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【心理学8】効果的な復習のタイミング、英語の苦手な受験生の勉強法

こんにちは!広島駅南口より徒歩3分

日本初!授業をしない!逆転合格でお馴染みの武田塾広島校です!

今回は、

「効果的な復習のタイミング」

「英語の苦手な受験生の勉強法」

について、2本建てで紹介していきます!

 

効果的な復習のタイミング

エビングハウス

ここまでの暗記法は、1日の中でどのように進めていくかを中心に話して
きました。
ここからはどのように復習していくのか、どのような日程で暗記のメンテナンスをしていくのかについて書いていきたいと思います。
1度完璧に覚えたとしても、どうしても忘れてしまいます。
そのため復習が欠かせないのですが、ただ復習をすればいいというわけでは
ありません。
次の例を見てください。

A君 100個の英単語を暗記。翌日に復習。翌々日に100個のテストを受ける

B君 100個の英単語を暗記。1ヶ月後に復習。翌日に100個のテストを受ける

A君もB君もともに「1回だけ復習」し「翌日にテスト」という点は変わりません。
しかし、復習をするタイミングが
「翌日」か「1ヶ月後」かの違いだけです。
この例で点数の開きがあれば、復習のタイミングの重要性がわかりますし、
変わらなければタイミングは関係なく、回数だけを気をつければいいということになります。
結果は同じか、それともどちらのほうが点数が高いのか。
正解はA君のほうが正解数が多いのです。しかも、その差は40個ほどあります。
復習のタイミングだけで40個も正解率が変わるのはなぜでしょうか。

その理由は「忘却曲線」によって説明できます。
ドイツの心理学者エビングハウスが暗記した事項をどのようなペースで
忘れるかを記録し、そのペースをグラフに表したのが「忘却曲線」です。
その曲線によると、人間の忘れる速度は次のようなものになります。

20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。
1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。
1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。
1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。
1ヶ月後には、79%を忘却し、21%を覚えていた。

1度暗記しても、翌日には74%も忘れてしまうのが人間の脳です。
急激に失われる記憶に対して、効果的に復習しなければ脳内に知識は残りません。
A君が翌日に復習した際
きっと思っただろうことは、間違えた英単語を
見つける度に「これは昨日覚えたものだ!なんで忘れてしまったんだ!」
ということです。
昨日やったことは覚えているのに正解できないという気持ちがあり、
間違えたことによって記憶がさらに定着します。
対してB君は1回目の復習が1ヶ月後のため、忘れた英単語を見ても
「こんな英単語やったかな」という状態のものも多いはずです。
つまり、1度勉強したことを覚えていない状態であり、
初対面のような状態に近い。そのため、本来は2度目の学習なのに、
1度しか勉強したことがない結果しか出ないのです。

この2種類の忘れ方を「完全忘却」と「再認可能忘却」といいます。
A君が再認可能忘却で、B君が完全忘却ですね。
簡単にまとめると、次のようになります。

「この単語あったあった!」と思う忘れ方⇒「再認可能忘却」
「こんな単語あったっけ・・・」と思う忘れ方⇒「完全忘却」

再認可能忘却なら、復習した意味があります。
なぜなら「しまった!この意味だった!」などと思えるため
印象に残りやすいし、1度学習したということを認識していることが
何よりも大きいです。
1度学習したということを覚えていると、再び完璧にした際、
忘却のカーブが緩やかになり、忘れにくくなります。
これが復習をした意味です。
しかし、完全忘却では復習の意味がありま
せん。
なぜなら「こんな単語やったっけ?」と思うということは、
その英単語と初対面に戻ってしまったということです。
つまり、1回もその英単語を勉強していないのと同じになり、
忘却のカーブが緩やかになりません。
それでは1回目の暗記に勉強時間を割いた意味がなくなります。

ここからわかることは「完全忘却させてはいけない」ということです。
つまり簡単に言えば「時間がたたないうちにこまめに復習すべきだ」
ということです。

では、完全忘却させない復習のタイミングとはどのように決まるの
でしょうか。
これは教科や分野によって異なるため、一概には言い難いです。
数学など、覚えることに論理的な意味があるものに関しては忘れにくく、
英単語と日本語訳のようなつながりのない丸暗記を強いられるものは
忘れやすいです。
忘れやすいものはこまめに復習すべきですし、
忘れにくいものはある程度の時間がたっても大丈夫です。

人は驚くべきスピードで物事を忘れていく!
再認可能忘却は、復習することで思い出すだけでなく、
暗記につなげることができる!

何度も何度も同じことを復習することで、脳に長期記憶として定着する。

 

英語の苦手な受験生の勉強法

シスタン


英語が苦手な受験生は、単語と熟語と文法から暗記すべきです。
長文を読む以前に、単語・熟語・文法を頻度順、分野別に覚えてしまったほうが
絶対に効率的です。

長文の中で拾って知識を覚えるなんて、気の遠くなるような勉強法です。
いつまでかかるかわかりません。覚えるべき知識が4000個もある中、
いきなりそれらを読みながら理解せよというのをできるのは
超進学校や英語がもともと得意な生徒のみでしょう。
きっと高校や予備校で英語を指導している人たちは、もともと英語が得意だった
からこそ、苦手な生徒の気持ちがわからないのではないかと思ったりもします。
いきなり、長文を読まされ理解できず大変つらい思いをしている生徒も少なくない
と思います。長いものになると、1回の長文でわからない単語が100個以上あり、
単語を調べるだけで何時間もかかってしまうような経験をしたこともあるのでは
ないでしょうか。

大学受験で必要な英単語というのは2~3週間で学習し終えることが可能ですから
先に覚えてしまえば無駄な時間を過ごさず非常に効率よく勉強できます。

高校の教育はまじめさ、授業をしっかり受講すること、ノートをとることなどを
求めてきます。それは教育においては大事なことなのかもしれませんが、
大学受験という観点からすれば本質から外れていると考えています。
辞書で必死に単語を調べることが、偏差値につながるでしょうか。
習っていない単元の文法事項が含まれる英文を予習させることが合理的でしょうか。
長文・文法・会話・英作文を同時並行して指導するのは効率的なのでしょうか。
非常に多くの疑問が残るところです。
勉強効率の観点から考えれば、単語・熟語・文法の暗記を最優先させるべきですし、
仮に長文を読ませるにしても、次の単元に出てくる単語・熟語・文法事項のリストを
あらかじめ配っておくべきです。
自分で調べることは全く意味がなく、勉強時間の浪費にしかなりません。
さらに、復習しやすいように長文の全訳と構文解析も配るべきでしょう。
しかし、授業を聞かせるためか、英文の全訳が配られる学校は少ないと思います。

以上のことから、英語の勉強方法は「単語・熟語・文法→英文解釈→長文読解」が
効率的な学習方法といえるでしょう。
そのように武田塾の基本ルートは構成されているため、本当にゼロからのスタート
という生徒でも無理なく進めるようになっています。

武田塾には本当に偏差値の低い生徒が来るため、そういった生徒でも十分できるような
構成になっています。例えば「中学からずっと部活しかしてこなくて、英語はまったく
勉強したことがない。文法はもちろん、英単語も全くわからず、わかる英単語は
アップルやジュースなどのカタカナになっているものだけです。」というレベルから
勉強を始めて、1年で難関大学に合格していきます。
適切な勉強法で1冊ずつ完璧にしていけば、誰だって逆転可能なのです。

正しい勉強法の第一歩は、「英単語の暗記」からです。

もし、今使っている単語帳が完璧になれば、どれだけ英単語がわかるようになるか
想像してみてください。
今使用している単語帳を模試に持ち込んでいいと言われたら、わからない英単語など
あるでしょうか。頭の中に1冊の単語帳が完璧に入っている状態になれば、
持ち込んでいるのと同じ状態よりもさらに調べる時間がいらないので、
劇的に世界が変わるはずです。

単語→熟語→文法→構文→長文
1つずつ完璧に

英語は単語から順番に完璧にすれば、知らない間に
長文もクリアできるようになります。

 

まとめ

今回は、復習のタイミングについてお話ししていきました。

お話した復習のタイミングを踏まえながら、英語の学習も進めることで、苦手も克服できていくかもしれません。

 

また、今回挙げた特徴にはない特徴のせいで復習がうまくきなかったり、勉強への悩みや不安などがあれば、ぜひ武田塾の無料受験相談にお気軽にお越しください。

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