模試の結果が良かったら？悪かったら？

みなさんお久しぶりです、講師のTです。相模原地区で最近急上昇中の、武田塾橋本校に所属しています。通学先は東京大学理科I類です。

気がついたら12月となってしまいましたね。12月を師走と呼ぶのは、いつも堂々としている教師ですらも走るほど忙しいからだ、という説があるそうです。自分のことを教師と呼ぶのは厚顔ですが、なるほど12月は慌ただしいなあと感じました。高校時代の師に改めて感謝の念を覚えつつ指導に臨む日々であります。

無駄な前口上もこの程度にして、今回は、模試の結果の受け止め方について書いていこうと思います。受験生のみなさんは、「模試の結果に一喜一憂するな」と、方々から口酸っぱく言われていると思います。この格言は正しいことを言っていますが、少々言葉足らずなのです。補うと、以下のようになります。「模試の結果に一喜一憂するだけで終わるな」

模試の結果が良かったらどうすればいい？

ひとしきり喜んだ後で（喜ばなくても良い）、勝って兜の緒を締めよ。

当たり前のことですが、できなかった所を復習し、解説を読んで、必要な知識や技能が身についていることを確認しましょう。また、試験中に自分ができた問題も、偶然解けたのではないことを確認しましょう。偶然解けた問題があるとすれば、次回は必然的に解けるよう、復習を重ねてください。

ところで、結果が良い、と一口に言っても、どのくらい良いのかには幅があります。

目標大学のA判定が取れたところで、あと数点でB判定なら素直に喜んではいけません。模試ではA判定だったのに、入試本番でうまくパフォーマンスできずに落ちてしまう人なぞごまんといます。本番で下ブレする危険性と向き合う勇気を持ってください。最高に良い、と言えない結果なら（あと数点でB判定なA判定は、最高に良いとは言えません）、勉強法にまだ問題があるということなので、もう少し効率化をはかり、上を目指しましょう。ですが大筋はあっています、自信を失う必要はありません。

最高に良いなら、気を緩めずに、変わらぬペースで歩いて行きましょう。焦りは禁物です。

模試の結果が悪かったら？

2パターンあります。

入試本番がまだ遠くにある場合

できなかった所を最優先で復習、復習アンド復習してください。これが済んだら、解説を読んで、必要な知識や技能が身についていることを確認しましょう。

その後、「自分の勉強法には問題がある」という事実に向き合ってください。特に、勉強が、こなすだけの集中力のない作業になっていないか確認しましょう。まだ入試が遠いうちに、自分に合った勉強法を探してみてください。

最後に、結果を受けて、次回の模試でこれくらいを目指そう、という目標を立てましょう。

入試本番が近い場合

できなかった所を最優先で復習、復習アンド復習してください。これが済んだら、解説を読んで、必要な知識や技能が身についていることを確認しましょう。ここまでは同じです。

その後は、足りていない部分を作業のように繰り返し勉強してください。作業のようにと言っても、淡々と集中し機械のような正確さで、という意味です。大学に合格することを考えたら、産業用ロボットのような勉強で、なんとかして詰め込むのも大事です。特に直前期に模試が悪かった場合は、小手先の技術でたくさん稼がないと厳しい戦いになると思います。

もしも試験中に大きな失敗をして結果が悪かった場合、「今でよかった」と思ってください。本番で同じ過ちを繰り返すことは絶対になくなるでしょう。典型的な例でいうと、センター数学で、1Aを解くはずが1を解いてしまった、というのがありますが、マーク模試で失敗するのとセンター本番で失敗するのでは失うものが違いすぎますよね。大きな失敗は割り切って受け入れ、それほど気に病まないこと。

いかがだったでしょうか。入試本番まで、残りわずかですが、焦らずに頑張っていきましょう。

【センター試験、まだ間に合います】-橋本の予備校　武田塾

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