はじめに
こちらのブログをご覧の皆さん、こんにちは!
佐世保中央駅から徒歩2分、四ヶ町アーケードの真ん中あたりにある武田塾佐世保中央校です!
今回のブログのテーマは、「学校で渡される問題集のメリット・デメリット」です。
学校で配られる問題集として、『4STEP』や『サクシード』、『クリアー』や『3トライアル』、『4プロセス』などさまざまなものが挙げられます。
私たち武田塾では、これらの学校教材をオススメしていないため取り上げることも少ないのですが、全国のほとんどの高校生が使い方や向き合い方に苦しんでいるのではないでしょうか。
あまり良い印象がない学校教材ですが、今回のブログでは、正しい使い方やメリットも含めて説明していきます。
ぜひ参考にしてみてください!
また今回の内容は、武田塾チャンネルでも詳しく説明されていますので併せてご覧ください!以下が動画のリンクです。
教科書傍用問題集を使うメリット・デメリット
教科書傍用問題集といえば、「次の定期テストまでここまでやってこい」というように課題で出されることが多いと思います。
そのため、やらなきゃいけないと追い詰められている人が多くいて、結果的に数学が嫌いになってしまったという人もいるのではないでしょうか。
では、教科書傍用問題集を使うメリット・デメリットを上げていきます。
教科書傍用問題集を使うメリット
教科書傍用問題集が課題として出されるのは苦痛ですが、ではなぜ課題として出されるのでしょうか。
それは、ズバリ「授業の内容の定着」を狙っているからです。
学校では数学の授業があり、そこで教科書の内容を扱うと思います。
授業中に基本的なパターンの解法を教科書を使って理解してその内容を教科書傍用問題集を使って反復し復習することを目的としているのです。
その狙い通り教科書傍用問題集を使うことができれば、ある程度数学の実力は付き、定期テストの点数も上がると思います。
したがって、授業を真剣に聴いていて、授業ごとに教科書傍用問題集を勧められる人は成績を伸ばすことができるでしょう。
学校の定期テストで良い成績を取れている人は、『青チャート』のように教科書傍用問題集よりも解説が詳しいもので基礎を理解しており、テスト前に解く問題がないので、教科書傍用問題集を計算練習としてたくさん解くというパターンが多いです。
教科書や参考書が仕上がっていれば、教科書傍用問題集は計算練習として使う問題集には最適です。
実は教科書傍用問題集にはこのような使い方もあるので、余裕のある人は試してみてはいかがでしょうか。
教科書傍用問題集を使うデメリット
ここまで教科書傍用問題集のメリットを説明しましたが、そのメリットを活かせるのは学校の授業にしっかりとついていける人だけです。
しかし、そのような人はクラスに何人いるのでしょうか。
70〜80%以上の人が教科書傍用問題集の利用に向いていないと思います。
そもそも、学校の授業の内容を一発で理解して、自分で問題が解ける人がどれだけいるのでしょうか。
学校の授業は1回しか一斉に説明をしてくれないので、それで理解できず置いていかれてしまったらもう手遅れです。
部活を頑張っている時期についつい寝てしまうような授業もあると思います。
また、体調が悪い日や勉強のモチベーションが上がらない日もありますよね。
また、確率の問題は最初考え方を理解するのが難しく授業では理解できないということもあります。
このようにみんなが完璧に最初から最後まで授業内容を理解していません。理解していない状態で、みんな同じ課題を配られてしまっても全く成績は伸びません。
先ほども説明したように、教科書傍用問題集は理解を定着させる参考書なので、理解していないのに使うと時間の無駄になります。
教科書傍用問題集の1番の欠点は、解説がほとんどないということです。
次の欠点は量が多すぎるということです。これらの二つの欠点が、高校生を「数学地獄」に追い込んでいます。
武田塾で使っている参考書では10〜20行あるはずの解説が3行くらいでまとめられていたりします。
中には、カンニング対策で、解説を配らない学校もあります。
この解説の少なさで、生徒に分からせる気はあるのかと言いたくなります。
教科書傍用問題集は理解させるということを主眼において作られていないので、このような問題集を使わせてしまう人が悪いです。
授業についていけない人が大量に課題を出されて、しかも解説がほとんどないので苦しくなってしまうのです。
結果的に答えを写して終わると思いますが、分からない問題は飛ばして答えを写しても良いと思います。
何度も繰り返しますが、教科書傍用問題集は1回理解して、計算ドリルのように勉強する参考書です。
数学を得意にしたい受験生へ
数学を得意にしたい受験生や高校1・2年生に伝えたいのは、数学に追われる状態にならないでほしいということです。
できれば授業で理解して欲しいのですが、そうはいかないことも生の授業ではあると思います。
分からない部分が発生したらなるべく早めに潰して、単元の理解はできるようにして欲しいです。
本当に数学が苦手という人は、『やさしい高校数学』という講義系参考書や、『入門問題精講』や『基礎問題精講』などの問題集を使って勉強することをオススメします。
これらをうまく活用して、学校の課題に備えてください。 高校3年生や受験生の人は教科書傍用問題集を最後まで終わらせることはできないと思います。
オススメは、不安な分野だけを勉強するという方法です。身についているか不安な部分をピックアップして対策しましょう。数学が得意な人は基本的な計算が非常に速いです。
速く計算できると、浮いた時間で解き方の方針に充てることができるので高得点が見込めます。
計算力を上げるために教科書傍用問題集を使うのは効果的だと思うので、上手に活用してくださいね!
今回のまとめ!
今回のブログでは、教科書傍用問題集との向き合い方について解説しました!
教科書傍用問題集にはメリットがある一方、デメリットも多いです。
自身の状況に合わせて、場合によっては使うのをやめるというのも手です。
ぜひこのブログを参考にして考えてみてほしいと思います!