、臨床実習を真面目にやっていない医学生が国試で点数を取りにくくなるような出題のされ方をしてくると思います。

国試のためだけでなく、私の場合は積極的に実習に参加していたら、採血を何十回も患者さんにさせて頂く機会に恵まれました。「患者さんあっての医療」ということを学ばせて頂き、本当に貴重な経験だったと思います。

手術見学などは、何時間も立ちっぱなしで疲れることもあるでしょうが、勉強させて頂くという謙虚な気持ちで頑張って欲しいです。

 

国家試験対策について

私の場合は、5年生から準備していたので、かなり余裕を持って合格できました。模擬試験や卒業試験で高順位を取りたい人は、5年生から国試対策をスタートすればいいと思います。

国家試験の予備校があるので、そこで映像授業を購入して受講するのが医学生のスタンダードです。大学受験は参考書や問題集で溢れかえっていますが、国試の参考書は種類が非常に少なく、医学生のほぼ全員が予備校の映像授業を受講します。主に4つくらい有名な予備校があって、私はその中でもQアシストとMECの映像授業を受講していました。特に受講して良かったのは、MECの授業です。

実際に専門医を持っている先生が、病態生理から何故そのような疾患になって、それに対してどう治療をするのかなどを基礎に戻って、臨床現場の話を交えながら解説してくれました。試験のための知識というより、医師になっても使える知識で、しかも国試で的中を連発していたので、個人的には受講して本当に良かったと思いました。

皆さんも、国試の勉強を始めるときは、友達や先輩から予備校の情報を収集して、自分に最も合いそうな映像授業を選ぶと良いと思います。大学受験同様に、自分に合った勉強のスタイルを確立するのが大切です。

 

研修医としての勤務先が決まるまで

医学生の世界で言う「マッチング」です。世間的には「就職活動」に該当します。

5年生になると、就職したい病院にメールで病院見学の申し込みをして、実際に病院見学に行きます。

そして6年生の夏ごろに自分が行きたい病院を何個か受験して、10月頃にマッチング先が発表されます。

病院の試験は、各病院で異なり、面接だけの所もあれば、小論文、医学試験、英語の試験、集団面接、CBTの成績証明書の提出など色々です。細かいシステムや流れは、「初期研修医 マッチング」で検索して下さい。

私の場合は、3つくらいの病院を受験しました。私は、「立地」「給与」「忙しさ」「今後の進路」「同期の人数」「3次救急か2次救急か」「研修医室があるか」など様々な要素を見ながら決めました。

一応、自分の行きたい所にマッチングできたので良かったですが、友達がアンマッチ(自分の行きたい病院とマッチングしなかったときの用語)で、心から喜べなかった思い出があります。

 

医学部を目指す人へのメッセージ

医学部は、大学に入学してからテストの連続です。間違いなく、どの学部の人たちよりも人生を左右するテストを何度も何度も受験させられます。医師になってからも、専門医試験などがあります。大学受験を終えて、ホッとしている皆さんには申し訳ないですが、医学部とはそういう所です。休めるうちに休んでおいて下さい。たくさん遊んでリフレッシュしておいて下さい。

 

また、今年度は残念な結果になった受験生に伝えたいことは、自分で志した道だと思うので、諦めずに頑張って欲しいということです。

受験は勝負の世界です。医学部に入っても勝負の世界が待ち受けています。大学受験で勉強の足腰をきちんと固めずに入学したところで、最終的に医師になれない世界が待っているだけです。皆さんが無事に合格して、私と皆さんがどこかの病院で一緒に働けることを楽しみにしています。

最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

武田塾医進館では今回紹介したような勉強法のお話やオススメ参考書のこと、さらに入塾のご相談までを、無料の「受験相談」にて承っております。

自宅での学習法、受験への悩み、科目の相談……
果ては、進学するかどうか悩んでいるというお悩みまで。

どんなことでも、お気軽にご相談ください。

多くの方とお話しできることを楽しみにしております。

 

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