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さてみなさん、物理ではしっかり暗記していますか？
物理で暗記と聞くと結構な人が頭の上に？を浮かべると思います。
「生物は暗記ばっかりだから物理にしました」というひとも一定数いることでしょう。
確かに物理は物理化学生物の中では一番暗記が少ないです。
生物＞化学＞物理の順で暗記の量が多いと言われていたりしますしね。
しかしだからこそ、数少ない物理の暗記項目をおろそかにしてはいけません。
必要最低限の暗記しかないということはすなわち、それが無いと立ち行かなくなるほどに重要なものなのです。
よく知識の役割をピラミッド型で表現したりしますが、物理のピラミッドの基礎知識の部分は特に大事です。
ここが疎かだとどれだけ、難しい問題を解こうとしてもガタガタの不安定です。
センター試験で言えば第一問で躓いて丸々大問一つ逃してしまうようなものです。
物理の暗記方法で一番自分の力になるのは、公式の導出です。例え公式をど忘れしていても、導出の感覚を覚えていれば思い出せます。
それに、物理を選んだ皆さんならただ暗記するよりも理論立てて理解したほうが絶対頭に残ります。
何より物理のテストは公式の導出が大好物です。形だけ覚えていそうな公式の導出問題を出していじわるをしてくるのです。
導出は最初は難しいですが、理論を理解すればある程度楽になります。というか慣れます。
何より、ただ単語を覚えるだけではないので、あまり暗記感がないのもポイントが高いです。
そこで今回は、導出を覚えておいたほうがいい公式２つを紹介します！
今回のテーマは比較的皆さんも勉強しているであろう力学です。２つしか紹介していませんがまだまだあります。
あくまでこれは一部抜粋なのです。
というわけで、みなさんコツコツ理解していきましょう！
ここを早くにクリアすれば、周りと差をつけられるゾ！！
重心の公式
重心の問題ははあまり大きな問題に使われることはありませんが、私立入試の大問１でよくある小問集合なんかでちらほら見られます。
問題の難易度自体はそれほどでもないのに公式を忘れてて貴重な点を落としてしまったという例は少なくありません。
また、この公式は一回理論を理解してしまえばすぐ公式も覚えられるものなので、これを機にマスターしてしまいましょう！
※この考え方は、力のモーメントの公式を使用しています。先にそちらを確認してからご覧ください。
いかがでしょうか。
こう考えてしまえば、案外簡単なものに感じてきませんか？
このように、理論立てて考えてしまえばどうということない公式は多いのです。
単振動の周期
ばね振り子の周期や、単振り子の周期は、「みかん」と「りんご」のごろ合わせで覚えている人が多いのではないでしょうか。
実はこの二つは、根本的にはほぼ同じものなんです。
ですが、これだけ覚えていても、正解する機会はあまりありません。
これ系の問題は、その導出の段階が前の設問になっていることが多々あります。
それに、√の中身がごちゃ混ぜになってしまうことも多いので、しっかりと理論を理解して間違うことのないようにしましょう。
これはあくまでばね振り子の一例ですが、この方法方法でF=-Kx(Kは定数)とすると、Kに何が入っていてもいいので、色々と応用が利くようになります。
その例が、次に示す単振り子です。
と、このようになるのです。
その場しのぎの暗記では、単振動の分野は特に、今後授業についていけません。
今のうちにしっかり押さえておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか？
このように、物理のエッセンスで見逃しがちなところにはとても大事なことが書かれているのです。
このシリーズはこれからもちょくちょく続いていきますので、皆さん楽しみにしていてください！
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