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古典文法基礎 〇動詞編 逆転合格の武田塾阿佐ヶ谷校 杉並区の個別指導 塾

こんにちは。武田塾阿佐ヶ谷校です。

 

こちら古典文法ガイドラインのつづきとなっております。

ぜひこちら

https://www.takeda.tv/asagaya/blog/post-208326/

もご一読ください。

 

拙い記事(´;ω;`) でございましたが、 ここで前回のおさらいをさせていただきます。

文法って読解するうえでとっても大事な部分ですよね。

だけど、文法書一冊まるまる覚えないといけないとなると腰が重たいものです。

 

文法の分量を適切に把握すると、「意外といけるかも!」と思えるというお話が前回でした。

実際分類してみると純粋に文法事項といえるところは、

①活用

②接続

がその大部分を占めているのでしたね。

(しかもこの二つってコインの表裏みたいな密接な関係ですし、実質一つともいえるのでは。。。なんて(;゚Д゚)

たったこれだけなので逆にちょっとびっくりしてしまいますよね(;^_^A

 

この大部分となる基礎的なところができれば、今後古典勉強が捗ることは想像に難くないでしょう。

基礎的知識を土台に特殊な事例を覚えたり、ちょっとした技を覚えたりすれば、それはすぐ使える知識になります。

逆に言えば基礎ができていないとせっかくの知識も活かしきれないものだということです。

 

文法書を丸ごと並行して覚えるのは大変です。

基礎的なところから積み上げてく形で覚えていきましょう!

 

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活用ってなに?

 

活用とは、同じ意味の単語なのに文のすわりをよくするためにちょっとだけ形を変えて現れてくる現象のことです。

 

形は6種類あって、未然形・連用形・終止形・連体形・已然形・命令系です。

それぞれ相性が良い単語は「ず・て・。・とき・ども・。」なので、これも覚えとくと判別の役に立ちます。

名前も意味を表していているのでパパっと覚えちゃってください。

 

これを知っとかないとせっかく覚えた古文単語の知識を生かせなくなってしまいますよね。

なんといっても覚えた単語だって気づけないわけですから!

そうゆう意味で非常に大切な基礎部分だとわかりますよね。

読解を分析的に進める品詞分解というやり方には必要不可欠な知識になります!

 

なにを勉強すればいいの?

 

では本題になりますが、順番に勉強するべきことを書いていきます。

しっかりついてきてくださいね。

 

①覚える活用には限りがある!

まず、活用する語には限りがあります。

例えば、名詞なんていうのは活用しません。

飛行機や車が文脈によって飛行けやくるめになったりはしないですよね。

動詞・形容詞・形容動詞・助動詞しか活用しないのですから、簡単に考えちゃってください!

しかも助動詞は非常に見る頻度の低いものとかがありますので、さらに覚えておく量は減りますよ。

助動詞の活用は覚えようとするのはいい心がけでしょうが、28個もあるのでまあ、読解で何度もでてきたものをしっかり押さえていくような姿勢の方が効率的でしょう。

なんの品詞のどんな活用を覚えるのか、俯瞰を先にしておきましょう。

 

②活用形の種類を覚えよう!

前回も言いましたが、

動詞が9種類

形容詞が2種類

形容動詞も2種類

の合計13種類を覚えればオーケーです。

それぞれの品詞には莫大な数の単語がありますが、活用の仕方には型があるので、まずはそれをしっかり押さえましょう!

 

③それぞれの型にあてはまる重要単語を覚えよう!

いわゆる間違えやすい単語などはこちらでも記載しておきますのでしっかりつかんでおきましょう。

ほか、いろいろな単語を単語帳を見たとき、古語辞典を見たとき、読解で実際に出会ってみたときなどに気にしてみると私はちょっと面白かったりするのですが、まあ意味のが大事なので適度に息抜きくらいでちらっとみてやってください(笑)。

ここで一つ注意されたいのが、ア行・ヤ行・ワ行の差です。こんがらがってしまいがちなので、いましっかり整理しておくと良いでしょう。

ところで、古典の五十音表を理解されているでしょうか。大体は間違われないでしょうが、上のア行・ヤ行・ワ行について不安がある方いらっしゃるのではないでしょうか。

ア行:あいうえお

ヤ行:やいゆえよ

ワ行:わゐうゑを

ですからね。気を付けてくださいね。「ゐ」と「ゑ」が出てくるのはワ行だけですよ!

 

動詞の活用表

 

ラ変 ナ変 サ変 カ変 下一段 上一段 下二段 上二段 四段  
i e i a 未然形
i e i i 連用形
ける iる u u u 終止形
ぬる する くる ける iる uる uる u 連体形
ぬれ すれ くれ けれ iれ uれ uれ e 已然形
せよ こ(よ) けよ iよ eよ iよ e 命令形

 

いかがでしょうか。いやまあどこでも見かける表ですが。。。。

むしろクオリティは低いくらいですかねorz 

これを見ないで書けるようにする練習を積んで欲しいのですが、おそらくつまずくポイントがあるので、ちょっと書かせていただきますね。覚える努力を前提にしているのであまり気の利いたものではないですが。。。

① 四・上二・下二を並べてある理由

これらに含まれる動詞単語の数が莫大なので、判別が必要なため。

終止形で出てきたときとかは、未然形の形にしてあげたり(つまり「ず」を語尾に付けたときの自然な活用の仕方を考えるということ)するのですが、これで判別できることがすぐわかるようにしています。

「ず」の上がaの音ならば四段。。。といった具合ですね。上の表をみればすぐにわかると思います。

②命令形で「よ」がつかないタイプ

単純に「四ナラ」と覚えてしまいましょう。

まあ実は品詞分解ではほぼ役に立たないので捨ててもいい(命令形は必ず文末に来ますからね。。。)のですが、久しぶりに思い出して書いてみようとしたときにたまにつまずくので、「四ナラ」とだけ唱えられるようにしとけばいいと思います(笑)

 

重要単語

 

実は上でも書いた通り、判別が必要なのは四・上二・下二だけです。

というのも、ほかは数が少ないのですべて覚えてもらうためです( ̄ー ̄)

 

上一:「きみにいゐひ」と覚える

    着る・見る・煮る、似る・射る、鋳る・居る、率る・干る ですね。

    ちなみに

    射る、鋳るはヤ行の「い」

    居る、率るはワ行の「ゐ」です。 頻出!!

下一:蹴る 一語のみ

カ変:来(く) 一語のみ

サ変:す・おはす 二語のみ (複合動詞で「~す」「~ず」にはサ変となるものがあるので注意 例:念ず)

ナ変:死ぬ・去(い)ぬ、往(い)ぬ 三語のみ

ラ変:あり・をり・はべり・いまそかり 四語のみ

 

また、四段・上二段・下二段にも重要単語があります。

四段:借る・足る・飽く など 現代語の用法と異なるため判別の際に間違いやすい。

上二段:恨む など 同様に間違いやすい

下二段:(寝るという意味)・ など 「ぬ」はナ変と間違わないように

                    「得」は唯一のア行で活用する動詞

最後にア行・ヤ行・ワ行をまとめて終わります。

上一段・上二段・下二段動詞にしかないので、下の表のとおりに覚えましょう。

  ア行 ヤ行 ワ行
上一 射る・鋳る 居る・率る
上二 老ゆ・悔ゆ・報ゆ
下二 見ゆ・聞こゆ・覚ゆ・絶ゆ・超ゆ など多数 植う・飢う・据う

 

以上となります。

 

お疲れ様でした!

 

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いかがでしたでしょうか??

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