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本日は講師の佐々木がお送りします!
今回はCA(キャビンアテンダント)の仕事内容&なるためにはどうすればいいかについてお話ししたと思います!
キャビンアテンダントの仕事内容
CA(キャビンアテンダント)とは、キャビン、つまり客室の中においてアテンダント(=接客サービス)をする仕事です。
機内食やドリンクのサービス、免税品の販売などといったサービスをするイメージはあると思いますが、
最も大切なのは「保安要員」としての仕事です。
常に異変がないか目を配り、乗客の安全を守る使命を持っています。
CAは、TVドラマの題材になったり、プロ野球選手や企業経営者など有名人との出会いがあるというイメージや、
飛行機が持つ先進的なイメージや国際間を飛び回るというグローバルなイメージから、
人気職種としての地位を不動のものとしました。
キャビンアテンダントのお給料事情
CAのお給料は高いというイメージがあるかも知れませんが、それは過去の話です。
国際競争やLCCの参入などによってCAの人件費は下がり続けています。
特に就職した直後は契約社員という立場で働くことになるため、一般的な会社員とほとんど変わらない給与体系なのです。
コロナ渦での飛行機利用の低下によってこの傾向はさらに強まりそうです。
最初は訓練生という立場なのでそれほど高いとは言えず、月給が20万円を超えることはありません。
ただし、乗務開始後には乗務手当・深夜勤務手当・旅費日当やボーナスの支給もあるので、
年収ベースでみると一般的な会社員より若干高い水準になることもあります。
また、CAは勤続年数が長くなるとその分だけ給与が上がっていくので、
それを平均すると30代の中頃で年収が500万円を超えるレベルになります。
ここから先は一般的な会社員よりも高い給料をもらっていることが実感できると思います。
キャビンアテンダントになるには?
CAになるには航空会社に就職する必要があります。
入社したら研修を受け、機内での適切なサービスの提供や緊急時の対応ができると認められてはじめて、実際に飛行機に乗務することができます。
CAに限ったことではありませんが、航空会社の社員採用の枠としては新卒採用と既卒採用の2つがあります。
新卒採用の場合は大学や専門学校などに在学している間に就職活動し、卒業後すぐに航空会社で働きます。
一方、既卒採用では学校を卒業した後に、CAになるための勉強をした方や他の仕事をして社会人経験のある方が応募します。
いずれにしても応募条件として、高卒でエントリーできる航空会社が増えてきたものの、学士や専門士などが必要となることが多いため、4年制の大学、もしくは2年制の短期大学や専門学校(エアラインスクール)に通うケースが主流です。
4年制大学に通う方は大学3年の3月に入ったら、2年制の短期大学や専門学校に通う方は大学1年の3月に入ったらエントリーシートの提出が航空会社ごとに始まります。
既卒の方は不定期に募集があります。
CAを目指すと決めたら、なるべく早い段階で自己分析や事前調査をしておきましょう。
資格は必要?
CAになるために取得しなければならない資格はありません。
必要な資格こそありませんが、CAの選考の際に、あるいは乗務する際に役立つ資格はあります。
【CAの選考や現場で役立つ資格】
・看護系の資格
・全国手話検定
・第2外国語の資格
・秘書検定
学歴の条件は?
学歴に関しては条件があります。
条件の詳細に関しては各航空会社によって異なりますが、国内大手の航空会社の場合には専門士以上の学歴が必要となります。
【必要な学位・称号】
- 専門士号(Diploma相当)
- 短期大学士号(Associate degree相当)
- 準学士号(Associate相当)
- 学士号(Bachelor’s degree相当)
- 修士号(Master’s degree相当)
- 博士号(Doctor’s degree相当)
簡単に言うと、国内大手の航空会社では高卒でキャビンアテンダントとして働くことはできません。
その他多くの航空会社が応募条件として学士や専門士などを設定していますので、
キャビンアテンダントになりたいのであれば4年制の大学、もしくは2年制の短期大学や専門学校(エアラインスクール)に通っておくべきです。
ただし、一部の航空会社では採用条件を高校卒業以上としています。
学歴で条件を設けている航空会社はありますが、学部や学科に関しての制限はありません。
文学部や経済学部、あるいは理学部であっても大学を卒業していれば(卒業見込みとなっていれば)応募することは可能です。
身体的な条件は?
「身長が低いとキャビンアテンダントになれない」というイメージがあるかもしれません。
ですが、航空会社によっては応募条件として身長に関する決まりを設けていないところが多いです。
そもそもなぜ、身長の高さが求められるのかと言うと、
頭上にある手荷物を入れる部分(オーバーヘッド・ビン)の開閉をするなど、安全確認のため高い所に手を伸ばす作業があるからです。
離陸前、滑走中や飛行中に手荷物落下による事故がないよう、キャビンアテンダントがオーバーヘッド・ビンが確実に閉めてあることを確認します。
注意すべきは身長だけではありません。
視力や体力などに関して応募条件が設けられています。以下は応募条件の例です。
〇呼吸器、循環器、耳鼻咽喉、眼球、脊椎、腰椎等が航空機の乗務に支障がないこと
〇裸眼やコンタクトレンズ矯正視力が両眼ともに1.0以上であること
〇航空機の乗務に必要な体力を有し、心身ともに健康であること
英語力の条件は?
CAの仕事では外国人と接する機会があり、また全世界で共通の航空用語も英語を使用しているため、英語力に関しても条件があります。
英語のレベル・基準に関しては航空会社によって異なりますので、実際に応募する際には各航空会社の採用情報を確認してください。
あくまで目安とはなりますが、TOEIC550点~650点程度または同程度の英語力が必要になります。
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