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入試英文法対策の定番!NextStageを極める!応用編

みなさんこんにちは!

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逆転合格専門の大学受験/個別指導/予備校【武田塾秋田校】です。

 

前回の記事では、ネクステの基本的な進め方について紹介しました。

『入試英文法対策の定番!NextStageを極める!基本編』の記事はこちら

今回の記事では、基本編をやり終えた上でさらなる高みを目指す【応用編】の学習方法を紹介していきたいと思います。

 

ネクステでは解けたのに模試になると解けない場合があるのはなぜか?

ネクステをほぼ完璧に近い状態に仕上げて臨んだ模試。文法問題には自信があったはずなのに、いざ解き始めてみると自身を持って答えられない問題がちらほら。「う~ん…ネクステには載ってなかったパターンの問題なのかなぁ…」なんてことを思ってるうちに模試は終了。しかし、いざ配布された解答解説を読んでみると、「あれ?これネクステにも載ってたパターンのやつじゃん!何で解けなかったんだろう…_| ̄|○泣」

このようなことが起こるのはなぜでしょうか?

それは、ネクステをやる時には既知情報として前提だったものが、模試の際には未知の情報となってしまうため、正解へ至るまでに異なる思考プロセスが要求されるからなのです。どういうことか具体的な問題を例に説明しましょう。

 

<ネクステp.70>

169 (    ) from a big city, I don't mind the street noise so much.

    ① Coming ② To come ③ I come ④ Came

 

@ネクステ

ネクステでこの問題を解く場合、分詞(構文)に関する問題であることが既知情報としてあらかじめ念頭にあるハズなので、スタートの時点ですでに「正解は、現在分詞(能動的な意味の場合)か過去分詞(受動的な意味の場合)いずれかの二択」という思考パターンに陥っている可能性があります。そうなってしまうと、②や③の選択肢が正解となる可能性は一切検討されることなく即座に排除され、④も過去分詞ではないことから、比較的容易に正解の①が導き出されることになります。

@模試

一方、この問題が模試で出題されたとしたらどうでしょうか。その場合、この問題が分詞に関する出題であることは当然未知の情報になるので、ネクステで解いた時には考えもしなかった②や③が正解である可能性も検討することになるハズです。検討しなければならない選択肢が増えれば、その分だけ迷いが生じる可能性も飛躍的に増大します。分詞構文に関する出題という前提がなくなってしまったことで、空欄に①が入れば分詞構文を用いた正しい英文が完成することに確信が持てない可能性すらあります。果たしてあなたは、明確な根拠をもって②③④の選択肢が不適切であると判断し、正解の①にたどり着くことができますか?

 

さて、模試でも迷いなく自信を持って正解を導き出すためにはどうしたらいいのでしょうか?

方法はただひとつ。普段から模試(本番)と同じ思考パターンで解答を導き出す訓練を積んでおくしかありません。その具体的な方法が以下の【応用編】になります。

 

【応用編】

◆本番ではどの単元に関する出題か事前にはわからないという前提で、必ずすべての選択肢を検討してみる。

◆正解以外の選択肢が不適切である理由を、明確な根拠をもって指摘できるようにする。

◆選択肢を検討する際には、文法・語法的観点と意味的観点の両面からアプローチする習慣をつける。

<文法・語法的アプローチ>とは…

完成する英文が、英文法や語法(〇〇という動詞は二重目的語を取らないetc…)のルールに違反していないかに注目

<意味的アプローチ>とは…

完成する英文が、意味的に成立しているかに注目

 

先ほどの例題で【応用編】を実践すると次のような感じになります。

① Coming

<文法・語法的アプローチ>

分詞構文を用いた適切な英文が完成する

※この段階でそもそも「ん?Comingで始まる英文なんておかしいぞ?ありえないよね?」となってしまった人は、基本編の学習がまだまだまだまだ不十分ということになります。つきましては、基本編の学習をもう1度…

<意味的アプローチ>

分詞構文を理由で解釈すると「大都市出身だから、通りの騒音なんてそんなに気にしない」となり、文意が問題なく成立する

 

模試では、(時間配分的な意味合いからも)この時点で正解は①と自信を持って解答し、②以降は確認程度…というのが理想ですが、今回は普段の学習の仕方についての話なので、②以降の選択肢についても引き続き詳細に検討していきます。(模試であっても、全問題を解答したあとでまだ試験時間が残っているようであれば詳細に確認しておくとよいでしょう)

 

② To come

to不定詞なので、いちおう3通りの可能性があることになります。

(1) 名詞的用法の場合

<文法・語法的アプローチ><意味的アプローチ>

ともに不可(※ここで唯一ありうる可能性はTo come from a big city = I の同格という解釈ですが、コト・モノ=ヒトってことになってしまうし、意味も成立しないのでアウト)

(2) 形容詞的用法

ありえない(※修飾できる名詞がないから)ので、即却下。

(3) 副詞的用法

<文法・語法的アプローチ>

目的を表す「~するために」が文頭に出ていると考えれば許容できるが…

<意味的アプローチ>

全体として文意が成立しないので結果的にはアウト

 

③ I come

<意味的アプローチ>

意味的には成立しない気がしなくもありませんが…(「意味」だけで考えるクセがついてしまっている人は、この選択肢を選んでしまう可能性が高い)

<文法・語法的アプローチ>

アウトです。英語では、接続詞の助けなしに2文をつなぐことはできません。カンマだけでつなぐのももちろんNG。

 

④ Came

<文法・語法的アプローチ>

英文が動詞の過去形で始まることはありえないのでアウト。(※規則動詞または過去形と過去分詞が同形の不規則変化動詞である場合には、過去形・過去分詞の両方の場合を検討する必要があるので注意)

<意味的アプローチ>

検討の必要なし

 

以上が応用編の勉強方法になります。

実践例を通して、模試のような本番形式の場においては、たった1問の文法問題を解くのにも多岐にわたる単元の文法知識の運用力が必要なんだなということを何となくでも感じてもらえたでしょうか。何はともあれ、まずは【基本編】の学習を繰り返し行って、各単元ごとの知識を完璧にすること。それから、今回紹介した【応用編】の学習へと進み、能動的かつ自由自在に文法を運用する力を培っていくことです。

1点注意すべき点としては、ネクステには、正解以外の選択肢が不適切な理由については逐一解説されていないことです。したがって、自分の考えが合っているかどうかを確認できる場が必要になります。学校の先生や通っている塾の先生などに聞いてみるようにしましょう。武田塾生の場合には、特訓の機会をフルに活用してください。講師の先生側から「この選択肢がダメな理由教えて」なんて聞かれることも多いと思いますが、自分からも「この選択肢がダメな理由を自分はこう考えたんですけど、それで合ってますか?」といった具合にどんどん聞いてみること。それ自体が、自分自身の文法力を高めるとてもよい勉強になります!!!

https://youtu.be/-gxmJNWanXw

 

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