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【講師ブログ】ベテラン清水先生が東北大学の化学の対策を徹底解説

 

 

 

皆さん、こんにちは!

武田塾仙台駅前校です。

 

今回は、元武田塾生で講師歴4年の清水悠暉先生に、

自身の大学、東北大学の化学について徹底的に解説してもらいました。

是非最後までご覧ください!

 

東北大学入試問題(理科・化学)の傾向・ポイントと対策

 東北大学入試の理科は経済学部(理系)、理、歯、薬、工、農、医学部に課せられている科目です。理科のうち化学は、薬、工学部は指定、経済学部(理系)、理、歯、農、医学部は選択で受験することになります(2020年入試時点)。

 化学の問題は例年、大問3つに分けられており、試験時間は理科のもう一科目と合わせて150分になっています。以下では、化学の試験内容と試験時間の特殊性に対するポイントと対策をまとめます。

 

時間配分

抱き合わせの科目と化学との得意不得意でそれぞれだと思いますが、化学の中でも大問1,2の計算問題や大問3は時間がかかりがちなので、事前に時間配分を決めておき、できない部分は潔く飛ばす勇気も必要です。また、特に大問3は最後まで解けそうな錯覚に陥り時間を大幅に使ってしまうとほかの問題に影響が出かねないので、その点も要注意です。70分で終わらせることを目標にし、もう一科目とのバランスを考えて調整すると良いのではないでしょうか。

 

大問1

傾向:知識問題を中心とした小問集合が出題されます。化学結合や反応の基本となる平衡論など、幅広い範囲から出題されます。

対策:多少込み入った計算も出題されますが、問題のレベルとしては、大問2,3に比較して高くないことが多いので、苦手な分野を作らずに望むとよいと思います。

大問2

傾向:一般に「無機化学」としてまとめられる分野が出題されます。気体や金属など細かな知識や立体(結晶)構造に関連した計算問題が出題されます。知識を問う、単語を記述する問題や説明を求める問題もいくつか出るので、それらを正確に答えるとともに、差が付きやすく時間のかかる計算問題をいかに早く正確に解けるかがこの大問の鍵になります。

対策:無機化学を細かな反応なども含めて網羅的に勉強しつつ、理論計算などもスムーズにできるように勉強しておくとよいでしょう。

大問3

傾向:一般に「有機化学」といわれる分野から出題されます。この大問3が全国の大学に比較してもかなり特殊であり、「クセ」の強い部分といえるのではないでしょうか。反応の条件や実験結果の情報をもとにして、化合物の同定することを求められます。化合物の同定がうまく進めばかなりの高得点も見込めますが、同定に躓いてしまうと半分以上点数を落してしまう可能性もあります。有機化学問題への得手不得手が大きく反映されてしまう分野といえると思います。

対策:大問3に臨むうえでの、有機化学の知識を補うためには市販の化学の問題集や参考書で十分でしょう。しかしながら東北大学ほど多くの化合物やそれに付随する実験を絡めた問題を出題する大学は全国的にもかなり少ないため、大問1,2とは異なった対応が必要だと思います。とはいえ、これに対応するためだけの参考書はなかなかありませんので、東北大学の大問3を解くための対応が必要です。おすすめは、各社の模試や過去問などを解くことです。これらを通して知識の穴を埋めつつ、問題の長さや化合物・実験情報の多さに対応できる力をつけておくことをオススメします。

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