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【2022年度共通テスト国語編】傾向と2021年度との比較

【2022年度共通テスト国語編】傾向と対策

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今回は共通テスト1日目の1月15日(土)の2時間目に実施された国語について、2021年度と比較もしながら傾向を見ていきたいと思います。

まずは2022年度共通テスト国語の情報をおさらいしていきましょう。

2022年度共通テスト国語概要

実施日:令和4年1月15日(土)

時間割:2時間目

開始時間:13時

制限時間:80分

配点:200点(現代文100点、古文50点、漢文50点)

問題構成:全部で大問が4問、大問1と2は現代文、第3問は古文、第4問は漢文

第1問

2021年度と比べ設問の数が1つ増え、マークの数は1つ減った。 「食べる」についての2つの文章が登場し、「文章1」は宮沢賢治作の「よだかの星」を参照した文章であった。「よだかの星を知らない人は不利!?」と考える人が時々いるが、その心配は不要である。「文章2」は人間に食べられた豚肉の視点から考察した文章であった。

問1

例年と同様に漢字が出題された。大きな変化としては(ⅱ)で出題された漢字の意味に関する問題が出題されたことだ。現在の高校1、2年生は漢字の「読み」や「書き」だけでなく「意味」にも着目して学習に取り組む必要があることを覚えておこう。

問2〜5

問2・3では「文章1」について、問4・5では「文章2」についての問題が出題された。前述したことではあるが、「文章1」について「よだかの星」を知らないことは特段の不利にはならない。

問6 「文章1」と「文章2」の2つの文章をメモにしてまとめる問題が出題された。ここで気をつけることは時間配分である。問2〜5とは違い、2つの文章を比較・検討してまとめる必要があるため、予想より時間がかかってしまう恐れがある。それを防ぐ方法の1つとしてよくあるのが、問題文より先に問を見ておくことである。2つの文章をまとめる問があることが先にわかっていれば、最初から比較や違いを意識して2つの文章を読むことができるので、大幅な時間の節約につながる可能性が高い。

第2問

1991年の作品ということで注釈が1つしかなく、全体的に読みやすい文章だったのではないだろうか。2021年度と比べ、設問もマークの数も1つずつ減った。心情に関する問題の割合が増えた。第2問の問1というと例年語句の意味に関する問題が多かったが、こちらも心情に関する問題に置き換わっている。受験生の中には驚いた人も少なからずいたのではないだろうか。問5ではノートにまとめる問題が出題された。

問1

出題傾向が例年と違うということだけで、難易度が上がったわけではない。文章を読んで内容に合ったものをマーク すれば良い。この問で気をつけることは例年と違うことが起きても焦らないことである。この問は2つマークする必要がある。しかし、焦ることで視野が狭まり1つしかマークをせずに最終的にマークがズレてしまいタイムアップ、という恐ろしい可能性を秘めている。高校1・2年生は「共通テストでは例年の傾向とは違う問題が出る可能性がある」ということを念頭に置いておいてほしい。

問2〜4

全て心情に関する問題が出題された。心情に関する問題は「自分だったら」と考える人が一定数いるが、そういった人は正しい答えに辿り着けないことが多い。大切なのは、文章に書いてあることから読み解き回答することである。

問5

国語辞典と歳時記を用いてノートにまとめた問題が出題された。情報の量が増えたため慎重さを求められる一方で、回答するために時間がかかる可能性もあることを念頭に置いておきたい。

第3問

「文章1」ではいわゆる四鏡の1つ「増鏡」と、「文章2」では日記形式の「とはずがたり」が出題された。2021年度と比べ設問は1つ減り、マークの数は同じとなった。2021年度と同じく歴史物語からの出題となり、第1問と同様に2つの文章が登場した。古文は現代文よりも主語が省略されるケースが多く、特に「文章2」においては「誰が発言しているのか」ということを文脈から判断する必要がある。

問1

例年通り文章の意味を答える問題が出題された。単語を覚えるのはもちろんのこと、助動詞の意味もきちんと暗記できている必要がある。全問正解を狙いたいところである。

問2〜3

「文章1」の内容のみで回答することができる。登場人物の人間関係を意識しながら内容を把握する必要がある。

問4

同じ状況を書いている二つの文章の異なる点について考えさせる新傾向の問題である。同じ状況であっても、書かれた時代や視点によって読み手に全く違う印象を与えることがある。

 

第4問

2021年度と同じく「詩」が出題された他、「序文」も出題された。2020年度センター試験でも「詩」が出題されたため、3年連続の出題となった。2021年度と比べ設問は1つ増え、マークの数は同じとなった。問題文の量は例年とさほど変わらなかったものの、情報量が多いために1つ1つの漢字や語句の意味を慎重に読み解き、内容を把握する必要がある。

問1

2021年度と同じく漢字の意味についての問題が出題された。漢字そのもののもつ意味と文脈から判断することで正解に辿り着ける。確実に正解したい問題の1つである。

問2

「之」という漢字が何を表しているのかに気づくことが、正解に辿り着くための大事な要素の1つである。「之」は代名詞として「これ」と読む場合や、助詞として「の」と読む場合もある。文脈から代名詞であると判断できるが、何を表しているのか気づけるようになる必要がある。

問3・5

句形の問題である。漢文においては読み方が定まっている漢字がいくつか存在し、それを暗記できていれば正解に辿り着くことができる。

問4

7語8節であることから七言律詩と判断できる。また、七言の漢詩は第一句末と偶数句末で押韻するため、漢字の読み方から答えを導き出すことができる。

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