現代文って勉強する意味あるの??武田塾講師が考えてみた!
「現代文って勉強する意味あるの??」
と受験生なら一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
受験生の意見として多いのが...
・「現代文とかセンスでしょ」
・「現代文なんて所詮日本語だから勉強する必要ない」
等です。
多くの受験生は英語や数学等の主要科目の勉強に時間をとられ、
現代文の勉強を疎かにしがちです。
今回のブログでは、現代文の重要性を知ってもらうために
「現代文を勉強する意味」
について、
・大学受験において必要な理由
・大学入学後に必要になる理由
以上の2つの観点から説明していきたいと思います!
大学受験において必要な理由
現代文は、大学受験では主に文系の受験生、
あるいは国公立理系の受験生がセンター試験(大学入学共通テスト)や
一般入試で受験科目として課せられています。
特に文系の受験生にとって現代文は配点が高い科目の一つのため、
勉強を避けることはお勧めできません。
ただ、現代文の勉強が重要な理由は配点が高いことだけではなく、
他にも重要な理由があります。
それは...
全ての読解力の土台となるから
です!
現代文の勉強は、
・語彙力(+背景知識)
・読み方
・解き方
以上3点を段階を踏んで勉強していきます。
読解の問題は傍線部説明問題や理由説明問題等、多岐に渡りますが、基本的に必要とされる読解力はどの問題形式でも同じです。
そして、この読解力は他の科目にも必要になってきます!
例えば、まず英語です。
武田塾では、英語は単語、熟語、文法、解釈を一通り勉強した後、長文読解の演習に入っていきます。
英語長文の問題は、傍線部意味問題や理由説明問題、内容一致問題等が代表的です。
この問題形式で必要とされる読み方、解き方は現代文と同様である場合が多いです。
また、英語が伸び悩む受験生の代表的なものに
「文章は訳せるけど、内容の理解ができない」ことが挙げられますが、
この原因の一つとして、抽象的な文章をかみ砕いて理解する力が足りないことが考えられます。
この「抽象的な文章をかみ砕いて理解する力」は現代文の勉強で養うことができる力です。
次に、理系科目である数学でも現代文で養われる基礎的な読解力が必要になることがあります。
数学では文章題がセンター試験や一般入試で出題されます。
この文章題で問われている内容をきちんと読み解くことが出来なければ、問題を正解することは出来ません。
数学の力の以前の基礎的な読解力が足りず、問題の意図を読み取れないために、「数学が苦手」と武田塾に受験相談に来る受験生が一定数います。
英語や数学等の主要科目の得点を上げるためにも、現代文の勉強は重要なのです!
大学入学後に必要になる理由
現代文はそもそもなぜ受験生に受験科目として課せられているか考えたことはありますか!?
私は受験生時代、一切考えたことはありませんでした。(笑)
ただ、大学入学後、日々勉強していく中で現代文で養った力は
「こういう時に必要になるから受験科目になっているのか!」
と実感することがあったので、それについて書いていきます!
現代文が受験科目として課せられている理由とは...
大学で論文を書く際に文献から情報を読み解く力が必要になるから
です!
多くの大学、学部で4年生が卒業する要件として、卒業論文が必修や選択で課せられています。
この卒業論文を書いていく際には、多くの文献を読んで情報を収集していく必要がでてきます。
文献の種類としては、大学の教授が書いた論文等であり、多くが非常に抽象的で内容が難しいです。
この文献を読み解くには、最低限の文章読解力が必要になってきます。
この文章読解力を大学入学してから養うのでは、1年生・2年生時のレポートや論文を書いたり、読んだりするときに支障がでます。
そのため、大学入学前に大学で勉強する際に必要になる読解力が身に付いているかを確認する必要があるのです。
大学に入学してからも現代文で養った力は必要になることがこの話から分かると思います!
まとめ
今回のブログでは「現代文を勉強する意味」について説明しました!
最後に内容をまとめると...
現代文を勉強する意味とは
・大学受験において全ての読解力の土台となるから
・大学入学後に論文を書く際に文献から情報を読み解く力が必要になるから
です!
このブログを参考にして、日頃の勉強のモチベーションの向上に繋がれば幸いです。
具体的な勉強方法と参考書については以下の動画をご覧ください!