皆さん、こんにちは!
武田塾仙台駅前校の松谷です。
今回は講師の先生に「過去問」についてブログを書いていただきました!
今回お話しいただくのは松山先生です!
この時期の過去問の扱い方について
皆さんは常に“ゴール”を意識した勉強をしていますか?
ゴールとはもちろん、皆さんが志望校の問題を解けるようになることです。
現在、自分の進度、レベルに迷いもなく一直線に勉強できているよ、と言う人は大丈夫ですが、多くの人が、「自分の今のレベルで志望校とどれだけ戦えるのか」「武田塾のルートに従っているけど、本当に成長しているのかわからない」と考えたことがあると思います。
そんなとき、その悩み解決を補助してくれるのが“過去問”です。
「え、もう過去問なの?」「できるわけないじゃん」と思う方もいると思いますが、焦らずこの記事を見ていって欲しいです。
そんなことで、今回はこの時期(7〜8月)の過去問の扱い方について解説したいと思います。
目次
1、過去問は志望校とのキョリを知る最善手
2、過去問は自分に必要とされているエッセンスの宝
3、過去問はモチベーションの材料
1、過去問は今の自分を知る最善手
過去問という存在はあまり重要視されていないなぁと正直感じるのですが、これは非常にもったいないことです。
皆さんのゴールは今目の前にある参考書の問題を解けるようになることではなく、
志望校の問題を解けるようになることなのですから、
“自分と志望校とのキョリ”を測るには実際に志望校で出た問題である過去問以上に最適なものはないと言えます。
具体的な使い方としては、
・参考書が切り替わるタイミング
・2、3週間に1回ほど、勉強の合間など
に過去問をパラパラと見てみて、1問程度解いてみるという方法です。
私は自分と志望校との距離を測るための過去問として“直近3年を除いた最新の過去問”、すなわち4年前以前のものを使用していました。
こうすることで、直前期に最新の問題を初見の状態で解くことができます。
(実際は、この時期にさらっと解いた程度のことは直前期には忘れているのであまり影響はありませんが。)
もちろん、全く解けないことも当たり前にありますが、もしかしたら少しは戦えたり、解けてしまったりするかもしれません。
全く解けないのであれば、気合を入れ直して勉強に励めばいいですし、もし解けたなら、小さくガッツポーズをして、自信を持ってルートを進めていけば良いのです。
このとき、ポイントとして、解いた後はさらっと解説を読んでみる程度にするようにしましょう。
わからないものは「そういうものか」と軽い気持ちでスルーして大丈夫です。
現在のレベルから見れば過去問はレベルが高いので、あまり詳しくやりすぎないのがポイントです。
本来やらなければいけない勉強の時間を圧迫してしまったり、メンタル的に辛くなったりすることもあります。
また目的は問題を完璧に解くことではなく、あくまでも志望校とのキョリを測ることです。
その点は注意してください。
受験では常に多くのタスクに追われ、自分がどこにいるのかがわからなくなりがちです。
過去問を有効利用して志望校とのキョリを認識するようにしましょう。
ゴールを意識するとしないでは大きな差が生まれると思います。
武田塾の塾生でない人はもちろん、武田塾に通っていて、ペースやレベルの管理をしてもらっているという塾生にも意識して欲しい内容の1つです。
2、過去問は自分に必要とされているエッセンスの宝庫
過去問の問題は、志望校が求めていることで作成されています。
もちろん、今まで出なかった形式の問題が出たりすることはありますが、問題のレベル帯や大枠は大して変わりません。
だからこそ過去問を意識して欲しいのです。
参考書など今やっている勉強は、“過去問”という場所に行き着くための飛び石だという解釈がしっくりくるかもしれません。
もし、英語の過去問に「整序問題」がでていたとしたら、今やっている勉強の中でやる整序問題にとても重要性を感じますよね。
同じように、「文法問題が多く出る」と過去問を見てわかったなら、今やっている文法問題を、より気合を入れて勉強できますよね。
また、毎年出ている分野と5年に1回しか出ていない分野では勉強するときの力の掛け方を変えた方が良い、
というのは誰でも容易に想像できると思います。
決して、過去問に出ていない分野をサボっていいというわけではありません。
ただ“優先順位”や“重要度”を考えることはとても大切なことです。
志望校までの勉強の道筋をより“立体的”に見ることができる受験生の方が、
効率的に点数をあげることにつながるでしょう。
3、過去問はモチベーションの材料
受験勉強をしているとやる気がなくなることも少なくないと思います。
モチベーションは受験においてとても大事なことです。
モチベーションが上がらない状態でやる勉強とモチベーションが上がった状態でやる勉強では後者の方が格段に効率的だと思います。
でも、モチベーションを維持するのは簡単ではありませんよね。
しかし、そんなときにも過去問は役立ちます。
方法はとっても簡単で、過去問(赤本や青本など)を机の上の目に見える場所に置いておくだけです。
そうすれば、常に志望校と対峙していることになり、
だらけてしまうたびに「だらけていたら落ちるぞ!!」と自分に言い聞かせることが容易になります。
また志望校への思いが強ければ強いほど、モチベーションを保ちやすくなると思います。
まとめを兼ねて校舎長より
受験生の皆さんは早い時期に過去問に取り組むと言う人は少ない印象です。
今回の先生のお話は根拠を持ってその重要性についてお分かりいただけたと思います。
まだまだ少ないからこそ、今の時期にしっかりと過去問について知っておくことで他の受験生と差をつけることができます!
是非参考にしてみてください!!
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