こんにちは！武田塾志木校の松島知輝です。
前回に続き、第②回は「自分に合った受験科目の選び方」です！
「志望校とか志望学部は決まったけど科目が選びきれない！」
そんな悩みを持っている人はぜひ参考にしてみてください。
具体的に大学を絞っていく
第一志望を〈国公立大学/私立大学〉のどちらにするかは必ず決める
大学は大きく〈国公立大学〉と〈私立大学〉に分かれます。
国公立大学は、共通テストと二次試験の2つの試験を受ける必要がありますが、私立よりも学費が安く済みます。
一方で私立大学は、同じ大学でも複数回受験できることに加えて、何校でも受験することが可能です。
しかし、何よりも決定的に違うのは「受験科目数」です。
科目数の差によって、国立と私立では受験勉強の進め方が全く変わってきます。
また、近年では差が縮まってきたとは言うものの、
学費も国立の方が安いという面もあります。
保護者の方とも相談しつつ、受験勉強を始める前に決めましょう。
国公立か私立かを決めたら...
過去の募集要項を元に必要な受験科目を把握する
次は、受験に必要な科目を調べましょう。
各大学には「募集要項」というものがあり、
受験するために必要なことがまとめられています。
最近ではほとんどの大学が募集要項をホームページに掲載しています。
しかし、大学からその年の募集要項が正式に出るのは「秋頃」です。
大学の募集要項は、例年大きく変わることは稀なので、インターネットを使って、
過去の「必要な受験科目」「偏差値」「最低得点率」などを参考に調べましょう。
具体的に科目を決める
得意や不得意、好き嫌いで科目を選んでも大丈夫？
結論を言えば大丈夫です！
自分の得意な科目や好きな科目を活かせる「受験科目」「配点」の大学を選んだり、
たとえ不得意でも「この科目なら頑張れる...」という科目なら大丈夫！
しっかりと受験要項を確認しながら、以下の2点に注意して受験科目を決めていきましょう！
大学によって同じ社会科目でも使えない科目がある！
国公立大学や私立大学の学部によっては、
「日本史B」「世界史B」「倫理政経」のみで
「政治経済」や「倫理」が受験科目として使えないという大学が多くあります。
必ず受験科目として自分の考えていた科目が志望校の受験に使えるのかを確認するようにしましょう。
※理系でも「物理が必須」で「化学か生物かを選択」というような場合があるので、
自分が勉強している教科が志望校に使えるかなどを注意して調べるようにしましょう。
科目名の「基礎」の有無や「A」「B」に注意！
一見、同じ科目に見えても範囲や難易度が大きく異なる場合があるので要注意！
例えば理系科目の場合、
「物理基礎」と「物理」では、難易度や範囲が大きく異なります。
「物理」の方が内容が幅広く、多くの理系の大学の受験で必要とされます。
一方で「物理基礎」は内容が狭く、文系の国立の共通テストなどで必要とされる科目です。
また「○○基礎」のような基礎科目は、一般的に2科目必要とされることが多いので、
過去の募集要項を見間違えないようにしましょう。
文系科目の場合、例えば「日本史A」と「日本史B」では、出題範囲が大きく異なります。
「日本史A」は近現代以降の内容のみで、多くの大学では「日本史B」を必要としています。
上記のような違いがあるので、科目を選ぶときはよくよく注意し、
不安があるときは先生や受験に詳しい人に聞くのもアリです。
併願校を検討する
志望校や志望学部の受験科目を決めるのに合わせて併願校も検討していきましょう。
そこまで「滑り止めはここ！」というようにはっきり決めなくても問題はありませんが、
ここで重要なのは
「併願校の受験のために受験科目が増えないようにする」
ことです。
第一志望のための受験勉強が併願校の勉強で圧迫されることのないように、
なるべく第一志望の受験科目で済むような併願校を検討しましょう。
次回は「受験勉強の始め方」についてです。
「国公立と私立で進め方がどう違う？」
「忙しい中で優先すべき教科はあるの？」といった疑問を解決します！
ぜひ参考にしてください。
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