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【弱点克服】日本史の過去問の使い方~時期に応じての使い分け~

【弱点克服】日本史の過去問の使い方~時期に応じての使い分け~

こんにちは、武田塾半田校です!

皆さん、日本史・・・いや過去問やっていますか!!

気が付けば、年度末ですね!

そういった中で受験生のみなさんは1月末から3月中旬くらいにかけて入試に挑んでいくわけですが、少なくとも自分が挑もうとしている大学が毎年のどのようなレベルまで求めているかを知ることは受験政策的に必要なことだと考えます。

 

そこで、今回は過去問(日本史)の時期に応じた使い方について筆者の一提案をしたいと思います!

では、いきましょう!

 

①自分の志望校の最終到達レベルを知る

過去問に取り組む目的のひとつは自分が目指そうとしている大学が最終的にどの程度の実力を求めており、今自分はそのレベルに到達しているのかということを確認することです。もっとも、全く同じ問題が出ることはほとんどありませんから、あくまで参考ということにとどまりますが、目安を知ることは非常に重要です。以下では、時期に分けてどういったことを意識しながら過去問を使えばよいのかを確認していきましょう!

ⅰ.知識を詰める前のチェック

これは日本史に限った話ではありませんが、志望校に合格するためには「逆算」が大切になります。すなわち、現在の自分の実力と大学の求める実力の差をまず知り、その差を埋めるために入試当時までに何をすべきかを考えるということです。

 

日本史に関しても、自分がすでにアウトプットできるほどの知識に関するものについて、再度インプットをしてもあまり意味がないどころか、大事な大事な受験期の一部を無に帰してしまう危険さえあります。

 

現状自分はどれくらいの知識であれば有しており、自分の志望する大学はどのレベルの知識まで要求していて、その知識を自分は知っているのか、という部分を本格的な勉強に駆け出す前に確認してほしいです。特に日本史に関していえば、毎年どのような分野が問われるのかという部分にも着目することで、その分野の対策を目標にすることができると同時にその後の勉強のメリハリをつけることができます。

 

このような目的をもってやる過去問チェックは受験の天王山ともいわれる「夏休み」の初頭に行うのがよいでしょう。もちろん、人によってはもっと前にやってもよいですが、取り組むのがあまりにも早すぎるとゴールまでの距離感をうまくつかむことができないこともあるので、注意が必要です。

ⅱ.現段階の実力を測るためのチェック

さて、年末が近づいてくると周囲が「過去問演習」をやり始めたりするのではないでしょうか。

確かに過去問演習の時期なのですが、過去問を参考書のように扱うことに関しては要注意です。漫然と過去問演習に取り組んでいればなんとかなる、と思っているようであればさらに注意が必要です。

 

この時期の過去問演習とは「蓄えた自分の知識でどのレベルまで太刀打ちできるか」ということを確認する作業になります。もちろん、過去問の復習をする中で新たな知識を習得することも十分考えられますが、上述の通り類似の問題が出題されることはあっても全く同じ問題が出題されることはまずありません。間違えた問題を二度と間違えないようにするという意識での復習は過去問にも妥当しますが、過去問を完璧にすること自体に意味はさほどありません

②基本レベルの知識を問う問題が全体の何割を占めるかをチェック

ⅰ.目的

ここからは日本史等の暗記科目特有のものになっていきます。

過去問を見ていると、毎年のように出題形式、大問構成、出題数が大きく変わる大学はほとんどないように思われます。そうすると、こういった大学ごとの出題の「クセ」を掴むことが大事になってきますが、その中でも基礎レベルの問題がいくつ含まれるのかということについては必ず知っておく必要があります。

 

大学に合格するためには全問題を正答する必要はありません。各々の受験戦術にもよりますが、少なくとも8,9割を絶対にとらないと合格できないといった大学はほぼないといっていいでしょう。

 

そうすると、問題の中に含まれる難易度の高いものを得点できずとも、それ以外の基礎レベルの問題を完答できていれば、十分合格するといことになります。

となると、基礎レベルの問題数によってはあえて難易度の高い知識に手を出さずとも、基礎レベルの知識をマスターすれば充分であるということができます。

 

したがって、効率的な対策のためにも問題の中に含まれる基礎レベルのものを確認しておくことをおススメします。

ⅱ.活用の仕方

上記の目的を達するための過去問の使い方は以下の通りです。

①各設問ごとの難易度を見定める

まずは、各問題の難易度を確定していきましょう。

もっとも、主観的な難しさを確定しても何らの意味もなさないので、あくまで客観的な難易度を確定しましょう。自分でやってもよいですが、どうしても自分の得意不得意が表れてしまいがちなので、多くの問題を見てきている学校の先生や塾の講師などに頼むのがよいでしょう。

どのように難易度わけをしたら良いかという問題が生じますが、筆者自身は①基礎レベル(絶対に解けないといけないレベルで、いわば教科書の黒字レベル)、②応用レベル(教科書の細かい注釈、図説の細かな説明、模試の復習をしっかりやっていれば解ける或いは当日「憶測で」解けるレベル)、③捨て問(どこに書いてあるのってレベル)に分けると良いと思います。

 

②①で見定めた問題が全問題の内の何%を占めるかの算出

ここで出した算出結果をもとに自分の最終目標を定めていきましょう。

実際やってみるとわかりますが、上記③捨て問が多すぎる、なんてことはほとんどありません。①のレベルを確実に解けるようにし、あとは自分の持ちうる知識を最大限に発揮して現場思考で解けるくらいの訓練をしておきましょう。

③インプットした知識の知らない側面を知る

過去問をやっている際に「なんだこれ」と思った問題にもかかわらず、答えは自分が知っているもの、というパターンにたまに遭遇することがあると思います。

当然ですが、記録が多く残っている人物などはそれだけ多様な側面を有しているのであって、自分が知っている知識はその一面に過ぎないなんてことはたぶんにありえます。

こういうものに入試本番に遭遇するのは怖いですから、対策をしたくなるのは当然です。しかし、これをすべて対策するのは至難の業なので、自分の志望校と同じくらいのレベルの大学の過去問をやる中で徐々に習得していくのが実は一番よかったりもします。

 

これについては、直前期くらいにやるのがちょうどよいです。実力チェック&知識補充がてら取り組みましょう。もっとも、自分の知らない知識が直前期に発見されたからといって決して悲観的になる必要はないのであしからず。

おわりに

いかがだったでしょうか!

過去問が大事であると再三言われますからやる人は多いですが、それにとどまらず、過去問をあますことなく使う人こそが合格をつかみ取るのだと思います!

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