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解説と解答の確認、どっちが大事?アウトプットで意識するべきこと!

自力で「解説」にたどり着く練習をしよう!

こんにちは!武田塾八尾校講師のK(京都大学工学部)です!

 

ついに2月になってしまいましたね。二次試験本番までもうひと月もないという中、受験生の皆さんもインプットの段階は概ね終わり、過去問演習などのアウトプットに勤しんでいることかと思います。

 

さてさて、そんなアウトプットですが、とりあえず問題を解いてみて、なんとなく解説を読んで理解して、もう一回やってみて…といった「なんとなく」で進めてしまっている人はいませんか?

 

もし何回過去問演習を繰り返しても得点が伸びない…と悩んでいる人がいたら、一度アウトプットへの取り組み方を見直してみる必要があります。

 

そもそも本番で問われる能力は、直前に読んでほぼ暗記したような解答を再現する力ではなく、初見の問題に対してどのように解答までの道筋を作り上げていくのかという思考力のはずです。

つまり、本番にもしっかりと対応できる実力を身につけるためには、「思考力」を鍛えることが必要不可欠だということです。

 

というわけで今回の記事では、「アウトプットをする上で意識するべきこと」、とりわけ、「思考力を鍛える」という点に重きをおいたアウトプットへの取り組み方についてお話したいと思います!

ここからは「解法を暗記すること」よりも「解法に自ら辿り着くこと」を目指して1つ1つの問題に取り組んでいくようにしましょう!

 

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①初見の点数は気にしないようにしよう!

さて、アウトプットをする上で持っておくべき意識の1つ目、「初見の点数は気にしない」ということです。

試験本番は初見なんだから、「初見の点数が大事なんじゃないの?」、「上で言ったことと矛盾するんじゃ…」という人も安心してください、今はまだ試験本番ではありません。

 

そもそも試験本番に至るまでの過去問演習で大事なのは、「その瞬間何点取れたか」ではなく、「その瞬間解けなかった問題をいかに本番までに解けるようにするか」ですよね。

 

過去問演習でうまく点が取れなくても、しっかりと考え方を身につけて本番で得点を取れる人もいれば、過去問演習の段階ではいい点が取れていても、本番で失敗する人だっているわけです。つまり、練習の得点はあくまで今後の参考にするべきで、「何点取れたか」はそれほど重要ではないのです。

 

アウトプットを終えた時は、「しっかりとインプットした内容を発揮することができたか」、「解けなかった問題の中で解けないといけない問題はどれだったのか」、「どうすれば解けるようになるのか」などを意識して次に繋げていくようにしましょう!

 

②解答を見て、解説を読む前にまずは自分で考えてみよう!

この2点目が、「思考力」を鍛える上で非常に重要な方法になってきます。

「解答」「解説」で何が違うの?という人もいると思うので補足しておくと、例えば解答は、数学ならば3/4、化学ならば0.020 mol、物理ならばQ=5/2 nR(T-T0)などのように、問題の最終的な「答え」になる部分を指しています。

それに対して解説は、例えばPからQへ行く最短経路は~通り、PからRまで行く最短経路は~通り、…(中略)…なので、最短経路を選ぶときにRを通る確率は3/4 などといった、答えにたどり着くまでの「考え方」の部分を指しています。

 

多くの人が、問題を解いた後に答えを確認するときは、解答と解説を一気に見ると思いますし、かくいう自分もそれがほとんどでした。しかしそれでは、考え方が記載されている解説の1つに固定されてしまい、柔軟な思考力を養うことができなくなります

どうせ最終的に解説は確認するんだから、それを見る前に一旦解答だけ確認してみて、その答えに至る道筋を自分で考えてみようね、という話です。

 

ゴールがわかっているのだから、そこに至るための知識を組み合わせることは初見の問題を解くよりも圧倒的に簡単ですし、かといって十分考える余地は残されているので、ある程度の思考力の特訓になることは間違いありません。

 

1つの問題に対してすぐに解説まで確認してしまうのではなく、いったん自分で答えをもとにそこに至る方法を考えてみる、というワンクッションをはさむことで、1つ1つの問題をより意味のあるものにしていきましょう!一度解説を見てしまったら見る前にはもう戻れませんからね!

(下に乗せたyoutubeの動画では少し違った角度からの言及もあるので興味のある方はぜひ。)

 

③本番で使えるようなアウトプットの練習をしよう!

②で述べた解説をすぐに見てしまわない、というのもそうですが、やはり本番で実際の入試問題を解いていくには知識に加えてある程度のテクニックも必要になってきます。

例えば英語長文で4つの選択肢が与えられたとき、正解の1つを選ぶことができたら「問題を解く」という点で言えば十分ですが、「本番で使える知識」にするためには他の3つの選択肢がなぜ不正解なのか、をわかっていないといけませんよね。本番は正解だと思う選択肢があればそれを選んで次にいけばいいですが、練習の段階ではそれぞれの選択肢も一度訳してみて、文章のどの部分が本文に反するのか、まで説明できてこそその問題が「わかっている」ことになります。(誤答選択肢の確認は解き終わった後でもいいのでやる習慣をつけておきましょう!)

 

あるいは、数学などでは記述回答をする上で、ただ計算式の羅列を書いてもいい得点がもらえるはずがないですよね。自分はどう考えてなぜそのようになるのかをしっかりと言語化できないといけませんし、その上で論理関係が破綻している、なんてことがあってもいけません。

どのような表現ならば的確に事象を説明できていて、誤解や飛躍がなく採点官に伝わるだろうか、という点まで意識して解答をかけてこそ、「本番で使えるアウトプット」だと思います。

解説の文章と照らし合わせてみたり、環境が整っている人は誰かに添削を受けるなどして、そういった細かい部分まで突き詰めていくようにしましょう!

 

まとめ

今回は「アウトプット」をする上で意識するべきこと、について述べていきましたがいかがだったでしょうか。

今回の重要な点は

・初見の点数は気にしない

・解答を確認してから解説を見る前に、解答にたどり着くにはどうするべきかを自分で考えてみる

・本番で使えるような実践的な解答づくりを意識する    の3点です。

 

「解説を見たら解ける」「答えを覚えてしまっている」というアウトプット(もはやインプット…?)の仕方をしてしまっていた人は、その問題の解答は書けても実践的な力が身についていない危険性があります。

もしそのようなアウトプットをしていたせいでうまくいかない…と感じている人がいたら、ぜひ今回の記事を参考に、「本番でも使えるような思考力を鍛えるアウトプット」を試してみるようにしてください!

 

 

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