こんにちは!武田塾円町校です。
12月に入りいよいよ共通テストまで一か月となろうとしている今日ではありますが受験生の皆さんいかがお過ごしでしょうか?
共通テスト対策が上手くいっている受験生もいれば、そうでない人もいると思います。
今回は共通テスト対策が上手くいっていない人、具体的には
共通テスト対策始めてみたけどいまいち何をすればいいか分からないという人
に向けて、今からでも間に合う理系教科の対策法について簡単に描いていこうと思います。
1.英語
まずは英語について。
以前までのいわゆる大学入試センター試験の時代の英語は文法と長文読解の両方が出題されていました。
しかし共通テストではこのうち文法問題が廃止され、全て長文読解に関連する問題の出題形式になりました。
ここで受験生であれば必ずこの疑問を抱くと思います。
『文法問題がなくなったのだからもう文法は対策しなくていいのでは?』
しかしこの答えは否です。
そもそも文法とは英語という言語における基礎中の基礎
いわばその言語の使い方(別の言い方をするなら言語の説明書)そのものなのです。
例えば日常生活で全く使い方のわからない電化製品が届いたとしましょう。
その電化製品を説明書を読まずに完璧に使いこなせる人がいったいどれほどいるでしょうか?
当然、中にはそんなもの読まなくとも使いこなせてしまう天才もいます。
少なくとも私たちはは説明書を理解することで初めてその電化製品を完璧に使いこなすことができるでしょう。
これは英語についても同じであり、説明書が英語で言うところの文法なのです。
したがって文法を理解することで初めて英語長文をスラスラと読み問題を解くことができるのです。
さてここまで文法の重要性について語りましたが次に長文を読む読解力があるものとして、どのように共通テスト英語の対策をすればいいかについて書いていこうと思います。
読解力がある程度付いている人であれば次にネックになるのは『時間』です。
というのも共通テスト英語では大問6題すべてが読解問題であり英文を読み理解する速さが試験の出来を左右してしまうからです。
大問6題を時間内に読み切り、問題を解き、さらに見直しまで行う。
このことを達成するには徹底的な効率化が必要になってきます。
では問題を効率的に解くために何をすればよいか?
ひたすら演習量を増やしてください。
予備校各社が出版している予想問題まで手を出して徹底的に量をこなすことをお勧めします。
ただその際に各大問を解き終わった時間を大まかに記録しておくという作業を忘れてはいけません。
自分がどの大問にどれだけの時間をかけて解いているか?
それを記録することで各大問にかかるおおよその時間がわかり、
無意識のうちに他の大問よりも解くのに時間がかかっている部分を見つけ、その分野を解く時間を短縮させるための方法を模索することができるだけでなく、本番ではそれらの時間がペースメーカーとして働くことで時間が足りなくなることを防いでくれるのです。
さて長くなりましたが英語についてまとめると
・文法問題が出題されなくなったが英文法はしっかりと頭に入れておくことが重要(読解問題がニガテな人)
・共通テスト型の問題演習量を増やす
・各大問を解くのに要する時間を計っておく
以上になります。では次は数学を見ていきましょう
2.数学
まず共通テスト数学において大前提となるのが各公式や定理をしっかりと理解し覚えておくことです。
共通テストでは比較的基礎的な問題がメインに問われます。
しかしここで注意が必要なのが『基礎的問題』とは単に『問題集の例題のような簡単な問題のことを指すだけではない』ということです。
ここでいう基礎的とは定義そのものを問う問題も含まれるのです。
実際数年前には弧度法(ラジアン)の定義なども問われています。
ついつい忘れがちな定義の部分ですが不意に問われた際に焦らないようにしっかりと復習しておくことが必要です。
さて知識関連は上で述べた通りですが次に時間について話していこうと思います。
共通テスト数学ですが、ある程度のレベル以上になると安定して9割、9割5分以上を取っていくには、やはり時間がネックになることでしょう。
では時間短縮するにはどうすればいいか?
まず大前提となるのは英語でも述べたように演習量を増やし、大問ごとの時間を計りながら解くことです。
しかし数学の場合はそれと同じかそれ以上に重要なことがあります。
それは複雑な計算は極力しないということです。
つまりどういうことか?
例えば積分計算において1/6公式などの計算を楽にする公式がありますよね?
ああいった公式をしっかり覚えて活用することが重要なのです。
特に複雑な問題になるほど公式や計算の工夫を使えるか否かで問題を解くスピードは大きく変わってきます。
そう、数学においてはこの計算の工夫を用いていかに頭の中だけで計算を処理できるようにするかでかかる時間は大きく変わってきます。
まとめると
・演習量を増やす
・時間を計って解く
・計算の工夫を用いる
この三点が数学において重要になってきます。
3.理科(物理・化学)
では最後に物理化学の攻略法について軽く書いていこうと思います。
物理化学については正直共通テスト対策と銘打って対策をする必要は数学や英語と比べるとそこまでないと思います。
というのも物理化学に関しては数学や英語ほど共通テスト特有の問題が出題されないため
二次試験対策がそのまま共通テスト対策になってしまうからです。
時間についても二次試験レベルの問題が十分に解ける実力のある人であれば特に気にする必要もないでしょう。
ただし物理に関しては本当の意味での基礎を問われることがしばしばあります。
公式をただただ丸暗記するのではなく各公式の背景にはどのような事象が存在するのか?
教科書レベルで大丈夫です。
確認しておくと本番で不意に本質を問う問題が出題されても解くことができるでしょう。
4.最後に
以上ここまで共通テスト対策について話してきたわけですが、二次試験のある国公立大受験生にとっては共通テストは前哨戦にすぎません。
共通テストの1,2週間前などの本当の直前期には共通テスト対策に全集中しても良いですがそれまでは一日1時間程度でも二次対策の勉強時間を入れてください。
そうすることで共通テスト明けの頭のなまりを軽減することができます。
最後になりますが、いよいよラストスパートです。
悔いのないようにしっかりと最後まで駆け抜けていきましょう!
武田塾では、皆さんそれぞれの志望校や学力に合わせてカリキュラムを組んでいます。
逆転合格を目指して一緒に頑張りましょう!