青森県南、岩手県北の高校生・受験生の皆さん、こんにちは。
八戸市中心街、VIANOVAビル2Fの武田塾八戸校です。
今回からは科目別の勉強法について触れていきたいと思います。
第1回目は「国語・現代文」。
現代文を勉強するうえで大切な考え方、参考書などを紹介していきます。
国語の勉強方法がよくわかりません
国語には勉強方法がない、やり方がよくわからない。
よく聞く意見です。
国語は英語と同じく言語系科目に分類されます。
英語は普段使っている言葉ではないこともあるのでしょうか、参考書も豊富で、勉強の仕方も様々なところで紹介されています。
「単語」「文法」「解釈」「長文」と本当に全分野にわたって出されている印象です。
一方国語は同じく言語を扱ってはいますが、「普段から使っている言葉だし何とかなるでしょ」、という気持ちを持っている人もいるのではないでしょうか。
いいえ、何とかなりません。
国語と日本語は違います
科目としての国語と言語としての日本語は全く同じではありません。
そのため、
日本語が使える=国語ができる
とはならないのです。
もちろん、感覚的に解くことが得意な人がいることは否定しません。
「どうやって解いたの?」
「なんとなく。」
こういった会話はいろいろなところで聞かれるのではないでしょうか。
読書と読解は違います
さらに、読書と読解も別物です。
もちろん、読書の好きな人の中に国語が得意な人が多くなる傾向はあります。
理由として、
①紙媒体である程度の量を読むという、活字慣れをしている
②多くの読書経験で内容をつかむことが感覚的に出来ている
③読書により「語彙力」「背景知識」が増えている
などがあげられるでしょうか。
では、読書と読解の違いはどこにあるでしょう。
読書・・・自由に読める、読後の個人の感想は自由(10人が同じものを読んだら10通りの感想あり)
読解・・・解答が一つに絞られる(客観的に読み10人の答えが一致)
これが一番大きな違いです。
科目としての国語は客観視が大切
国語には答えがたくさんある、という声もよく聞きますが、これも真とは言いにくいですね。
確かに解答を書く際の部分的な表現の違いはあるかもしれません。
ですが、外してはいけないポイントは必ずあります。
この外してはいけないポイントが、誰が読んでも同じになるべき箇所です。
そして、このポイントをつかむ際には「自分の考えを入れず、本文に書かれていることに素直になる」ことが大切になります。(最近では一部自分の考えで書く必要がある問題もあり)
現代文 実際の勉強法は
実際の勉強について解説します。
現代文は大きく分けて「論説文・評論文」「小説」に分けられます。
細かい部分ではそれぞれに対策方法がありますが、ここでは全体の学習についてご紹介します。
まず、国語は英語と同じく言語系科目ですので、対策には近いものがあります。
国語の問題の中には大きく分けて
- 知識系(暗記系)
- 読解系
の2種類の問題が出題されます。
全体的な対策としては、
- 単語の学習をする
- 文法を学習する
- 構文の取り方を学習する
- 一文が読めるようになったら文と文のつながりを取れるようにする
- 読めるようになったら設問への解答方法を学ぶ
という、言語系科目一般の学習法がベースとなるでしょう。
知識系の学習に抜かりはありませんか?
現代文を勉強しようと思った際に意外と手を付けられずにいるのが「知識系」分野です。
具体的には
・漢字
・語彙
・文法
の学習です。
マーク試験においては、漢字は書ける必要こそないものの、文意と読み方からどの漢字を使うかは思い浮かばなくてはいけません。
一問当たりの点数は大きくないとはいえ、知識系は覚えてさえいれば解け、覚えていないと手も足も出ない分野です。ぜひとも押さえておきたい分野です。
そして語彙(表現)問題対策。
問題として意味が問われることがあるだけでなく、語彙がわからず全体の内容が取れないということもあります。
普段あまり聞かないような語彙は、意識的に触れるようにしていきましょう。
そして、これらの対策として3冊の参考書をご紹介します。
①入試漢字マスター⁺ (河合塾出版)
②ことばはちからダ 現代文キーワード (河合塾出版)
③現代文キーワード読解 (Z-Kai)
3冊ともに武田塾のルート内の参考書です。
他にも
「現単」を始め様々なものが出版されています。
英単語集と同じように、一度見比べてみるのもいいかもしれません。
文法学習も抜かりなく!
「現代国文法」は「英文法」や「古典文法」に比べて勉強する機会は少ないですよね。
ですが、正確に1文を読むためにはやはり文法力は欠かせません。
高校の授業ではあまり触れられる機会がなく、中学校の授業でもほんの数時間といったところでしょうか。
中学生用の参考書でかまいませんので、今一度文法を見直してみましょう。
くわしい国文法 中学1~3年 (文英堂)
などが復習に適しているでしょう。
1文を正確に読む
語彙が増え、文法も正確に取れるようになると、1文がより正確に取れるようになります。
全体をつかむための要約練習も大切な学習ですが、まずは1文ずつを正確に内容把握できるようにしましょう。
日本語だとどうしても「なんとなくわかる」が先行してしまい、読み飛ばしが多くなってしまうことがあります。
そうならないためにも初期段階で、一文ずつを正確に解釈する練習を取り入れるとよいですね。
最後は設問対策
読めるようになったら後は設問への答え方を練習します。
この時
答えの書き方+回答の根拠となる箇所
の両方を意識しながら勉強を進めましょう。
読めても解けないこともありますので、設問への答え方の練習は必須です。
おわりに
主要3科目の内、英語・数学へ時間をかけることのほうが多くなると思います。
国語はその後になりがちですが、いざ始めようと思った時に正しい戦略で臨むことが大切です。
「なんとなく」「漠然とした」勉強で終わらせることのないように気を付けてくださいね。
こちらの動画もご参考に
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