こんにちは!武田塾 所沢校です!!
高1・高2生の受験相談が増えてきました!
多くの生徒さんがおっしゃるのは、
古文が苦手!!
というお悩み。
かくいう私、古文、大好きです。
古文の文章って、めちゃくちゃ面白い!
内容もオシャレで楽しい!!
古文って、苦手な人もすごく多いけど、読めるようになるとすごく面白い!
そんな私も、現役時代は古文が好きではありませんでした。
今日は私から皆さんへ、「これでちょっとだけ古文が読みやすくなるかも??苦手を克服したい『古文』へのアプローチ方法」
をお話していきます。
なぜ古文は「難しい」のか!?意外な真実をお伝えします!
そもそも、なぜ「古文」という科目は難しいのでしょうか?
言葉遣いが違うから?
社会常識が違うから?
中途半端に日本語だから?
いろんな理由が叫ばれがちですが、私の結論はこれです。
古文自体が、未熟な時代の文学だから。
どういうこと?
→古文の出典が書かれた当時、「文章を書く」という行為そのものが、限られた人の文化でした。
読み物が大衆一般にまで広まるのは……はい、日本史選択のアナタ!いつからですか??
→正解は、江戸時代になってからです。
通信技術も発達していない当時、一部の限られた人たちのみが行っていた「文章を書く」という行為。
校正もありません。編集者もいません。
→体系的な「文法」が確立するわけがありません。
(ただし、和歌はお手本やお師匠さんがいたみたいですね!)
つまり、古文はそもそも、「文法がいまいちいい加減な、ぐっちゃぐちゃの文章」である。
私たちは、そんなはちゃめちゃの文章を読まされて、「この文章の内容を答えよ」なーんて言われている。
そう思うと、古文の見え方って、ちょっと変わってきます。
つまり、古文の読み方はそもそも、
「英語や現代文のように、丁寧に1文1文読み解く」
のではなく、
「文法がいいかげんなSNSのように、ざっくり大まかな意味をとって、限られた文法のみ丁寧に使う」
のが正しいアプローチ。
これができていないから、「古文は難しい」と感じるのです。
ということで、本日のオチはこちら!
古文はSNSである。
じゃあ、古文ってどうやって勉強するの?
実際のSNSを思い浮かべよう
みなさんがSNSを読んでいて、わけがわからない投稿を見つけたらどうしますか?
例)
「南ア vs 日本、南ア大勝!!26-3!」
この投稿をみて、「なんのことだろう?」と思ったら、みなさんは何をしますか?
まず、「26-3」を見て、「スポーツのことかな?」と思いますよね。
「日本」とあるので、「日本 スポーツ」などで検索するでしょう。
もし、「南ア」が「南アフリカ」であるという知識があれば、より早く「ラグビーワールドカップ」という答えにたどり着くはずです。
まずはこういう「知識」をたよりに、文章の内容を理解しようとするはずです。
決め手は「知識」と「常識」のコンボだ!
しかし、あなたが今、
「日本でラグビーワールドカップが大ブームになっている」
「日本が南アフリカと再戦する」
という、流行に対する知識を持っていたら、どうでしょう?
「南ア vs 日本、南ア大勝!!26-3!!」
という投稿を見ただけで、
「あ、日本負けたんだな」
と、この文章が「何を言っているか」を一瞬で掴むことができますよね。
古文も同じです。
「単語」「文法」といった、「あればあるだけ楽になる基礎知識」の上に、
「古文常識」という、「はやりものの知識」をたくさん入れておく。
このコンボで「何を言ってるかわかるようにする」のが、古文の正しい勉強法です。
独学が最強!!武田塾オススメの古文参考書はコレ!
武田塾では古文の標準ルートに以下のテキストを用いています。
①古文単語315
(画像をクリックすると、「逆転合格.com」の解説ページを閲覧できます)
古文単語の成り立ちから説明してくれているテキストです。
単語数も315個と必要十分。
とりあえず苦手を克服したいだけなら、前半の1-163番まで覚えておけばOKです。
②望月光 古典文法講義の実況中継
(画像をクリックすると、「逆転合格.com」の解説ページを閲覧できます)
人気の「実況中継シリーズ」。
武田塾では「富井の古典文法をはじめからていねいに」も使っていますが、望月は文章量が多いものの、それぞれの文法の理屈から問題のアプローチ方法まで解説してくれる優秀な一冊。
特にいま古文の苦手を克服したいと思っている高1・高2生の場合は、時間をかけて望月に取り組む方がおススメです。
基本的に講義のテキストになるので、アウトプットは河合塾の「ステップアップノート30」などを使うとよいでしょう。
③富井の古文読解をはじめからていねいに
(画像をクリックすると、「逆転合格.com」の解説ページを閲覧できます)
東進「はじめからていねいに」シリーズの一冊。
タイトル通りの「読解」に加え、今回ご紹介した「あればあるだけ助かる古文常識」もフォローしてくれる一冊です。
いきなり「助詞」や「敬語」など文法知識が前提になった読解のお話が始まるので、ある程度文法ドリルを仕上げてから取り組みましょう。
最後は演習量!インターネットの名言「半年ROMれ」を実行せよ!
今の高校生は知らないかもしれないですが、インターネットの黎明期には「半年ROMれ」という名言がありました。
これは、「半年の間はネットの掲示板での発言を控え、どんな会話がそこでされているのか知りなさい」という意味です。
古文も同じ!3か月~半年くらいかけて、文章ひとつひとつを丁寧に「読みなれて」いきましょう。
もちろん読みっぱなしはNG!
それぞれの文章の和訳を知り、「どうしてその和訳が作られるのか」をおおよその文法で理解する、
それ以外の細かいところはSNS感覚で流し読みする!
その「流し読み」具合がわかってきたときに、古文は本当に「面白い!」と思えるようになります。
ここ数年、センター試験でも古文は出典自体が面白いといえる内容になってきました。
勉学はできるだけ「勉楽」にするのが上達への近道!
あなたも明日から、食わず嫌いせずに、古文に取り組んでみましょう!
オマケ:マドンナルートもあるよ!
古文の参考書の老舗といえば「マドンナ」!
マドンナシリーズは説明がしっかりしており、古文を「好きになりたい!」という人には最適のテキストです。
この記事を読んで、古文って実は面白いんだ、へぇー、読んでみようかなー、なんて思ってくれた人には、マドンナシリーズでの学習もオススメです!
困ったら「受験相談」へ!
武田塾では個別管理特訓を基本に、それぞれの生徒さんに合った学習管理をしています。
武田塾の受験相談では、受験に関するあらゆる相談を受け付けています。
受験はやった分だけ成果が出るけど、「決められたとおりにやる」ことがすごく難しいものでもあります。
「私は勉強できないから……」
と、あきらめてしまう前に!
一度相談してみてください!
あなたにとって必要な学習が何なのか、一緒に考えていきましょう!
受験のことはもちろん、まだ受験学年でない生徒さんの今後の学習計画・受験校のこと、「●年生になったら成績が落ちた……」など、
どんなお話でも構いません!まずは気軽にご相談ください!
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