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スマートフォンが勉強に及ぼす影響

スマートフォンが勉強に及ぼす影響 

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皆さんは、勉強するとき机の上にスマートフォンをおいて勉強しますか?

実は、スマートフォンは人の脳にとても大きな影響を与えるのです。勉強は自分の脳に情報を詰め込む作業なので、脳にとって害のあるものが近くにあったら勉強は、はかどりませんね。今回は、そんなスマートフォンが、人にどのような影響をあたえるか紹介します。

スマートフォンの普及

そもそもスマートフォンは、2000年を過ぎたあたりから急に普及率が上がりました。イギリスの研究によると、実に81%の人が常に手の届く範囲内に置いていることがわかりました。さらに若者の5人に1人が、5分に1回形態の画面を確認していることもわかりました。ここまで普及する前までは今では、ガラパゴス携帯と言われている携帯を使っていました。人類は、科学が進歩するにつれて人類そのものの衰退も進んでいくように感じます。研究者のベッツィー・スパロウ氏によると「インターネット検索はどんな些細な質問の答えも検索できる常套手段となっているため、何かをすぐに理解できない時我々は、不快な離脱状態を覚える。」といいます。またある人は「昔の人が一生かかって手に入れた情報量を現代人は1日で手にできる」といいます。これらからわかる通り、スマートフォンが人類の生活をより便利にしていることも明らかです。   

脳への影響

では実際にスマートフォンは人体にどのような影響を与えているのでしょうか。
まず脳の情報処理の速度の低下です。ある大学院生の研究でこんなものがあります。コンピューターに向かってもらい、画面に〇がでたら×ボタンを連打してもらい×が出たら〇ボタンを押してもらう実験があります。

初めは単純なパターンなのである程度の人は難なくできるのですが、この時に、スマートフォンの通知の音を流すとミスが出てしまったり、次の動作までに時間がかかるそうです。これは、完全にスマートフォンに気が向いてしまう証拠です。現実にまったく関係のないことをしていても、スマートフォンの通知音が聞こえると現代人は、一気に思考が停止し違いことを考えてしまうそうです。

例えば、気になる人との連絡のやり取りなんかはまさにそうです。スマートフォンがもつ情報量が多い故に、人はスマートフォンに振り回されているとも言えます。これほどにまで思考力を奪われてしまう機器が勉強している最中机の上にあったら、集中力がそがれることは明白です。

また、これは脳の前頭葉の活力低下から引き起こされている可能性もあります。まだ仮説の段階だそうですが、テレビやゲーム、スマートフォンに夢中になっている間前頭葉の血流が下がり、働きが低下します。この前頭葉という部分は、物事を考えたり自分の行動をコントロールする力を司る部位前頭葉の発達がおろそかになってしまうと、勉強への悪影響では収まらず、他者の気持ちを考えることに乏しくなってしまいます。そして、社会不適合的な犯罪者予備軍になってしまう可能性も高くなることがわかっています。

視力への影響

著しい視力の低下が起こりうるのです。これは実際に、医学の世界で証明されており、カメラのレンズに相当する水晶体と水晶体を支える毛様体筋に関係しています。簡単に説明すると、近くのものを見続けた場合、水晶体が膨らみ、元に戻らなくなります。そして、毛様体筋が緊張してしまい、近視が進む原因になるということです。

これは勉強でも同じことが言えます。近くのものを長時間見続けると、そういった現象が起きてしまうのです。もし仮に勉強の合間の休憩に、スマートフォンをいじった場合、目に大ダメージです。勉学には、直接関係ありませんが体によくないことは確かです。勉強もスマートフォンも休憩時間を設けたまに遠くのものを眺めたりするとよいでしょう。

対人関係への影響

スマートフォンを媒体としたSNSアプリの普及により、いつでもどこでも人と会うことなく気軽に連絡がとれる時代になりました。一見これは、とても便利で人間にとって大きな文明の進歩に見えるかもしれません。しかし、一度自分のラインを見返してください。どのような内容のやりとりをしていましたか?おそらくとても簡易的なやり取りが多いと思います。

今は一昔前に比べて、目上の方と堅い内容のやりとりをするような文体でのコミュニケーションが減った気がします。そういったところから、語学力が低下するだけでなく、人と面と向かって会話をする機会も減っているような気がします。これが勉強と何の関係があるのかというと、勉強も基本的には先生や講師の方などに直接教えてもらいます。その際、わからないところがあったら質問をするとおもいますが、現代の子供はうまく質問ができません。人前での発言を好まず、空気を読む力だけが発達し、自分の考えをうまく口で表現できなくなってしまったのです。その結果わからないところはわからないままで通り過ぎてしまい勉強の吸収力が低下します。

まとめ

以上のようにスマートフォンの普及により、学力の低下はこれから更に加速すると考えられます。また、現代の社会の在り方で、スマートフォンを完全になくすことは不可能だと思います。そのため、これからの私たちはスマートフォンとの付き合い方を考え直す時であります。そして、現代の教育の在り方もスマートフォンをもっと利用した能動的な方法を開拓してゆく必要があるのかもしれない。

 

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