【早稲田大学合格】自分に合った参考書を見つけさえすれば

名前:山田将弘

高校名:千葉日本大学第一高等学校

出身校舎:武田塾市川校

入塾時期:高校3年の3月6日

合格大学・学部

早稲田大学(創造理工学部)

【プロフィール】

東京都江戸川区在住/千葉日本大学第一高等学校(ラグビー部所属)

【出身高校の偏差値と得意科目、苦手科目】

中高一貫校で、中学受験の偏差値50ぐらい、高校は65ぐらい。

《得意科目》:数学

元々、ちょっと勉強するだけで数学はできた。現役時代は数Ⅲを勉強する時間がなく、浪人してからやった。

《苦手科目》:国語

そもそもあんまり国語の勉強をしていない。浪人してからもセンター試験の1ヵ月前くらいにちょっと過去問題をやったりするレベル。

【合格した大学の受験科目】

数学(配点120点)、英語(配点120点)、物理(配点60点)、化学(配点60点)
空間表現という文章を絵で描いて表現する「絵のテスト」もある(配点40点)

中高は、ラグビーに夢中

中学から高校までずっとラグビー部に所属、ポジションは「センター」でした。引退は高校3年生の10月の終わりです。
現役時代は、部活ばっかりやっていたうえに、引退してからセンター試験へ向けた勉強をしたものの、国立の二次試験は何を勉強したらいいか、さっぱりわからなくて途方にくれました。しかし浪人することは、最初から視野に入れていたので、驚きはしなかったです。
高校2年の終わりごろ、「ラグビーを続けるんだったら、現役時代は予備校や塾なしで、自分で勉強しなさい。その代わり1年くらいは浪人してもいいよ」と、親から言われました。「ラグビーを辞めるなら、今から予備校か塾へ行かせてあげるよ」とも言われた。

予定通り? 浪人生活

結局、現役時代はどこの予備校や塾にも通わず、国立一本に絞って勉強したけど、現役で受けた千葉大工学部には落ちました。日大の付属校なので、日本大学工学部ならばエスカレーターで進学できますが、高みを目指すために浪人することにしました。
千葉大の合格発表前に、どうせ落ちただろうと思って武田塾に受験相談に行き、浪人が決まっていないうちに入塾しました。高校の卒業式が3月4日で、千葉大の合格発表が3月8日だったのですが、武田塾に入塾したのが3月6日ごろです。

武田塾を選んだわけ

浪人すると決めたとき、自分で勉強する「宅浪」を考えていました。
国立理系だと、予備校へ行くと、それだけで130万円や140万円はかかるからです。そのほか、模試や交通費、昼食代なども入れると、全部で200万円くらいかかると聞いていました。そもそも授業はもう沢山受けたし、あとは自分で勉強するだけだと思っていたからです。
しかし、たぶん僕のメンタルが弱いことを察していた母親から、「それだけは本当に辞めて欲しい」と宅浪に反対されました。さらに「武田塾という、あなたに合っている塾があるから」と言い出したのです。
宿題管理で月8万円程度で通えるコースに1ヵ月間通い、月6万円で宿題だけ出されるコースに変更し、その後、夏が終わったころに月4万8千円の「特訓付きLサイズ」で苦手な二科目、化学と英語を選択しました。結局、浪人中に僕が使ったお金は、受験料や模試代を入れても100万円もかからなかったと母親が言っていました。

僕の浪人生活

かなり不規則な勉強スタイルです。1日16時間勉強する日もあれば、6時間という日もありました。平均すると1日12~13時間ぐらいは勉強していたと思います。
武田塾の参考書のルートは、数学は、第一志望だった東工大を目指して真面目に勉強すると1年間では終わらないようにできています。それで考えると、通常ペースより早くやらないといけないじゃないですか。焦って数学を滅茶苦茶やっていました。その他の教科は気分次第といったところです。
毎朝4時過ぎに起床して、30分ぐらい散歩。朝の5時にはマクドナルドが開くから、コーヒー1杯で6時間ぐらい勉強していました。お小遣いがなくなるとマクドナルドへ行けなくなり、午前中は図書館へ、午後1時半ぐらいから9時までは武田塾の自習室です。
夏休み期間中は、午前中も武田塾の自習室が開いていたので、そのときは1日中武田塾の自習室にいました。朝の9時から夜の9時までです。

謝っときます。市川校さんゴメンナサイ

武田塾には、さまざまな受験参考書が蔵書されています。その参考書が使い放題なのも武田塾の特長かもしれません。選択の余地が広がれば、より自分に合った参考書を選ぶことができます。それで僕も、参考書を使いこなせるようになったようです。
実は、武田塾市川校のテキスト「物理教室(河合出版)」を先生に黙って、ちょっとパクってやっていました。僕ぐらいしか「物理教室」に手を出す生徒がいないだろうと思ったからです。
前記の僕がスランプに陥ったとき、その脱出のための切り替えで役立ったのが、この参考書です。皮肉なことに一番自分に合っていた参考書は、市川校からパクってやっていた「物理教室」でした。
この「物理教室(河合出版)」は、国立を受ける3日前、入試前にちゃんと武田塾市川校に返しておきましたからね。ゴメンナサイ。

ヨッシャー、いざ本番

模擬試験の結果で見ると、偏差値も50から60へと上がってきたようです。
早大プレ①:48/早大プレ②:49/東工大入試オープン:47/駿台のセンタープレテスト:55~58
苦手な国語に対しては特に対策はせず、とは言ってもセンター試験の過去問題はちゃんとこなしましたが、英語と数学の勉強法を身に付けることで連鎖的に国語力も磨けました。
センター試験は、現役時代の現代文では5割しかできなかったが、浪人してからのセンター試験は約8割近くまで到達することができました。英語の長文の解答方法の「設問から読んで解答するテクニック」を使ったら、苦手な国語の勉強をしなくても大丈夫なレベルまで持ってくることができました。
数学がイコールや公式を使って物を比べたりするように、そのテクニックが現代文の解答方法に使えます。設問の表現が全部で5つぐらいしかないので、その中で選んでいけばいいことが、センター試験の過去問題でわかったので、現代文の点数も取れるようになりました。古文・漢文はまったく勉強していなくても、二つ合わせて5割ぐらい点数が取れました。
全体で国語の突破率は6割強ぐらいです。100点満点中、現代文8/10 + 古文・漢文5/10 = 13/20の得点を稼げました。つまりセンター試験の国語の点数は200点満点中130点といったところです。

それでもやはり、平常心って難しい

僕は、芝浦工業大学と早稲田大学の間に東京理科大学も受けていました。東京理科大を2学部受けたのですが、それが2つとも落ちているんです。その原因が、前日緊張しすぎて、一睡も眠ることができなかったことです。
結局、本命であった千葉大の入試の前も一睡もできませんでした。メンタル的にボロボロになっていました。それは父親から「一浪してどこにも受からなかったら、二浪はさせない」「いっそ就職するように」と言われて、後がなかったからです。しかしたまたま、早稲田大学を受けるときはぐっすり眠れました。
どんなときでも、平常心を持っていれば乗り越えられたはずです。僕は自分のメンタルの弱さこそが人生における最大の課題だと受験を通して痛感しました。

目が覚めたら合格していた

国立の二次試験が終わったあと、緊張が解けたせいか、ぐっすりと爆睡しました。
次の日、目が覚めたら早稲田大学工学部に受かっていました。第一志望だった千葉大学の工学部には入れなかったけれど、早稲田大学工学部も憧れの大学です。受験前にぐっすり眠れたことといい、何かやっぱり縁があったのでしょうか?
大学は、全部「建築学科」に絞って受けました。しかし夢は、はっきりとは決まっていません。建築の中からどのジャンルへ進むかはまだ決めていません。物を作る方向へ進みたいと思って、消去法で建築にしました。
さーて、どこまでやれるか。将来、建築業界でやっていけるか少し不安を感じたりしていますが、平常心、平常心。まずは受験で気付いたメンタルの弱さを克服しようと思っています。

これから受験される方へ

いま、土壇場で父親にいわれた「いっそ就職するように」という言葉の意味を噛み締めています。
何かやりたいことがあるなら別ですが、本気で受験勉強をする気がないのなら、早く就職したほうがいいと思います。中途半端に勉強するぐらいだったら、就職したほうが自分自身のためになります。大学へ行かなくても、早く働けば、それはそれで人生が広がるのではないでしょうか。
受験に立ち向かうなら、死にもの狂い。その気持ちを持ち続けてください。

好きな参考書

理系数学 入試の核心 標準編 改訂版(Z会出版)
東工大を受けるには物足りない参考書だが、早稲田と千葉大を受けるなら、ここから問題が出るようなものだ。