こんにちは!
高岡駅より徒歩3分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 高岡校」講師の佐伯です。
今回は皆さんの志望校選びのために、「国公立文系向け 二次試験の科目構成」について書いていきます。
受験生の皆さん、二次試験の科目構成が大学ごとに違うことは知っていましたか?
「国公立の二次試験は、どこも国数英の3科目」と思っていた人も多いと思います。
そこで、国数英3科目ではない穴場の大学を紹介していこうと思います!
①地歴が選択できる大学
・旧帝大 (北海道大学、大阪大学などの一部学部)
・筑波大学 総合学域 (英+数or地歴 人間学域 など)
・千葉大学 国際教養学部
・東京外国語大学 (地歴+英語)
以上のように、国英地歴の3科目で受験できる大学は難関大学が多いです。
②2科目で受験できる大学
・神戸市立外国語大学
・国際教養大学
・お茶の水女子大
・福井県立大学
・信州大学 (教育学部、経法学部)
外国語大学や公立大学でよく見られる科目構成です。
レベル帯としても、中堅大ー難関大まで幅広く採用している大学があります。
③学科試験なしの大学
・横浜国立大学 都市科学学部 都市社会共生学科(小論文)
・茨城大学 教育学部 (小論文)
・都留文科大学 (二次試験なし)
採用している大学はあまり多くありませんが、とても特殊な方式なので要確認です。
教育系学部 体育、芸術、音楽系の学科 に多いです。
また中期試験・後期試験で採用している大学もあります。
④注意点
これまで科目構成について書いてきましたが、ここで3つ大事な注意点があります。
(1)2科目は楽じゃない
「2科目だから勉強しなきゃいけないものが減るし、こっちのほうが良いじゃん!」
と、もし考えている人がいたら要注意です。
2科目受験の場合、大学側もそれぞれの科目の問題レベルを高く設定していたり、受験生側もそれぞれの科目に対しより深いレベルまで勉強してきます。
ですので、2科目受験にしても、空いた1教科分の時間を他の2教科に使うことになるので、勉強量・時間は減りません。
(2)二次地歴は楽じゃない
「数学キライだから、地歴で受験しよう」
と、もし安易に考えている人がいたら要注意です。
二次試験の地歴は共通テストと比べると、問題の性質・難易度ともに全くの別物です。
例題)「鎌倉幕府を倒した後醍醐天皇は自らの理念のもとに「建武の新政」とよばれる政治を行ったが、これは数年しか続かなかった。その理由について、鎌倉時代の政治との違いに留意しながら、具体的に述べなさい。(200字程度)」(2022 大阪大)
どうですか?多くの皆さんは歯が立たないと思います。
二次試験で地歴を選択すると本当にイチから学びなおさなければいけず、
他の教科と同じかそれ以上の負担となることに注意してください。
(3)科目や点数だけで志望校をきめない
これまで紹介してきた科目構成などの情報は、受験戦略においてとても重要なものですが、
それはあくまで「志望校を決めるための要因の一つ」であることをわすれないでください。
受験生の多くは、大学を偏差値や試験の点数でしか見れなくなってしまいがちです。
4年以上通うこととなる大学なのですから、その大学・学部学科で何をしているかなどの情報についても、収集・検討をぜひ行ってください!
↓志望校選びについて他の記事もありますので、ぜひ参考にしてみてください↓
https://www.takeda.tv/takaoka/blog/post-201562/
https://www.takeda.tv/takaoka/blog/post-170025/
まとめ
今回挙げた大学以外にも、独自の科目構成の設定している大学が多くあります。
受験を有利に進めるためにぜひ自分の手で調べてみてください!
そして、受験科目構成は「志望校を決める一つの要因にすぎない」ということも頭に置いておいてください。
----------------------------------------------------------------------------------
武田塾では、生徒さんの生活リズムや勉強のペースを管理し、最適な学習空間を提供しています。
特に、こちらの武田塾高岡校では、東京の難関大学の講師の先生とのオンラインでの個別指導を進めており、
実際に受験で勝ち残った講師陣から、受験で意識したことや必修のポイントなんかも教えてもらえます。
是非一度、武田塾高岡校に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?