早慶志望者の皆さん、勉強は順調ですか？
今回は、皆さんにオススメの参考書をご紹介します！
早稲田大学
①現代文キーワード読解（Z会）
現代文を勉強するなら定番中の定番。
よく使われる参考書なので「え、今さら？」と
思ってしまうかもしれませんが、
早慶対策にも有効なんです！
早慶の現代文とMARCHの大きな違いが何かというと、
「抽象度の高さ」。
現代文のみならず英文でも、和訳したときに
「現代文みたいに抽象的だな…」ということがありえます。
そういう時に、この「キーワード読解」で
意味を知っている単語が出てくると、内容把握がしやすくなるのです。
使い方は以下の通り。
・キーワードと意味を覚えます。
・「入試でキーワードをチェック！」という例題が載っているので、
そのページの下部にある「読解のポイント」や「要約」を
自分で作れるように練習しましょう。
実際に書かなくても、頭の中で作れるようになればOKです。
それができるようになったら、
早慶レベルの現代文が読めるようになっているはず！
「キーワード読解」という参考書自体を知っている、やっている、
という人は多いかもしれませんが、
例題の論理展開を自分なりに図式化したり、要約したり、
という段階までできていますか？
早慶に合格する人ならそのくらい使いこなせている1冊です。
②英文和訳演習（駿台）
入門・基礎・中級・上級の4種類あります。
旧帝大の入試なら中級で対応できるくらい、全体的に難しい参考書です。
これの「基礎編」をやってほしいのが、MARCHの英文がなかなか得点できない人。
「基礎編」をやることで精読ができるようになり、英語長文への対応力が上がります。
「肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本」はもう完璧になったのに、
次の段階がなかなか伸びないという人にもおすすめです。
③早稲田の国語（教学社）
MARCHの過去問の国語で7，8割得点できるようになったら、
そのあとにはこの1冊をやりましょう。
赤本で20年分解くよりも、こちらで10年分解く方がオススメ。
理由は「早稲田の問題の中でも簡単な順に並んでいるから」です。
「早稲田の国語なんて難しくて歯が立たない」という人でも
始めやすくなっています。
これはけっこう重要なポイント。
とりあえず自分の志望学部の過去問から始めると、
非常に難しくて「こんなにできないなんて…駄目だ、志望校を下げよう…」
となってしまう可能性もあるのです。
その点、この「早稲田の国語」は難易度順に並べてくれているので、
拙速な志望校変更を防げます。
また、赤本は「設問に対しての解説」がメインで、
文章自体や「何に気をつけて読めばいいのか」の解説は多くありません。
その点、「早稲田の国語」は読み方のポイントも解説してくれています。
慶應大学
①速読英単語 上級編（Z会）
これは必須と言ってもいい参考書です。
「システム英単語」や「ターゲット1900」だけだと、
早慶レベルの英には対応しきれなくなってきます。
武田塾では「わからない単語は推測することが大切」
と指導しますし、事実そうなのですが、
推測で賄う頻度が高くなりすぎては
英文の意味を読み違えてしまう可能性も高くなります。
この「上級編」を2冊目の単語帳として完璧にすれば、
慶應の英語も読みやすくなります！
②現代文と格闘する（河合塾）
「文章とはどう読むものか」を徹底して教えてくれる1冊です。
過去問をやってみても点数が安定しないときは、
この1冊で「早慶レベルの現代文の読み方」を徹底的に身につけましょう。
③世界史用語集（山川出版）
知っている、持っている、という人は多いかもしれませんが、
では100％活用できていますか？
「こんなのどこに書いてあるの？」と思うような
早慶の世界史の細かい記述も、用語集を見ると意外と載っていたりします。
演習をしているときに曖昧な用語が出てきたら、
これを辞書的に活用してその用語と関連語を覚えましょう。
番外編：英文解釈教室（研究社）
古い参考書で日本語も難解ですが、
解釈のプロセスを理解する力がつく参考書です。
早慶レベルの解釈では「ポレポレ 英文読解プロセス50」が定番ですが、
余裕があるならその次にこの英文解釈教室をやるのもありです。
ただ、近年の「速く読む」ことがより重要になってきている入試問題では、
ここまでのレベルは必要性が薄いので「番外編」です。
成績を着実に伸ばしていくためには…
ここまで、
早慶志望者にやってほしいオススメ参考書（文系科目）
について述べてきました。
勉強をする際、陥りがちなミスとして以下のようなものがあります。
・高校の勉強は難しいものだから、難しい参考書を使って勉強する
・とりあえず今回オススメされた参考書を使って勉強する
これらは基本的にNGです！
自分のレベルに合った参考書を使って
勉強を始めることが大切です！
ゴールが決まっていて、もう時間も少ない中で
「基礎からやり直す時間はない！とりあえず演習が最優先！」
と思ってしまう気持ちはよくわかります。
しかし、自分のレベルに合わない参考書を使っても
なかなか成績は伸びていきません。
そして勉強は
“人によってスタートラインが異なる”ので、
どこから取り組むか、どこに注意して取り組むかは
人によって異なります。
そのため
最短で成績を伸ばしていくためには
自分のレベルに合った参考書を
“正しい勉強法で取り組んでいくこと”が
大切になります。
そして、
正しい勉強法が分かっていない方は
“正しい勉強法”を身に付ける必要があります。
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