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大学学部紹介ー医学部とはー

医学部はどのような学部なのか?学部説明と受験対策のポイント!

大学には多くの学部が存在します。その中でも医学部は理系最難関の学部として多くの人に認識されています。今回は、医学部に関する説明をします。この記事を読めば、大学医学部の特徴や学べる内容などが理解できると思います。

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【大学の医学部で学ぶことと就職】

医者になるためには、医学部に進学することが必須条件です。ただ医学部と言っても大学によって他の職種に関連する学科も設置していることもあります。ここでは、医学部=医学科という考え方で説明をしていきます。看護学科や臨床検査学科に関しては、別途説明予定になります。

医学部はこんなところ!

医学部は医師になるための基本から医師免許取得までの知識を学ぶ学部です。卒業試験に合格をした学生だけが医師国家試験にチャレンジすることができます。医学部医学科は、一般的な大学と異なり6年生となっています。将来的に人の命を救う医師になるのですから卒業までに時間がかかるのは当然のことだと思います。

医学部で学ぶことや学科

医学部(医学科)は、6年間で医師になるための様々な知識を学ぶことになります。1年生は一般教養と基礎医学を学ぶことになっています。実習もおこないますが、まずは倫理的に医師とはどのような仕事かを理解していくことになります。その後、2年生~4年生の間に多くの臨床医学や専門的な知識を身に付けます。4年生の段階で「全国共用試験」に合格をする必要があります。この試験に合格をした学生だけが、5年生でおこなう臨床実習にすすみます。5年生以降は臨床実習の日々をおくることになります。6年生でおこなう卒業試験に合格をするとようやく医師国家試験の受験資格がえられます。

医学部医学科で学ぶ項目を大きく分類すると「基礎医学」「臨床医学」「社会医学」の3つの分野を学ぶことになります。「基礎医学」は、1年生と2年生で学ぶ分野です。文字通り医師になるための基礎を学ぶことになりますので、基本的に座学の講義となります。基礎医学で学習することは、「生理学」「生化学」「解剖学」「病理学」「細菌学」「薬理学」などが存在します。基礎医学では、知識として学習することになります。「臨床医学」は、実際に医師がおこなっている治療部門を学ぶことになります。病気の診断や治療方法などを実際に考えていかなくてはなりません。

臨床医学で学ぶことは、「内科学」「外科学」「小児科学」「整形外科学」「産婦人科学」「脳神経外科学」「眼科学」「耳鼻咽喉科学」「皮膚科学」「放射線科学」が主な内容になります。「社会医学」は、簡単に説明をすると社会における健康や福祉に関連する内容を学ぶことになります。社会医学で学ぶことは、「法医学」「衛生学」「公衆衛生学」などが主な内容になります。臨床医学と比べると直接的な医学とは異なりますが、重要な講義です。

医学部の大学卒業後の進路

国家資格に合格をして医師になる資格をえた卒業後は、研修医師として2年間働くことになります。大学附属病院があれば、系列病院での勤務になります。医師といっても、内科医や外科医のような一般的な臨床医の他に病理医や麻酔医なども同じ医師として医療現場で活躍をすることになります。以前のかかりつけの医療施設は、総合内科や総合外科のような診療科が一般的な考え方でした。現在のかかりつけの医療施設は、専門医の存在が多くなっています。研修医として2年間の研修をおこなった後に自身の向かいたい方向にすすむことになります。診療科によって飽和状態の科もあれば、人手不足になっている科も少なくありません。

【大学で医学部を目指す受験生の対策とポイント!】

大学で医学部受験を目指す受験生は、できるだけ早い段階から受験対策をすることをオススメします。特に国公立大学は難関なので注意が必要です。ここでは、医学部を目指す受験生向けの対策とポイントを簡単に説明します。医学部に向いている人や受験対策の基本を理解しておきましょう。

医学部に向いている人はこんなタイプ!

医学部に向いている人は何よりも医者になりたいという気持ちが大切です。ただし、名誉や収入という目的だけで医師になるのは困難だと思います。また、医学部というと体力よりも知力というイメージがありますが、実際の現場では知力と同等以上の体力や忍耐力が必要になる職場です。数時間も集中力をとぎれさせることなく手術をおこなうには、中途半端な気持ちでなれるような職業ではありません。

医学部を目指す受験生の対策とポイント!

医学部は現役合格が難しいと言われている学部のひとつです。ある程度の浪人は覚悟をするのもひとつの考え方になります。国公立大学の場合は、大学センター試験は通過点という気持ちでのぞめる学力が必要です。
科目数が多く難易度も高いので早い段階からの対策が必要になります。医学部は理系ですが、英語はできるのが当然というレベルの受験生も少なくありません。国公立大学・私立大学共に数学や理科が重要なポイントになります。理科の選択科目には注意をする必要があります。大学によりますが、理科は生物・化学の2科目が必須となることも少なくありません。医学部を目指すのであれば、親御さんとも早い段階で相談をする必要があります。私立医学部の学費は、一般的な大学とは雲泥の差になっています。

医学部のある代表的な大学と偏差値

医学部の中でも医師を目指す学部や学科の偏差値は国公立だけでなく私立大学も最難関となっています。

国公立大学
・東京大学 理科III類・医学部 80
・京都大学 医学部・医学科 78
・大阪大学 医学部・医学科 77
・東京大学 理科I類・医学部 75
・名古屋大学 医学部・医学科 75

私立大学
・慶應義塾大学 医学部 76
・自治医科大学 医学部 73
・順天堂大学 医学部 73
・大阪医科大学 医学部 71

【まとめ】

今回は医学部で学ぶ内容や就職をはじめ受験対策のポイントなどを簡単に説明しました。医学部は基本的に難関大学のみとなります。基本的に偏差値も高くなりますので、早い段階から計画的に受験対策をすることをオススメします。また、医学部受験は、様々な面で家族の協力が必要になると思います。

 

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