武田塾豊橋校講師の幸野です。
今回は、私が現役時代に最も苦手としていた世界史Bの勉強法について紹介したいと思います！
あくまで私の勉強法にはなりますが、センター試験の演習で最低点約30点をマークしたところから7割～8割を安定してとれるように、
名古屋大学の二次試験の世界史では空欄なし・字数不足なしで解答を提出できるようにまでなりました。
世界史が苦手な人は必見です！
世界史の勉強の流れ
勉強の流れについて、３ステップにわけてみていきます。
①大雑把な歴史の流れを把握する
苦手な人ほど教科書を読み込んで内容を覚えようとしますが、私は逆効果だと思っています。
なぜなら、教科書は扱っている情報量が膨大でどこを最初に覚えたらいいのかがわからないから！
それよりもまずは、本当に大雑把で大丈夫なので、歴史の流れを覚えていくことで
自分の頭の中に膨大な情報を格納する基盤になる「棚」を作っていきます。
たとえば中国史やイスラム史を例に挙げると、この段階ではまず王朝名を順に最初から最後まで言えるように覚えます。
首都や君主はいったんおいておきましょう。
②１で作った枠の中に情報を足していく
枠ができたら、それに従ってどんどん情報を増やしていきます。
このときも、一気に覚えようとするのではなく少しずつ増やしながら覚えていくと負担が重くならないので勉強が苦になりづらいです。
ここでも中国史を例に挙げますが、王朝名を覚えた次は首都の名前と場所、君主の名前、その人が行ったこと、…といった感じで覚えていきました。
覚える情報量については、志望校や自分の目指すレベルに応じて柔軟に変化させていってください。
二次試験に世界史があって論述問題も解かなければならない人は
3この段階で出来事どうしのつながりを意識して勉強するよう意識してみてください。
③問題演習を通してより細かい情報を覚える
最後は、ひたすら問題演習→定着していなかった・知らなかった情報を覚え直す→問題演習…の繰り返しです。
実は私がこの段階に辿り着いたとき、最初は全く点が取れませんでした。
覚えた情報をうまくアウトプットできなかったことと、覚えたつもりになってしまっていたことが原因だったと思います。
前者については問題演習を繰り返していくうちにだんだんと点数が安定してくると思います。
後者については、①②の段階で一つ一つきちんと覚えることと、何度も間違えて覚え直すことが大切です。
苦手な人にとってはこの段階が一番苦しいですが、何度も繰り返すことでだんだん定着していきます。
使う参考書
使う参考書はなんでもOKです！使いやすいものを使って下さい！
武田塾のルートにある参考書で言うと、
歴史の流れをおさえる
神余のパノラマ世界史
情報を増やす
世界史用語マルチトレーニング
が良いのではと思います。
出来事の流れを覚えることが大事だと思ったので、私は一問一答の参考書はほとんど使いませんでした。
また、難関大を受験する人は教科書に載ってない単語が出てくることはザラなので
もしも余裕があるなら用語集を使って勉強することをおすすめします。
私は用語集まで手を伸ばしていたら覚えきれないと判断したので、用語集はやりませんでした。
（用語集にしか載っていない単語は他の受験生も知らないことが多いため点差はそこまでつかないと判断しました）
ですが、世界史を得点源にしたいと考えている人、他の受験生のレベルが高い大学を目指している人はやっておいて損はないと思います。
また、問題演習の時に個人的におすすめなのはセンター試験の過去問です。
範囲に偏りなくまんべんなく出題がされているので、自分の知識の穴を見つけやすいです。
過去問の量も追試験の分を合わせれば大量にあるので、無限に演習できますよ～
また、自分の受ける大学の過去問は最低でも3年分はやっておくことをおすすめします。
大学によって出題傾向はかなり異なるので、全ての範囲を覚えるのは難しい！時間が足りない！という人でも
出題傾向が高い範囲に絞って重点的に覚えることで合格ラインの点数を取ることができるようになりますよ！
まとめ
今回は世界史の勉強法について紹介しました。
本当に苦手だった私でも、得意ではないものの超苦手でもない！と胸を張って言えるようになりました。（でも好きにはなれませんでした）
社会科目は覚えたらその分きちんと点数が伸びる科目です。まだまだ間に合うので、あと少し勉強頑張っていきましょう！
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