武田塾仙台駅前校です!
今回は文系の皆さんであれば定番とも言える文学部についての紹介です!
現在東北学院大学文学部の歴史学科に通う駅前校の講師が紹介させていただきます。
そもそも「文学部」はとても範囲が広い!
さて、一口に文学部といっても「英米文学」「歴史学」「人文学」「教育学」という風に大学で勉強する内容は非常に多岐にわたっています。
ただ、大学生活4年間でこれら全てを学ぶという訳ではなく、入試で出願をする時点で学科やコースなどで分けられているため、「もし志望するのであれば、この分野をやりたい!」という方向性は決めておく必要があります。
例えば東北学院大学文学部の例で言えば、
○英文学科
○総合人文学科
○歴史学科 (←筆者はココ!)
○教育学科
と4学科に分かれています。
おそらく、皆さんのイメージしやすい文学は、英語に関わる研究をする英文分野や、様々な地域の歴史を研究する歴史分野なのではないでしょうか?
それ以外にも、思想・哲学、文化・芸術、宗教・神学などを学ぶ人文学分野、人の学びや人間的成長を支えるための専門的知識や、教師になるための実践的指導力を身につけていく教育分野など、様々な分野があることが分かります。
歴史学科ではどんな勉強をしているの?
そんな多くの分野がある中で、今回紹介するのは歴史分野についてです。
現在私が通っている東北学院大学文学部・歴史学科を例に、今勉強していることを紹介していきます!
歴史学科では、2年生の秋頃からより細かくコース分けがされます。
これは、自分は日本史のどの時代の研究をしたいのか?それとも、ヨーロッパ史のどの地域の研究をしたいのか?といった、より狭く「自分のやりたいこと」を決めるためのコース分けです。
1年生:基礎的な歴史概説の勉強
上の学年にあがるにつれてより専門的な勉強をすることになりますが、1年生の間は、高校の時と同じような日本史・ヨーロッパ史・アジア史の知識に加え、民俗学・考古学に関する知識も勉強します。
正直、日本史・ヨーロッパ史・アジア史の知識に関しては高校で触れたことのある内容もありますが、将来専門的な研究をするに当たって、どれも必須事項なのでここをきちんとやると後々楽になります。
ちなみに、高校の授業では1時間に「日本史A」や「世界史B」を学んでいたと思いますが、大学では更に細分化され、世界史の中でも「イギリス近代史」「ドイツ中世史」「中国古代史」という風に分類されます。
もう一つ、講義以外でも、東北学院大学には考古学研究部などのサークルがあり、実際の史料に触れたり作業に同行したりして、より身近に歴史を感じることができます。
2年生以降:それぞれの歴史の専門分野を決め、研究する
上の学年にあがるにつれて、1年生の時より専門的な勉強をすることになりますが、授業形態も講義形式から徐々に変化し、それぞれのゼミごとに、史料の収集や文献の解読、フィールドワークなどを行っていきます。
筆者は2021年現在2年生ですが、今は自分の学びたい時代や地域を絞り込み、より詳しい歴史的知識や考え方を身につけている段階です。
まとめ
①「文学部」といってもその中には色んな分野がある!
②歴史学科で勉強するのは「日本史・ヨーロッパ史・アジア史に加え、民俗学・考古学に関する知識」
③1年生では基礎的な歴史概説を勉強!
④2年生からはそれぞれの歴史の専門分野の研究に!
歴史学科は、一人で黙々と作業することが好きな人にとってぴったりな場所だと考えています。
一人一人、興味関心のある時代と地域はバラバラ。
そして、文献・史料に基づいて論文を書いていくような研究のため、「個人」で行うことが多いです。
また、高校での「歴史」は、用語・年号など「これまで知られていたもの」を勉強していましたが、大学では、これまで知られたものに「新しい解釈」を加えたり、未着手の史料から新しい歴史像を組み立てたりします。
そのためには、興味のある「史料」をどれだけ丁寧に深く掘り下げられるかが肝になってきます。
「まだ想像不可能な未来を過去の歴史から予測し、行動していく」歴史学に興味を持った方は、ぜひ歴史学科で歴史学を学んでほしいと思います!
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