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京大生が受験期を振り返ります・現役編【不合格体験記】

こんにちは。京阪出町柳駅から徒歩2分にある、武田塾出町柳校で講師をしているKと申します。

今回の記事は題の通りです。現役京大生たる私が自らの受験期を振り返るのが今回の趣旨でございます。

目標は、生々しい体験記を書くことです。巷にあふれかえっている、たまたま受かった人間がドヤ顔で書き上げたフワフワ体験記にはないリアリティを追求します。(完全に僕の偏見です。世の合格者たちはきちんと努力をしたはずです。)

この記事を読んで、受験生の皆さんが何かを感じてくれれば幸いです。

以上、前置きでした。本編へ参りましょう。

以下、良いと思うところは文字を青く悪いと思うところは文字を赤くしたいと思います

 

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その前にプロフィールを確認

この話の主人公は高校生時代の私(以下「僕」)です。関東在住(当時)。

県内ではまあまあ上位の進学校に通っている。

部活は若干強豪の水泳部、授業が終わって放課後は7時まで部活をする生活を送る。

 

高校1年生編

僕の出身校はそこそこの進学校でした。生徒は「うちは自称進学校だ」なんてことをよく言っていましたが、世間的に見ればまっとうに進学校だったと思います。生徒の学力レベルも高い。賢い人々に囲まれて僕は、「この環境でなら周りより頭が悪くても仕方がないな。」と考えるようになりました。入った部活もそこそこな強豪で、つらい。部活が終わってから勉強する気なんて起こりません。成績は悪化の一途を辿り、そのことに危機感も覚えていませんでした。受験のことなんて当然考えていません。まあどっか行けるっしょ。そんな感じでした。

幸いだったのは古文の授業が超絶有能だったこと(こんな学生だったのにどの模試でも古文の偏差値が50を下回ったことがありません)と、数学で宿題の提出を求められたので最低限のことは必然的に身についた(怖顧問が数学教師でした)ということです。

高校2年生編

周りが何か志望校の話してる。え、早くない?もうそんな時期なの?って思いました。僕も何となく進学先を考えてはいたんですけどね。遠いところ行って一人暮らししたいなー、くらいざっくりですが。

この時期にめっちゃ仲良い友達ができて、その子が京大志望だったんです。だから僕も京大志望にしました。成績は相変わらずめっちゃ悪いのに。なめすぎ。

 

高校3年生編

さて、ようやく受験生になりました。受験生の自覚を持つのが遅いと思う方もいると思いますが、過去の僕は高3になってやっと受験生になったと考えていました。もっと正確に言うと8月末に部活を引退してからです。

この時点でもう夏が終わってます。相当きつい。まず、自分の現状を把握しよう。

国語:普通(そもそもあまり差が付かない)、数学:普通、英語:×、化学:×、物理:×~△、地理:×

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絶望しました。浪人を強く意識した瞬間です。

それでも、秋以降は必死に勉強しました。まず僕が志望する京大工学部はセンター地理がめちゃくちゃ大事です。たかがセンターの中の1科目のくせに全体の点数の1割を占めます。というわけで急ピッチで仕上げました。結果は後ほど。

つぎに、初めて京大模試を受けます。これが衝撃でした。理科ムズ、数学は何とかなるかも、国語はよくわからん、英語はサヨウナラ。帰ってきた成績も自分の感覚と大体一致していました。これで学習の優先順位がはっきりします。英語→化学→物理→数学だと。(国語は伸びしろとかが分からなかったのでポテンシャルに任せることにしました。)こうやって模試を通して自分の状況を把握できたのは非常に良かったと思います。この方針のおかげで冬以降一層がむしゃらになって勉強することができました。

しかし、ここでの学習方法が悪かった。いきなり京大の過去問を解き始めてしまいます。愚か。難しい問題をやっとけば基礎も自然とできていくだろうという甘い考えでした。基礎があるから応用ができるんです。

センター~二次試験編

まずセンターです。ここで注目するのは地理だけです。79点。ちょっとビハインドかなあ。過去サボった自分には当然の結果だけど、きついものはきつい。これで2次試験は周りより点を取らなければならなくなりました。

そういうわけで1,2月はさらに頑張るようになります。とにかく勉強していました。1日12時間くらい勉強していました。ここの集中力は素晴らしかったと思います。(ここまで追い込まれてる時点でダメなんですけどね)

途中、1日だけ早稲田大学の受験に行きました。練習のつもりで行きました。過去問は見たこともありません。記述かマーク式かもわからない。当然落ちます。でもまったく気にしませんでした。練習だし。自分が行きたいのは早稲田じゃないし。変に落ち込まなかったのも良かったですね。うまく切り替えれていました。

 

では、京大の二次試験はどうだったのでしょうか。

 

さすがに落ちました。

自分は数学を武器に受験を戦っていくつもりでした。まずここが間違っていました。「○○が武器」とか言ってる時点で危ない予感がします。何かに頼るということはその分弱い何かがあるということです。ましてや成績の安定が難しいと言われる数学を武器にしようだなんて、どんだけ調子に乗っているのか。お前はそんなに優秀じゃないだろう。

初日の数学が全く解けなった僕はかなりのショックを受けます。まだ2日目が始まってすらいないのに親に電話しました。「浪人しましたごめんなさい。」って言いました。本当に言いました。そんなことしてる暇があったら2日目の勉強してください。

2日目、何とか切り替えました。まず英語。めちゃくちゃ出来た。と思ったらみんなできていたみたいです。理科は相変わらずできません。結構頑張って勉強したんだけどなあ・・・

何もかも実力不足の受験1年目でした。

何がいけなかったのだろう

まず、勉強する習慣がなかったことです。この「勉強する習慣」はすぐには身に付きません。部活が終わったら切り替えて勉強頑張ろう~、というのは難しいと思います。(それができたら部活があっても勉強できているはず。)

また、手を出す参考書、問題集が自分のレベルに合っていませんでした。自分が何をするべきかを正しく把握できていなかったのです。これでは実力が伸びない、伸びたとしても必要以上の時間がかかってしまいます。(→受験に間に合わず志望校に落ちてしまいます)

一応宣伝をしておくと、武田塾では生徒のレベルに合わせて毎週宿題を出しているので、上に挙げたような失敗をする心配はありません。ご安心ください。

現役時代総括

結局はやる気がなかったんだと思います。勉強をしないで済む理由を常に探していた気がします。

勉強したくない。基礎もできない。時間はどんどんなくなっていく。時間ないから応用から始めます。

そんな奴がコツコツ頑張って基礎固めてきた人間に勝てるわけありません。ちょっと考えればわかるはずなんですけどね。基礎は一番大事だから基礎なんです。

改めて落ちるべくして落ちたのだと痛感いたしました。お恥ずかしい。皆さんは僕のような高校生活は過ごさないでください。絶対に受かりません。絶対にです。

とはいえ必死になって勉強したのも事実です。この頑張りが翌年の浪人の成功につながったのだと僕は信じています。

というわけで次回の記事で浪人編(合格体験記)を書いていこうと思います。またお会いしましょう。

 

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