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【大学受験】解き始める前に「問題文の試食」してる?

【大学受験】解き始める前に「問題文の試食」してる?

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こんにちは!

京阪「出町柳駅」から徒歩2分のところにある、学習塾・予備校の武田塾出町柳校です!

年末年始は比較的暖かかったのに

ここにきて完全装備でも体が震えるほどの寒さを京都を襲っていますが

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

さて今回は、共通テストが終わり二次試験を控えた皆様に向けて

二次試験対策、特に問題の解き方の視点からお話していきたいと思います。

二次試験に向けて志望校の過去問演習をする際

皆さまはどのような順番で問題を解いておられますか。

問題を解く順番は決めておられるでしょうか。

例えば共通テストの英語であれば

各大問の長文の難易度や長さはおおむね決まっており

ほとんどの方が、過去問演習の段階でどのような順番で解き進めていくのか

決めた状態で本番に臨んでおられると思います。

しかし、特に二次試験では、このような戦略が通用しないケースがよくあります。

そのようなときに使う考え方が今回の「問題文の試食」です。

では、「問題文の試食」とは何で、どのような場合に有効なのか

早速見ていきましょう!

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「問題文の試食」とは?

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タイトルにも掲げた「問題文の試食」という文言、私の造語なのですが、これは

それぞれの大問の概観をとらえて、その難易度や解く順番を検討する

ということを指しています。

そして、これが有用なケースの代表例が、二次試験の数学です。

二次試験の数学では、大問がいくつか提示され

それらを解き進めていきますが

ここで、各大問の分野や難易度が年度によってまちまちなケースがとても多いです。

もちろん傾向等は存在するでしょうが

その確実性は共通テストのそれに比べて大きく劣ります。

よって、「私は三角関数が得意だから、三角関数の問題から解き始める!」

というように決め打ちをすると

初手から超難問にあたってしまい、時間をロスするということがあります。

また、難関大学では

ただ問題文を眺めただけでは何の分野の知識を使うのかすら分からないという時もあります。

ですので、問題を解く順番については

これまでの傾向等からある程度の予測はするものの

本番の、その場で判断することが求められることとなります。

さてここまでで「問題文の試食」の内容や意義についてはお分かりいただけたかと思います。

では具体的に何をすれば良いのか、次項からお話していきます。

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具体的に何をどのくらいの時間でするの?

何をする?

「問題文の試食」の定義は前述しましたが

具体的な行動として何をすれば良いのかについて、私は大きく2つがあると思います。

・各大問の問題文を読む

・各大問の理解を行う

まずは各大問の問題文に目を通しましょう。

試験全体の概観を把握するのが目的ですので

そこまで丁寧に読み込む必要はありません。

特に理科などで

何かの実験の方法や結果の記述が延々と書かれているようなものに関しては

読むだけでかなりの時間を消費してしまいますので

何についての問題なのかを見るくらいに留めておきましょう。

また、数学では

他教科との兼ね合いによってはすべての問題に解答できなくても大丈夫というケースもありますので

一見して地雷そうな問題についてはこの時点で排除するのも、効率の観点から有効です。

さて次に、各大問の理解を行っていきます。

難関大学では、たとえ数行の問題文であったとしても

一読しただけではその難易度等を判断できないのがほとんどです。

よって、単に字面を追う以上の作業をしていく必要があります。

これについては色々な方法が考えられますが、その中でも特に有効なのが

「問題文の可視化・図式化」です。

問題文において、分かりやすい図を出題者側から提供してくれるのは稀です。

教科にもよるでしょうが

少なくとも提示された図だけで問題の状況設定を把握するのはまず無理でしょう。

このような状態では難易度の予見など到底不可能ですので

問題文を視覚的にかつシンプルに把握できるようにしてあげましょう。

例えば数学の幾何の問題を思い浮かべてみてください。

対象となる図形をそのまま図として提示せず

「三角形ABCの各辺を内分する点D,E,Fがあり、さらに線分DEの二等分線と~」

のようにひたすら言葉で説明する場合がほとんどです。

このままでは難易度を予想するどころか

検討する対象すら見えてきませんので

まずはこれらを図に描きおこしてやりましょう。

たいして高度な知識を使わなくてもできるこの作業ですが

これだけでも難易度の予想が急激にしやすくなります。

例えば図を書いてみた結果、明らかに正三角形ぽいものが浮かびあがり

しかもその正三角形の特徴(すべての角の角度が60°など)を使えば

答えにたどり着くことが何となくでも想定できれば

その問題は比較的やさしく

確実に正解しなければならない問題である可能性が高まります。

このようにして問題文の「見える化」をしてやるだけで

各大問の難易度の予想や、解くべき順番を見出すことができます。

このような作業を、ぜひ「問題文の試食」として行ってみてください。

どのくらいの時間?

これについては、一概に何分と言い切ることはできません。

そもそもの試験時間によっても違いますし

その試験時間に対してどのくらいの出力が必要かによっても変わってきます。

ですので、例えば試験時間の0.5割~1割あたりを目安に

「試食時間」を設定して過去問演習を行い

それを繰り返す中で自分や志望校にあった時間設定を調整していくのが最適解となります。

参考までに、私の場合は、数学(150分)に対し

15~20分程度、理科(180分)に対し5~10分程度を設定していました。

(理科の場合は各大問に基本的な用語問題なども含まれており

大問ごと切り捨てるということが無かったため、少し短めに設定してありました。

最後に

いかがだったでしょうか。

今回は問題を解き始める前の「問題文の試食」というものをテーマにお話しいたしました。

試験本番直前、知識の詰め込みだけではなく、戦略の練り直しもたいへん重要になってきます。

どちらもバランスよく取り組んでみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では!

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