【高1高2のうちに挑戦したい英検】２級と準１級！違いは何？

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以前のブログでは、
高１・高２から受験対策を始める際は
ぜひ英語から！ということを書きました。

前回のブログはこちら

前回の内容以外にも、
英語から対策を始めることのメリットが
実はあるんです！

それは・・・

「英検®」

に挑戦できることです！

高２までの間に英検２級もしくは
準１級までに合格しておくことによって、
高３での大学受験そのものも、

「ぐっと楽に」
なるんです！！

英検を受けるのが初めての方は、
まず準２級に挑戦してから
２級や準１級に挑戦したいですね！

大学受験時・あるいは大学在学中も役に立つのは
２級から。準１級になるとメリットはより大きく！

今回はこれら2つの級についてご紹介します！

英検２級と準１級は、いったい何がどの程度違うのか？？

英検２級・準１級の審査基準を比較！

英検を運営する公益財団法人・日本英語検定協会によれば、
各級のレベルは次のように説明されています。

英検２級の目安としては、
高校卒業程度レベル。

英検準１級の目安としては、
大学中級程度レベル。

分かるようでわからない・・・。
審査基準はどのように違うのでしょうか。

英検２級の場合

程度	社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる。
審査領域	読む：社会性のある内容の文章を理解することができる。聞く：社会性のある内容を理解することができる。話す：社会性のある話題についてやりとりすることができる。書く：社会性のある話題について書くことができる。

英検準１級の場合

程度	社会生活で求められる英語を十分理解し、また使用することができる。
審査領域	読む：社会性の高い分野の文章を理解することができる。聞く：社会性の高い内容を理解することができる。話す：社会性の高い話題についてやりとりすることができる。書く：社会性の高い話題についてまとまりのある文章を書くことができる。

お気付きでしょうか？？
２級と準１級では、

「社会性のある」から
「社会性の高い」へと、

使われる文言が変わっているのです。

ここからわかるのは、試験で扱われる
場面・状況・話題に大きな違いはないが、
準１級では２級より

合格に求められる技能レベルがより高度になる

といえます。

制限時間や問題数に違いはあるの？！出題形式は一緒？

求められる技能（リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング）の
レベルが高度になるのは、
制限時間や出題形式にも表れています。

時間

一次試験では、筆記とリスニングがあります。

２級では筆記85分、リスニングが約25分。

準1級では筆記90分、リスニングが約30分。

２級から準１級になると
合計で約10分ものびることになりますので、
集中力も求められます。

こうあからさまに時間が長くなっていると
問題の分量や数がどれだけ増えたのか
気になりますね。

二次試験では、

２級は約7分、準1級は約8分が所要時間となっています。

リーディング

２級から準１級では、

・単に問題数が増えるパート
・問題数は変わらないが、読解に時間がかかるパート
・問題数は減るが、読解に時間がかかるパート

があります。

このあとに英作文が控えていることを考えると、
どちらの級でもいかに素早く読むか、
スキャニングなどのスキルが必要になりますね。

	2級	準1級
形式	①短文の語句空所補充 ②長文の語句空所補充 ③長文の内容一致選択（解答形式はすべて4択）	①短文の語句空所補充 ②長文の語句空所補充 ③長文の内容一致選択（解答形式はすべて4択）
問題数	①20 ②6 ③12	①25 ②6 ③10
問題文の種類	①短文・会話文 ②説明文 ③Eメール・説明文	①短文・会話文 ②説明文・評論分 ③説明文・評論分

ライティング

２級・準1級ともに
「指定されたトピックについての英作文を書く」
という設問が1問ですが、
条件が異なります。

採点時の観点については、
協会の公式サイトにまとめられています。

どちらの級も（さらにいえば１級も）
採点時の観点に違いはないようです。

公益財団法人　日本英語検定協会
『ライティングテストの採点に関する観点および注意点（１級・準１級・２級）』
https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/2016scoring_w_info.html

	2級	準1級
形式	指定されたトピックについて英作文を書く	指定されたトピックについて英作文を書く
問題数	１	１
問題文	日本語	英語
条件	文字数：80～100字与えられた"POINTS"は使用してもしなくてもよい構成：自分の意見とその理由２つ	文字数：120～150字与えられた４つの"POINTS"のうち２つを用いなければならない構成：トピックに対して賛成か反対かを述べ、序論・本論・結論にまとめる

リスニング

リスニングは、準２級から引き続き
２級でも準１級でも
音声は1回しか再生されません。

両級の大きな違いといえば、
準１級では２級より設問が1つ増えることでしょう。

「Real-life形式」では、
実際の生活で耳にするような
文章の聞き取りが出題されます。

施設のアナウンスやメディアの放送、
留守番電話などの実生活での設定に
基づいており、
TOEICのリスニング問題にかなり近いです。

	2級	準1級
形式	①会話内容の一致選択 ②文内容の一致選択（解答形式はすべて4択）	①会話内容の一致選択 ②文内容の一致選択 ③Real-Life形式の内容一致選択（解答形式はすべて4択）
問題数	①15 ②15	①12 ②12 ③5
問題文の種類	①会話文 ②物語文・説明文	①会話文 ②説明文など ③アナウンスなど

スピーキング（二次試験）

スピーキングは面接形式で行われます。

どちらも個人面接で面接委員は1名です。

	2級	準1級
形式	①パッセージの音読 ②パッセージについて回答 ③3コマイラストについて回答 ④自身の意見を述べる（カードのトピックについて） ⑤自身の意見を述べる（カードのトピックに直接関連しない内容を含む）	①自由会話（問題数としてはカウントはされない） ②ナレーション（2分間で4コマイラストの展開説明） ③4コマイラストについて回答 ④自身の意見を述べる（カードのトピックについて） ⑤自身の意見を述べる（カードのトピックにやや関連した社会性のある内容について回答）
問題数	各１問	④は２問、それ以外は各１問
条件	個人面接・面接委員1人（応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価）	個人面接・面接委員1人（ナレーション、応答の内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などの観点で評価）