地域の高校の評判/進学実績

公立高校と私立高校、何が違うのでしょうか?【新潟県版】

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出典:新潟明訓中学校・高等学校

皆様こんにちは、武田塾 燕三条校 和田です。本日は、皆様がお通いの「高校」に焦点を当ててみたいと思います。

皆さんは中学3年生(早い方は1,2年生)のときに、「どの高校に進学したいか」ということを考えたと思います。その時に、何を基準に学校選びをしましたか?「制服が好み」とか「家から近い」、「先生が熱心そう」など、人それぞれ様々な基準があると思います。 その中でも、「公立高校」「私立高校」かという点は、とりわけ重要な選択だったのではないでしょうか。

地域によっては、「公立高校が第一志望で、私立高校は第二志望(いわゆる「滑り止め」)である」という考え方が定着していたり、「公立高校は学費が安いが、私立高校は学費が高い」というイメージが、少なからずあると思います。果たして、違いはそれだけでしょうか。

まず、公立高校と私立高校の大きな違いの一つは、「学費」であることは言うまでもありません。 しかし現在は、学校や自治体ごとの奨学金制度の充実によって、私立高校であっても公立高校と変わらない費用で通うことができる場合もあります。そのため、「学費」が両者の最大の違いであるとは言い難くなっているのが現状です。

公立高校と私立高校の違い、それは、入学後に受けられる「カリキュラム」の違いが大きいでしょう。
公立高校は公教育ですから、すべての人に広く多くの内容を学んでもらわなければいけません。
この場合のメリットは、「3年間を通して選択肢を狭めることなく学習ができる」ということです。
高校卒業後の進路をなかなか決めきれない人にとっては、科目を制限することなく授業を受けることができるので、どんな選択をしても対応が可能です。

しかしデメリットは、「既に進路を絞った人にとっては、入試に必要ない科目の授業も受けなくてはならない」ということです。
例えば、3年生に上がる段階で「私立文系学部」への進学を希望し、そのために準備を進めている場合、受験に必要な科目は「英語・国語・社会科」の3科目であることが殆どです。しかし、学校の授業では入試に出題されない「理科・数学」といった科目も受講しなければいけません。
人生を長い目で見れば、どの科目の知識も無駄であることはありません。しかし、「大学受験で結果を出したい」という場合には、その時間を受験勉強に充てたいと考えるかもしれません。

一方私立高校では、主に高校3年生の授業は、自分の選択した進路に合わせた科目を受講できる場合が多くあります。つまり、自分の志望校の入試で出題される科目のみを選択して受講できるのですそのために、1・2年生の段階で、高校内容の授業を全て終わらせる学校もあります。
私立高校を選択した場合のメリットは、このように「進路に合わせた科目選択ができる」という点です。早い学校では2年生の段階で「文系・理系」の選択があり、3年生ではそれに加えて「国公立大志望・私立大等志望」の選択もあります。そしてその志望進路に合わせた科目の受講ができます。
例えば「私立文系」志望であれば、「英語・国語・社会科」中心の時間割になります。学校によっては「英語」の授業が名前を変えて複数コマあったり、「国語」が「古典」「漢文」「現代文」に分かれていたりします。受験科目に無い「数学・理科」といった理系科目は、2年生で履修したのが最後で、3年生では全く触れないという人もいます。
しかしデメリットとして、「早くに進路を確定しなければいけない」という点が挙げられます。早ければ2年生で文理選択をするため、3年生での方向転換が困難な場合もあります。2年生までで高校内容を終わらせる学校であった場合、3年時で方向転換をすると、履修していない科目が発生してしまうからです。従って、「進路をゆっくり決めたい」「将来の目標が定まっていないため、進路を迷っている」という人にとっては、私立高校の進み方は性急だと感じることもあると思います。

またこの他にも、公立高校と私立高校では、「課外活動の多様さ」も違いとして挙げられます。 例えば、国際交流や英会話に力を入れている、希望者は海外の提携校と交換留学制度を受けられるなど、授業以外の活動に力を入れている学校もあります。また、キャリア教育として卒業生や大学関係者を招いて講演を行い、生涯を通してのキャリアを考えさせるような取り組みをしている学校もあります。
こういった活動は公立私立関係無く行われていますが、特に私立高校は、他校との差別化を図るために、とりわけ充実させている傾向にあります。
こういった活動に参加することは、大学の推薦入試制度を使った入試での自己アピールに利用できることもあります。それに、広い視野を養い、様々な価値観に触れる良い機会になると思います。

ここまで公立高校と私立高校の違いに焦点を当ててきましたが、もちろん、共通点もあります。
それは、どちらの学校も「進学実績」=「成果」をあげて、より多くの生徒を獲得しなければいけないということです。 そのために、高校は「国公立大に進学しよう」「〇〇大に進学しよう」と生徒を鼓舞することもあります。
しかし、勧められた通りの大学への進学「のみ」を目標としてしまうと、進学後に「何がしたくてこの大学に入ったんだろう…」と燃え尽きてしまう可能性もあります。ぜひ、「その進路を選択してどんなことを学びたいのか」「どんな人生を送りたいのか」「どんな人物になりたいのか」というように、進路確定後のことも考えて、進路を選んでみて下さい。

さて、この記事が、今まさに中学生でこれから高校選びをするという方の参考になれば幸いです。また、既に高校へ進学している学生の皆さんは、自分とは違う境遇の学生がどの様な学校生活を送っているのか、どんな学生が自分と同じように大学入試を受けるのか、大学入試の勉強に臨む前に、少しのぞき見する気持ちで見て頂ければ幸いです。

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