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共通テストで最も重要!?英語の対策に関して

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こんにちは、武田塾垂水校 校舎長の角田です!!

 

今回は、昨年から始まった大学入試共通テストの英語で、高得点を取るために何が必要かということを書いていきます。

特にこれまでのセンター試験と何が違ったのか、という点をまとめて行こうと思います!

 

少し長いですが頑張って読んで下さい^^

 

センター試験からの変更点


まずは、センター試験との違いについて説明していきます。

①配点・時間


一番大きな変更点は、リスニング(L)とリーディング(R)の配点です。従来は L:50 R:200 点で、合計して4/5掛けた点数が「英語」の点数でした。ですが、共通テストでは、L:100 R:100 点の合計200点となりました。英語の4技能(「読む」「聞く」「書く」「話す」能力)それぞれを平等に評価しようという意図があっての変更だと考えられます。
また、配点変更に伴ってリスニングの分量が増加した結果、試験時間も30分から60分に変更されました。Rの試験時間は通り80分です。

②リスニング一回読み


2つ目の変更点は、リスニングの方式です。共通テストでは、英語音声が1回のみ流れる「一回読み」が、一部の問題で採用されていました。

③発音・アクセント・語彙整序 廃止


3つ目の変更点は、リーディングの出題形式に関してです。センター試験では、発音・アクセント・語彙整序の単独問題が出されていましたが、共通テストではそれらは廃止されていました。

求められるレベル


次に、共通テストで求められる英語力とは、どの程度のものであるかということを見ていきます。

・CEFRにおけるレベル
CEFRは Common European Framework of Reference for Languages の略です。これは日本語では「ヨーロッパ言語共通参照枠」と言われたりしますが、簡単に言うと、ヨーロッパ全ての言語に適用可能な「言語能力判定基準」といったところです。下の表のように、英検2級であればCEFRのA2からB1レベル、TOEFLiBT 80点であればCEFRのB2レベルの英語力を持っていると言うことが出来ます。
CEFR-1
では、共通テストが求めているCEFRにおける英語レベルはと言いますと、A1からB1レベルです。ですので、英検2級を取れる実力がないと、共通テストで満点を取ることは難しいと言えます。

対策方法


最後にどのように対策したらいいのかについて、説明していきます。

・リスニング


リスニングでは「一回読み」の導入によって、より高い能力の能力が求められます。さらに、問題数の増加によって、純粋なリスニング能力だけでなく集中力が要求されます。また、リスニングとは言っても聞くだけではなく、問題文を読んだり図表の情報を読み取ったりしなければならないので、リーディング能力(特に、簡単な文・情報を素早く理解する速読力)は必須です。

①~③の能力を鍛えるための具体的方法
1⃣ ある程度の英語力がある方(センター試験で7~8割程度)は、海外映画やドラマを日本語字幕で観る→英語字幕で観るといった方法で学習すると効果的です。具体的には、こんな感じです↓

・日本語字幕で観て、内容を頭に入れる

・英語字幕で観る(1回目)
分からない単語、表現を調べる

・英語字幕で観る(2回目)
英語字幕を読みながら、内容を理解する
↓繰り返し
・英語字幕で観る(最後)
英語字幕を読まずとも、言っていることが理解できるようになっている

この方法の良い点は、比較的楽しく学習できる点と、英語字幕を読みながら理解する練習を行うので速読力も付くという点です。一方で、時間が掛かるという弱点もあります。

2⃣ 次に、時間があまりない方や、1⃣の学習方法が行えない方がすべきことは何かというと、「英語リスニング試験を解く」ということです。※1⃣の学習方法を行う方も、リスニング試験問題を解く練習は必要です。
・センター試験
・英検準2級/2級 
↑このリスニング問題を解くのがよいでしょう。方法はこんな感じです↓

・解く
丸付け ※この段階では、解説やスクリプトを見ない。丸付けのみ
・間違えた問題のみ解く
聞き取れなかったら、何度も聞いて解く

・スクリプトを見ながら聞く。出来るのなら、次にシャドーイングも行う。シャドーイングが難しければ、聞く→スクリプトを見て確認→聞く→・・・ の繰り返しでもよい

・リーディング


文法/単語
リーディングでは、文法や発音の単独問題が廃止されました。ですが、英文を読むためには依然として文法・単語の知識は必須ですので、そのための学習をしなければなりません。文法問題集・文法解説書・単語帳を使用して、英語力の土台となる知識を定着させていきましょう。

速読力
また、既に述べたように、リーディングでは速読力が必須です。
英文読解力は、文法/単語といった知識に裏打ちされた「文構造を理解する能力」(精読力とも言えるかもしれません)と、知識と多読によって獲得される「速読力」に大別することが出来ます。前者の能力は、文法/単語とともに英語長文の問題集を使用して学習しているのであれば、多くの方が自然と獲得し得る能力です。ですが、「速読力」に関しては、そうした学習を行っていても獲得できない場合が多くあります。この力を鍛えていくための方法はこんな感じです↓

・英語長文を時間制限を設けて解く

・分からない単語や表現を調べ、一文一文構造を理解していく

・長文を最初から最後まで通しで音読(読むと同時に英語を理解できるようになるまで繰り返す)※音読が難しければ、黙読でもよい。その場合、自分が読める最速スピードで読む(そのスピードで読んでいる途中、意味が分からない箇所がゼロになるまで繰り返す)

センター試験過去問・試行調査
形式が変わるとしても、センター試験過去問を解くことは共通テスト対策をする上で有効です。なぜなら、問われ方は変わっても、試験が求める英語力は変わっていないからです。具体的には、発音アクセントの問題以外を時間制限を設けて解く方法が有効でしょう。また、2回行われた試行調査の問題は数少ないサンプルですので、必ず解いておく必要があります。

以上、共通テスト[英語]で求められる能力と対策についてでした。少しでも参考になりましたら幸いです。また、さらに具体的な学習方法や、その他の学習に関する悩みがおありでしたら、お気軽に「無料受験相談」にお越しください。

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